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就職と恋愛に失敗するのは“スペック”で選ぶから

就職氷河期が続くなか、やっと苦労して就職したにもかかわらず、
新卒で就職した約57万人のうち、
入社3年以内に会社を辞める人は約20万人にものぼることが、
文部科学省の調査でわかった。

厳しい就職戦線で新卒約20万人が就職できない状況で、
やっと手に入れた内定・入社にもかかわらず、
3年も満たずに約20万人もの人が辞めてしまう現状。
異常というほかない。

先日、就活生と話す機会があったが、
何十社も受けているにもかかわらず、
なかなか思うようにいっていないようだ。
いろいろ話を聞いていたところ、
気づいたことがあった。
名の通った大企業ばかりを受けているのだ。

そこで私はこんなアドバイスをした。
大企業だけでなく中小企業も受けたらどうか。
今や東電やJALといった大企業に入っても、
一寸先は闇になる可能性がある。
中小企業は大変だがいい企業もあるし、
何より自分に実力がつくと。

就活生はそれを聞いてこんな風に答えた。
「やっぱりどこかで有名なところでないと、
と思っていたのかもしれません」

会社選びは恋愛に似ている。
新卒の就職活動が失敗する大きな原因は、
会社と自分との相性ではなく、
スペックやブランドで選ぶことだ。

その企業は上場しているか否か。
CMをやっているような名の通った企業か。
従業員数が何千人以上いるかどうか。
初任給は何万円以上あるかどうか。
などなど。

でもそれって恋愛にたとえると、
年収や背の高さや学歴で相手を選ぶようなもの。
どんなに高収入でどんなに背が高く、
高学歴であったとしても、
自分と相性が合わず、無理に付き合っても、
早期に別れるのは目に見えていることだ。

恋愛だとそんなアホな選び方はしないが、
(一部にはまだいるかもしれないが)
会社選びとなると相性を無視して、
完全スペック重視になってしまう。
だから就職活動に苦労するのだろうし、
せっかく就職しても合わずにすぐ辞めてしまう。

だから私はこんなアドバイスをした。
「あなたを面接で落とすような会社は、
相性が悪かったということだから、
落とされてよかったと思えばいい。
相性が悪い相手と無理やり付き合ってもうまくはいかない。
だからスペックやブランドで企業を選ぶのではなく、
自分と相性がいい会社を選べばいい。
そのためには大企業、中小企業問わず、
業種や業界を絞ったりせず、
いろんな会社を受けてみることだ」と。

新卒の就職活動で失敗するのは、
言ってみてば合コンで医者しか狙ってなくて、
ひたすら医者との合コンにしかいかず、
いつまでたってもいい相手が見つからないと嘆いた挙句、
その中から誰でもいいから早く相手を決めなければと、
妥協して変な相手と無理やり付き合って、
まんまと失敗するというのと似ている。

就職も恋愛も人生にとって大きなパートナーとなるのだから、
スペックやブランドだけで選んでも絶対にうまくいかない。
相性がいい相手を探さないと。
そのためには自分の思い込みを捨てて、
選択肢や可能性を広げて、
いろんな人と会ってみなければわからない。

そしてどんなに自分が相手のことを好きだったとしても、
相手からノーを突きつけられたら、
相性が悪かった、縁がなかったと、
さっさとあきらめて別の可能性を探ればいい。
片思いにいつまでも引っ張られて、
無理やり相手と付き合おうと願うのは、
言ってみればストーカーだ。
相手が望んでいないのなら、
そんな相手とはさっさと縁を切り、
新たな素晴らしい可能性にかければいい。

就職をスペックやブランドで選ばないようになれば、
就職氷河期にもかかわらず、
やっと就職したのに20万人もの人が、
3年以内に会社を辞めるということはなくなるんじゃないかと思う。

もちろん採用側もアホみたいに、
学生のスペックばかりで選んでいることも、
ミスマッチの要因の1つだけど、
それよりも何よりも学生側のスペック志向が、
ミスマッチを増やしているように思う。

就職も恋愛も同じ。
スペックで選ぶのではなく相性で選びたい。

by kasakoblog | 2012-03-24 23:22 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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