世界のトップは財政再建と経済成長の両立なんて言ってる・・・世界経済崩壊のカウントダウン

ギリシャがユーロを離脱するのではないか。
もう3年ぐらいずっと引きずっている欧州債務危機。
また最近にわかに情勢があやしくなり、
日経平均株価は8600円台にまで落ち込んだ。

欧州危機を回避するため、
この世界を動かしているトップたちが集まったG8首脳会議では、
財政再建だけでなく経済成長の両立とか言い出した。

こいつら、ダメだ・・・。
こんなこと言っている連中が世界のトップだなんて。
もはや現在の経済システムは崩壊する運命にあるのかもしれない、
と思えてきた。

そんな大げさなと思うかもしれないが、
たまたま今日送られてきた本田健氏のメールマガジンには、
「2012年 金融システム崩壊後の時代を、
幸せに軽やかに生き抜く8つの秘訣」との講演の案内が。

そのメルマガには、
・ギリシャのユーロ離脱をきっかけに、
欧米の金融破綻が起こり、世界経済システムの崩壊が起こる

・その後は新しい通貨システム、
(例えばフェイスブックの「いいね!」の有料版のようなもの)

と書かれていた。

ああやっぱり見る人が見れば、
当たり前の話だけどそういう結論になるよね、
と自分の考えが間違っていないことを再認識した。

本田健氏はさておき、
なぜ財政再建と経済成長の両立がおかしいのか。
それは財政が悪化した理由が、
無駄な経済成長=景気対策政策を行い続けていたからだ。

ギリシャもそう、ヨーロッパもそう、
アメリカもそう、日本もそう。
なぜ先進国は借金まみれになったのか。
それはちょっと景気が悪くなる度に、
「景気対策をしろ!」「経済成長戦略を立てろ!」
と国民がわめき、そのために税金使って、
さまざまな景気対策、経済成長戦略を行ってきたから。

その対策が有効に機能すれば、
税金使ってもその分、景気が良くなって、
税収が増えてその対策費用を回収できるはずだが、
そうはならなかった。
だから借金だけがどんどんかさみ、
財政が悪化していき、
本来、公共が行うべき、
社会保障や教育分野が削られるという、
本末転倒なことが起こっているわけです。

なぜ先進国の経済成長戦略がうまくいかないのか。
言ってみれば70歳の病弱な老人(先進国)に、
元気がなくなったから(景気が悪くなったから)、
元気にさせなければいけないと、
税金使って大金はたいて、“麻薬”を買って、
無理やり飲ませるようなものだからだ。

それによって一時的に元気になるかもしれないが、
根本的な解決には何もなっていない。
だからまた元気がなくなる。
すると国民から借金して“麻薬”を買う。
一時的に元気になるがまたダメになる。
また借金して買う。
その繰り返し。

いつしか“麻薬”なしでは生きていけない体質になり、
借金だけがかさんで、ちっとも元気にならないどころか、
依存体質で何もできなくなるという、ひどい状態になってしまう。

それが今の先進国債務危機の本質。
でももういい加減、借金はこれ以上できなくなった。
返せるメドがないからだ。
だから辛いかもしれないけど、
もう“麻薬”=景気対策はしない。
依存体質から脱却して、
大きな成長はないかもしれないが、
残りの余生を平穏に暮らす方法に転換し、
貴重な税金は“死にそうな老人”に使うのではなく、
これからの時代を担う“子供”に使えるようにしよう、
というのが財政再建重視路線だ。

だから痛みを伴う。
景気対策の恩恵を受けてきた連中は大反対する。
今、“麻薬”がなくなったら死んでしまう。
それで自分たちが少しでも生きながらえるために、
「財政再建と経済成長の両立」なんていわせて、
また借金して“麻薬”を買おうとしているわけだ。

結果どうなるか。
一時的に危機は回避できても、
その借金のツケは若い世代に回される。
それで社会保障は減るは、年金は減るは、
挙句の果てに消費税増税するはで、
若い世代に負担を強いる。
これが今、世界のトップたちが言っている、
「財政再建と経済成長の両立」政策でしょう。

ちなみにギリシャなんて2004年にオリンピック開催した国ですよ。
バカな都知事が大金はたいて、
選ばれもしない五輪開催地に立候補し、
オリンピックやれば経済の活性化になるなんて、
未だに思っていて、そんなアホな知事が再選されてしまう。
でもオリンピックだって“麻薬”に過ぎない。
2004年にオリンピック開催した国が、
その5年後には財政破綻するかもしれないという、
危機に追い込まれている現状を見れば、
先進国で開催する五輪が、
一時的なカンフル剤になっても、
長期的な経済成長につながらないことは明らかなわけです。

でも国民にとっても企業にとっても、
身を削って借金を減らすのはイヤだ。
それならエコポイントとかエコでもなんでもない、
詐欺政策を考案して、
今の自分に恩恵があるよう、
税金ばらまいてくれた方がうれしいわけです。
それで国民や企業が、
「財政再建だけでなく景気対策もやれ!」
「経済成長戦略も作れ!」とわめくから、
政治家もそれに従うわけです。

結果どうなったかといえば、
借金まみれでにっちもさっちもいかなくなった、
先進国債務危機が起きているという状況なんです。

でももういくらなんでももたない。
ここらで経済システムを一度チャラにし、
抜本的に一から作り直さないと、
若い世代ほど損をすることになる。
だからギリシャのユーロ離脱がきっかけで、
現経済システムが崩壊することは、
短期的にはものすごいマイナスだが、
長期的にはものすごいプラス材料。

いつまでも死を先延ばしにするより、
ここで一度リセットし、
早めに蘇生できる体制にまい進した方がいい。

しかし国民も企業も政治家も、
今、痛みを伴うことをしたくないから、
経済成長の両立なんて、
また同じ失敗を繰り返そうとしている。

どんどん借金という雪だるまは大きくなる。
いつか耐えられなくなる日は近い。
逆に早く耐えられないとあきらめ、
新たな経済社会を作らないと、
ほんと大変な混乱時代になってしまうと思う。

・そんな時代に生き抜くヒント
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「2022―これから10年、活躍できる人の条件」神田昌典著

by kasakoblog | 2012-05-20 23:31 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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