70の敵がいてもいい。30の味方がいれば~宮崎の門川町にいます!
2012年 04月 16日

なぜそんな町に来ているのか。
昨年7月、福島県南相馬市の被災地取材で、
原町二中の避難所に泊まった時のこと。
そこにボランティアとして来ていた、
宮崎県門川町の出口さんと道前さんと仲良くなった。
7月に別れる際「宮崎の門川町にも遊びにきてください!」
といわれていつか行きたいと思っていたところ、
偶然この町の近くの高千穂で講演依頼があったため、
ついでに寄ろうと考え、門川町の出口さん宅に泊めていただいてます。
門川町というとこの辺ではガラがあまりよろしくなり、
荒くれ者の漁師町だという。
出口さんと道前さんはメディア嫌いで、
7月の時にもテレビの取材など露骨に断っていた。
そんな彼らがなぜか私には心開いてくれて、
取材にも応じてくれて本にも掲載許可してくれた。
なぜだろうと思っていたが、
今日、出口さんがこんな話をしてくれた。
「かさこさんはよ、おいどんと同じにおい感じたから、
受け入れることにしたんよ。
おれもそうだけど、相当な変わりもんじゃろ(笑)。
でも変わりもんっていうのは自分に正直な人間だと思う。
多くの人はよ、人から嫌われたくないから、敵をつくらんようにする。
でもおいどんは違う。
変わりもんといわれようが、自分の信念を貫く。
それで100人いるうちの70人が敵になったっていい。
30人の変わりもんの味方がいた方が、
70人の敵なんかには簡単に勝てるじゃろ。
そういう生き方している人じゃないと、
おれはそりがあわんのよ」
会ったには今日で二度目。
しかし出口さんが感じた、
私に対する同じにおいはその通り。
間違いなく同じ“人種”だ。
3月に発売した「検証・新ボランティア元年」で、
門川町の出口さんと道前さんを取り上げたので本を送っていた。
今日、会うなり、「ようあんた見てるね!」と褒めていただいた。
「福島に行った時よ、絆とかいいおるボランティアとかに、
内心むかむかしてったんよ。
それをかさこさんははっきり書いてくれててよ、
その通りと思ったわけよ。
おいらは被災者の人と何度も接しているからよ、
『自分はいいことした』みたいな、
自己満足のボランティアかぶれで、
自立支援じゃない人たちを正直どうかと思っていたから、
やっぱりかさこさんはおいらと同じ思いだったんだって」
そんなわけで今日会うのは二度目だというのに、
出口さん宅に泊めていただき、
道前さんも呼んでずっと飲んでました。
「70の敵をつくっても意識の高い30の味方がいた方が強い」
という出口さんの言葉に大いに励まされながら、
いろんな話をしてました。
「だいたいおいらを批判する70の輩はよ、
口ばっか達者で行動せんのよ。
そんな奴らはあてにならん」
私の文章は賛否両論ある。
でもそれはそれでいい。
気に入らない奴は、わからない奴は、
とっとと消えてくれていい。
私は私の思った通りの信念を貫く。
それに共感してくれる人と、
一緒に日本を変える活動ができればいい。
私を批判する人の多くは、
・今までの価値観に捉われた変わりたくない人
・多くの人に迎合してはっきり物を言うことをきらう日和主義者
・自分で行動しないくせに“正論”を振りかざす頭でっかちな人
といったタイプが多い。
そんな輩はこの大変な時代には生き残っていけないし、
そんな輩はこれからの時代に求められていない。
私は私のやり方で意識の高い人を集めて、変革を進めたい。
そんな人が高千穂にも門川町にもいる。
かさこマガジンの郵送先を見ても、全国に点在している。
そういう人たちといろんな場所でお会いし、
“変わりもの”の精鋭ネットワークを作り、
変わりたくない人たちのせいで、
沈没、全滅まっしぐらの日本を、
立て直していきたいと思います。
・宮崎県門川町チームを取り上げた「検証・新ボランティア元年」