震災の教訓を未来に活かす講演や書籍出版を予定
2012年 02月 09日
首都圏の今後の防災や災害シミュレーションに活かせないか。
今、そんなことを考えている。
2/8は佐渡で震度5強、茨城で震度4、震度3。
2/9は宮崎で震度3、伊豆で震度3。
千葉、宮城、福島でも震度2。
全国どこでも地震が多い状況の中で、
1:またどこかで災害が起きた時、どんな支援が助かるのか
2:もしあなたが被災者になったら避難所や仮設でどんな問題が起きるのか
そんなことを教えられるのではないかと思っている。
そのために今、2つのことをしようと考えている。
1つは書籍。
3月に被災地取材をまとめた本を出します。
ほとんどがブログに載せている内容なので、
ブログで読んだ方は目新しい情報はないかもしれない。
ただ今、自分で約10万字あまりの被災地ブログ記事を読み直し、
いろいろ再構成したりしているんだけど、
正直「こんなことがあったのか!」と、
あらためて発見することが結構多い。
これまでオンタイムで被災地記事をブログに上げてきて、
そこには現在進行形としての意義がすごくあった。
だから昨年夏までに取材記事をまとめて、
書籍にしようという話はどうも違うなと思ってしまった。
速報性があるからこそ被災地記事は意味があると。
でもここにきて書籍を出そうと思ったのは、
今後どこかで災害が起きた時に、
ヒントとなることがいっぱいあると感じたから。
これまでネットで被災地記事をアップしていたのは、
被災地のためだったと思うが、
311から1年が過ぎたタイミングで、
書籍としてまとめるのは、
被災地のためというより、被災地以外の人が、
防災意識を高め、災害での対処法を学ぶためのヒント、
という位置付けで考えている。
本を出すだけでなく、私の取材経験をもとに、
講演といったらおおげさだけど、
10数人程度の部屋か会議室を借りて、
写真を交えながら被災地で何が起きたのかを、
みなさんの前で話すような機会をつくりたいと考えている。
(どこか都内で安くていい場所あったら教えてください!)
いろんなところで地震が活発に起きている。
でも多くの人は防災グッズを用意するぐらいで、
もし自分の家が住めなくなったりして、
避難所生活を送るとどんな風になるかとか、
多分イメージできていないと思うんです。
でももしそんなことが起きたとしても、
事前にこんなことが起きると知っていれば、
冷静に対処できたり、厳しい環境の中でも我慢できると思う。
そういうことに役立つ話をしたいなと思っています。
今、勤めている会社の社長が、
私がいろいろ出版活動していることに嫉妬し、
今年1年、本を出すなと私に言った。
バカかと思った。
だから会社を辞めると決め、社長にこう言った。
被災地取材をしたり被災地本を出すことは、
そんなに儲かる仕事ではない。
取材費も時間もかかる。
でも今やらなければならない、
社会的意義のある仕事だと思っている。
それをするなというなら会社を辞める。
311で日本の何が変わったか?
儲けりゃいいって価値観ではなくなったこと。
本当に大切なものを守ること。
目先の利益ではなく長期的な安心・安全を大切にすること。
社会的意義のあることを、ボランティアだけでなく、
持続可能なビジネスとして行うこと。
そういう大きな転換が起きたことに、
未だに気づかない人もいる。
あれだけの震災が起きたにもかかわらず、
未だに変われない人がいる。
私は変わった。
文章を書いたり、写真を撮ったりすることが、
困っている人を助けることができる。
それを痛切に感じたのが昨年の被災地取材だった。
そして今、この取材経験は、
東日本大震災の被災者ではなく、
これから被災者になるかもしれない、
今は平穏に暮らしている人たちが、
そう遠くない未来に被災者になった時に、
役立つ話につながるのではないかと思っている。
一人でも多くの人が今よりも防災意識を持ち、
災害に対する対処法を知り、
他の地域で災害が起きた時に、
ボランティアにかけつける人が多くなれば、
今度何かが起きてもいろんな人が助かる。
結果それは自分が助かる。
2011.3.11の東日本大震災を、
東北地方で起きた他人事と考えるのか、
自分たちにも今後起こるかもしれない自分事と捉えられるのか。
その温度差の違いがいろいろなところで起きていて、
他人事と考えている人が多いと、
今までと同じ過ちを繰り返す人災が今後も起きる可能性が高く、
自分事と考えている人が多いと、
人災をより少なくできる可能性がある。
今年は被災地本が出版したら、
被災地取材体験講演もしていきたいと思っています。
