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サッカーを通じた共生的自立社会

大学のサッカー部に入部を断られて、
3年間、やる気をなくしていたのに、
ブラジルに行って修行したおかげで、
Jリーガーになった林一章さんを先日のブログで紹介した。
http://kasakoblog.exblog.jp/17291702/

しかし彼はJリーガーになれたものの、
活躍できずに引退を余儀なくされた。
彼はその後、社会の先生として高校に3年間勤めていた。
その中で、彼はなぜJリーグで成功できなかったのか気づいた。

「得られた知識をもとに、
自分で考え、判断し、瞬時に行動できなかったからだ」
と彼は分析する。

「プロに入って、コーチや先輩などから、
いろんなことを教わった。
それを私は自分なりに解釈することなく、
なんでもそのまま真に受けてしまった。
教えられた知識を、自分で考え、判断することをしなかった。
だから活躍できなかったのだと思う」

なぜそのことに気づいたのか。
それは社会科を子供たちに教えている時に、
感じたことがあったからだ。

「受験のためにただ年号や地名を覚えるだけでは、
受験に合格できても、社会で生き抜いていく力は身につかない。
暗記した知識をもとに、それをどう今の社会や自分と結びつけて、
自分なりに考え、行動できるかが重要。
そのことを子供たちに教えたいと思った時に、
私がなぜJリーグで活躍できなかったかがわかったのです。
ただコーチや先輩のいうまま、知識だけを暗記して、
それを実戦に活かす知恵に変えられなかったのだと」

知識だけを詰め込まれて、
自分の頭で考える力がなければ、
行動に移す力がなければ、
社会に出て自分と同じように失敗してしまう。

子供たちにそのことを教えたいと思った彼は、
「社会科よりサッカーを通じた方が教えやすい」と考え、
高校教師をやめ、元日本代表選手のサッカー教室のスタッフとして参加。
今は学校でサッカーの顧問などをする傍ら、
JFA(日本サッカー協会)こころのプロジェクト「夢先生」として、
自分の成功・失敗経験をもとに子供に伝えながら、
サッカーを通じた社会力養成に力を入れている。

それを彼はこう呼ぶ。
「共生的自立」と。

「サッカーは団体スポーツ。
仲間と協力してプレイをしなければならず、共生が必要。
でもチームの一人ひとりが個性や能力を持った自立も必要となる。
この共生的自立は、サッカーだけでなく社会に出てもそのまま役立つ。
他人を尊重しながら、集団の中で自分の個を発揮していく。
そういう力をサッカーは養えるスポーツなんです」

共生的自立。
これは私も理想とする個人の有り様だ。
昨日のブログ「脱・個人が犠牲になり組織が優先される社会」で書いたように、
個人を犠牲にして成り立つ組織ではなく、
個人の力を活かす組織社会にならなくてはならない。
まさにその力が必要とされているのがサッカーだ。

またサッカーは、彼が社会に出て必要と感じている、
「自分で考え、判断し、瞬時に行動する」力も養えるという。

「自分がサッカーボールを持った時、
選手にはいろいろな選択肢がある。
誰にパスするのか、ドリブルするのか、
シュートするのか、といったように。
しかもそれを瞬時に判断しなければならない。
サッカーは社会を生きていく上で必要なことが学べる、
最高の場だと思う」

林さんがサッカーを通じてたどり着いた答えである、
「共生的自立」と「自分で考え、判断し、瞬時に行動する力」は、
まさに私もブログで毎日のように訴えていること。

今の日本社会は、共生的自立ならぬ依存的共生があまりに多い。
寄らば大樹の陰で、大企業志向。
自分はやらないけど誰かがやってくれる。
大きな組織にいさえすれば安心・安全だというとんでもない錯覚。
そんな他人依存な人ばかりが集まった組織が、
衰退するのは自明のことだ。
日本も日本企業も。

ネットによる情報社会になり、
今までより個人が情報が取れるようになったにもかかわらず、
逆に情報量が多すぎて、
ある特定の意見に流される人があまりに多い。
自分で情報を咀嚼していない。
ただ受け売りのように知識をひけらかすだけで、
それが知恵になっていない。
だから頭はいいけど行動ができない。
知識はあるのに自分の意見がない、
といったおかしな状況が現出している。

他人依存で情報受け売りな人たちばかりになってしまっているから、
日本がおかしくなっているのではないか。

不安定・不透明な社会で生き抜いていくには、
大きな組織に頼るのではなく、まず自分が自立すること。
自立した個が結集し、自立した個を活かした組織をつくること。
そうなってはじめて社会全体が強くなり活性化する。

林さんはサッカーを通して、私は文章を通して、
同じことを伝えたいと思っている。
それがどんどん広がっていけば、
資本主義が崩壊し、先進国すべてが破綻し、
大きな自然災害が起き、北朝鮮や中国が攻めてきたとしても、
自分たちで生き延びる力を身につけられるだろう。

激動の時代を生き抜くための人生マガジン「かさこマガジン2」に、
反応してくれた人がいっぱいいて、同じような思いを抱いて、
それぞれの得意分野を活かして、がんばっている。

そういう人たちが増えてくれれば、
この2~3年に起こる、
日本、世界含めた激動の時代を生き抜いていけると思います。

かさこマガジン2、まだあるので、
欲しいけどまだメールしてない方は、
遠慮なくメールいただければと思います。
kasakotaka@hotmail.com

林一章動画
http://www.youtube.com/watch?v=JAccw3oALUk

林一章~「I have a dream」転んだら起きろ それでいい~
http://hidemusic.s1.bindsite.jp/link.html

by kasakoblog | 2012-01-31 19:41 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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