休日、深夜働いても苦にならない理由~サラリーマンと自営の違い
2012年 06月 13日
サラリーマンだとそうした労働は「サービス」になりかねないから。
自営なら休日、深夜働こうが、
不愉快極まりない、実に効率の悪い、
朝の通勤ラッシュに会社に行く必要はないから。
平日の昼間でも私用もできるし遊べるから。
サラリーマンは平日定時の間は拘束されているから、
それ以外にプラスアルファで、
貴重な休む時間を奪われたという感覚になるから、
休日、深夜働くことになると苦になる。
7年勤めた編集プロダクションを2月に辞め、
完全フリーランスになってから4ヵ月。
3月、4月、5月は忙しかったものの、
ほとんどお金になる仕事は少なく、
でもいろいろと個人の活動やらで忙しく、
インドに旅行に行ったりもしてきて、
あまり仕事をしていなかったが、
5月に私の会社案内ともいうべき「かさこマガジン2」を、
仕事先になりそうな企業にいろいろ送った甲斐があり、
6月からようやくぼちぼち、
フリーランスとしての仕事が入るようになった。
結構、土日取材があったり、夜遅くの取材があった。
同じ取材仕事でもこれが会社勤め時代だったら、
ものすごくイヤだったと思う。
なぜなら残業代も休日手当てもあるわけじゃないから、
その分、仕事が増えるだけだし、
拘束時間も長くなり、
自分の時間が少なくなってしまう。
代休なんかとれるわけもないし。
もちろん仕事をすればその分、
仕事上の力はつくわけだけど、
拘束時間は長くなり、でも給料にも反映されないのなら、
イヤだと思うのが普通だろう。
でも今、フリーランスになって、
ぜんぜん気にならない。
休日だろうが深夜だろうが、
仕事入っても苦にならない。
あれ、なんでそう思うんだろうって考えてみたら、
休日、深夜働いても、
労働意欲をそぎ、
本も読めずに貴重な時間を無駄遣いするだけの、
あの通勤ラッシュに突っ込まなくていいから。
その分、遅くまで寝ることもできるし、
もしくは早く起きても家で仕事できるし、
平日の昼間、遊んだり、私用を済ませることができるから、
別に休日、深夜に仕事が入っても、なんとも思わないのだ。
そして何よりフリーは働いたら働いただけ、
それは自分の給料になるからモチベーションがぜんぜん違う。
会社みたいに、いくら働こうが、
仕事量が他の人より多かろうが、
それが正当に自分のギャラ増加にはならない。
お金は増えないのに拘束時間ばかり増え、
挙句の果てにやって当然、公平な評価をされなければ、
サラリーマンが労働意欲をなくし、
腐っていくのは当然の帰結といえる。
フリーランスがばら色なわけではない。
サラリーマンなんかより大変なことも多い。
でも時間が自由に使えるというのは何よりもありがたい。
自分で時間管理してやりくりすればいいし、
今日なんかも平日昼間、床屋にいったらガラガラで、
サラリーマン時代と違って、
夜とか休日とかに混んでいる時間帯にしか行けず、
無駄な待ち時間を使うということもなくなる。
時間だけでなく精神衛生上いい。
私は今、自分がしている作業で集中力がなくなると、
こう自分に言い聞かせている。
「やることの総量は変わらない」。
締め切りは各々あるので優先順位はあるけれど、
例えば平日遊んで休日仕事したっていいわけだ。
もちろん店とかに勤めていて、
営業時間内にいることが仕事という人は、
そのようなことは無理だろうけど、
ネットもケータイもスマホもある時代。
かなりの職種で、時間の柔軟性と、
会社にわざわざ出社しなくてもいいという、
場所の柔軟性を認めたって十分機能するのではないか。
フリーランスがいいわけではないが、
だからといって会社に来ていさえすれば、
さぼっていても給料がもらえたり、
お金ももらえないのにサービス残業させらたり、
労働生産性を劣化させるだけの、
何が何でも通勤ラッシュ出社拘束とか、
今は組織の束縛があまりにも強すぎる。
それでも昔みたいに高度成長していて、
拘束時間は多いけど、
どんどん昇進して昇給するなら、
それで大いに満足できるけど、
今の時代はそうではなくなった。
成長もしていないのに会社の縛りだけは一丁前という、
そのアンバランスな慣習が、
日本経済に閉塞感を漂わせ、活性化を阻害しているのではないか。
完全なフリーランスでもなく、
今までのような会社の束縛ばかりを優先する組織ではなく、
そのちょうど中間のような形態で、
個人と組織がうまく融合して事業を行っているところがある。
東京R不動産というところだ。
今までの組織束縛型の働き方に疑問を感じ、
でもフリーになるとそれはそれで不便なので、
フリーエージェントな関係で、
個人同士が連携しながら1つの事業を進めるという、
今までにない形態だ。
でもきっと今後は東京R不動産のような形に、
個人と組織の関係が変わってくるのではないか。
そうなれば、個人は組織には属してはいるものの、
フリーに近い形態だから、
休日や深夜に働くことになっても、イヤな気がしない。
その分、報酬が増えるし、
時間は自由に自分で決められるから。
逆にそうなることで、
今までとは違って労働生産性が向上し、
斬新なアイデアが出てきたり、
ワークライフバランスがとりやすくなって、
崩壊した家族扶助、地域扶助が回復し、
税金頼みの社会保障から脱却できるのはないか。
アホみたいに通勤ラッシュに突っ込まないから、
病気になったりする人も減るかもしれない。
意味のない移動が減り、
わざわざオフィスがある必要性もないから、
社会的に大幅な節電になるかもしれない。
資源の浪費を少なくすることができるかもしれない。
そんなフリーエージェント社会になれるインフラはそろっている。
あとは今まで会社に依存していた人材が、
抵抗勢力となって既得権益を守ろうとして、
こうした新しい動きをジャマしなければ、
徐々にそういう形態に移行していくのではないか。
それは個人だけでなく会社にとってもいいことになる。
会社からすれば人件費と事務所費という、
二大固定費が削減でき、身軽になれるのだから。
フリーエージェント社会の到来に備えて、
個人は楽しくもなるけど、
きちんと個人の力を磨いていかなくてはならないだろう。
・書籍「だから僕らはこの働き方を選んだ」(東京R不動産)
・書籍「フリーエージェント社会の到来~「雇われない生き方」は何を変えるか」
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