インド2日目にして完全ノックアウト負け!
2012年 04月 28日

デリーから約500㎞離れた砂漠地帯、
ラジャスターン地方のジョードプルにいます!
デリーから飛行機で1時間。
13時過ぎに到着すると35度を超える猛暑。
4月、5月はインドは酷暑の季節なんです。

ブルーシティーと呼ばれる町で、青色の建物が多いのが特徴。

ホテルは「booking com」にジョードプルがなく、
「地球の歩き方インド」に載っていた、
よさそうなところをチョイス。
窓際にスペースがあるのと、屋上レストランからの展望が最高。
1泊1500ルピー(約2500円)とそこそこの値段ですが、
ロケーションも旧市街中心部に近く、
部屋も素敵なのでここに泊まることに。

今日は残り半日なので宮殿や砦見学はせず、
街並みをぶらぶらするだけ。


クーラーもなく、埃まみれで、
牛が行き交い、そこら中、糞だらけ、
ハエもいっぱい、大地がごみ箱、
そんな環境の中、炎天下の中、
路上にあらゆるものが売っているマーケットが広がる。
インド人のエネルギーすさまじい。



町を2~3時間歩いただけで、
何人の人から呼び止められて、
「写真を撮ってくれ!」とせがまれたことだろう!
はじめは楽しいんだけど、
毎回のごとく声をかけられると、
だんだんと人疲れしてくる(笑)。






チャイ(ミルクティー)を飲んで休憩した後、
バザールのある方ではなく、
住宅街の路地をぶらぶら歩いていると、
こちらは元気ながきんちょがすごかった!

何枚も撮ってくれ撮ってくれとせがまれ、
次から次へと友達を呼んで来たり、
もうそれはもう大変なことに(笑)。







でもインド人のしつこさといったら半端ない(笑)。
「もうこれで写真は終わり!」
とホテルに帰ろうとするとまた新手の子供集団が(笑)。



インドのすごさを私はすっかり忘れていた。
それは人疲れだった。
好奇心旺盛、人見知りしない。
自分の意見をどこまでも通す。遠慮はしない。
人との距離が近い。話好き。空気は読まない。
とにかくもう大変、もみくちゃ、
もう参りました!と降参して、ホテルに帰ってきた。



この人たちはクーラーもないのに、
炎天下で不衛生な中、生活しているのに、
このバイタリティとエネルギーのすさまじさ。
それは子供も大人も同じ。
そう、このバイタリティが日本にはまったくない。
型にはまってお行儀よく、空気を読んで、
でしゃばりすぎないようにして、
出る杭がいたらみんなで徹底的に無言で陰で叩き潰す。
そういうのとはインドは対極的というか、
とにかく人が多いから、みんな必死でアピールして生きている。
このうざったいぐらいのエネルギーに、
私は完全に完敗し、そしてうらやましいとも思ったりもして、
このぐらいのエネルギーをもたなくちゃっと思う。
そういえば福島原発20キロ圏内に何度も入っている人が、
「すごいんですよ!牛が道路を歩いてるんですよ!」
といっていたが、その時、私はふと、
「インドではそれが普通で、牛だけじゃなく野良犬も野猿も、
ありとあらゆる動物が道路を歩いている」なんて思ったりもした。
インドはすごい人です。
インドはすさまじい環境です。
苛烈なインドにいると、
日本人としての自分の甘ったるさを痛感させられる。
そんなわけで2日目にして早くもインド人に、
完全に押され気味ですが、
でも私が望んだ旅ができていてとっても楽しいです。

この記事もホテルの屋上レストランで、チャイを飲みながら、
岩山にそびえたつライトアップされた砦を見ながら書いてます。
こんな旅がずっとしたかった。
2日目にして早くも、
インド人にお腹一杯という感じではありますが(笑)、
まだまだ旅行は10日以上あり、
このジョードプル以外、この先どこにいくか、
はっきりと予定は決めていないのですが、
インドをたっぷり満喫していきたいと思います。
おかげでネット環境は良好なので、
インド人のすさまじさの一端を、
写真と文章から感じていただければうれしいです。