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なぜ日本人はいつまでたっても外国語を話せないのか

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・理由1:使う場面がないのに「とりあえず」勉強するから。
普段、使わなければ、どんなに勉強しても話せない。

・理由2:生きた会話を勉強せず、会話ではあり得ないような、
お勉強お勉強した非現実的なくそ丁寧な文章を覚えようとするから。

グローバルな時代になったから、
英語ぐらい話せて当然と言われ続けている。
そうした時代を見据えて、日本人同士でも、
社内で英語を使えという、
とんでもないおかしな会社まで出てきた。
でもいつまでたっても英語が流暢に話せる日本人はそう多くない。
思うに必要性がないからだ。

私はしょっちゅう海外旅行に行っている。
取材で行くこともある。
このため「かさこさんはさぞ英語を話せるのでしょう?」とよく聞かれる。
その質問の背景には、英語が堪能でないと、
個人で海外旅行に行けないのではないかという思い込みもあるようだ。
「旅行に必要な単語ぐらいしかわからず、ほとんど話せない」
と答えても、謙遜だと受け取られることが多く、
なかなか真に受けてくれない。

先日の北京旅行で、海外旅行をしたのは46回目、
合計滞在日数は約480日となった。
留学はないが、37年間生きてきた中で、
1年以上は海外にいたことになる。

だから英語を話せて当然ではないかと思い込まれるのだが、
まずそもそも46回のうち英語が通じない国も多い。
例えば中国。
オリンピックもあり、経済成長も遂げ、
中国人も英語を話せるようになったかと思うかもしれないが、
私が先日、北京に行った限りでは、ほとんど英語は通じなかった。

英語が通じたのは、ネット予約したホテルのスタッフの一部。
(英語を話せないスタッフもいた)
外資系のカフェチェーン店。観光客相手の三輪車ぐらい。
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商店、レストラン、タクシー、地下鉄、駅、観光地の切符売り場など、
その多くが英語はまったく通じず、
そのほとんどのやりとりは中国語だ。
英語がほとんど通じない中国に、
海外46回中14回費やしているわけだから、
海外に何度も行っている=
英語を話せるわけではないとわかるだろう。

じゃあ中国語を話せるのか。話せるわけがない。
大学の第二外国語も中国語ではなかったし。
でも旅行に必要な中国語は話せるし、ある程度聞き取れる。
だからそんなに支障なく旅行できる。
必要な単語だけを覚えれば旅行では十分だ。

日本の旅行会話本の多くがそうなのだが、
旅行会話ではあり得ないバカ丁寧な会話例を載せていることだ。

例えばタクシーで駅に行きたい時に、
旅行ガイドブックにはなんと書いてあるかというと、

我要去火車站
ウォーヤオチューフォーチャージャン

と書かれている。
ろくに中国語を知らない日本人が、
いきなりこんな長ったらしい文章を覚えられるわけがない。

というか覚える必要はまったくない。
「我要去=ウォーヤオチュー」はいらない。
「駅=火車站=フォーチャージャン」だけ覚えておけばいい。
タクシーに乗った時に「火車站」といえば、
駅に行ってくれる。
ステーションといってもまず通じないが、
中国語で駅という単語だけを覚えておけば十分なのだ。
これは中国語に限った話ではなく、英語だろうが他の言語でも同じこと。
英語なら、単語+プリーズで通じる。

例えば日本でタクシーに乗った時、
運転手に「私は駅に行きたいと思っています」というだろうか?
居酒屋に行って「私はビールを1杯お願いしたいと思います」というだろうか?
「東京駅」「ビール」
というぐらいしか言わないのではないか。

例えばラーメン屋に行って注文する時、
「ラーメンと餃子」といったように、
単語を並べるだけが普通だろうが、
日本で「私はラーメンを1杯、餃子を1皿、頼みたいと思います」
なんていったら、店員にいぶかしがられるだろう。
ところが外国語になるとそう言おうとするから不思議。
「ラーメン」「餃子」だけ単語を覚えればいいのだ。

会話の場合は日本だってちゃんとした文章を使うことはまれで、
単語でやりとりしている場合が多い。

この点が日本人の間違った外国語習得意識の一つだ。
旅行に必要な会話ができる程度のことなら、
ちゃんとした文章なんかを勉強する必要はまったくない。
無駄な文章を丸暗記するのも大変だし、
丸暗記できたところで、語学が堪能だと思われて、
早口で何かいろいろ話されても、
何を言っているかわからなくなるだけだ。
そんなことよりも、
できるだけよく使う単語を覚えておいた方がはるかにいい。

私なんか随分前に中国に行った時、
ある外国人と話していた時に、
「ベイジン」という言葉が「北京=ペキン」を表す言葉と知らず、
まったく会話ができなくなってしまったことがある。
文章や文法なんかより生きた単語をより多く覚えることが、
意思疎通には欠かせない。

また日本人の悪い癖は一生懸命、
つたない覚えたての言葉だけで通じさせようとすることだ。
普段、日本人同士のコミュニケーションでもそうだけど、
言葉だけじゃなくゼスチャーとか表情とか、
シチュエーションとかそういうもので、
相手に意思を伝えたりしている。
外国人とコミュニケーションするならなおのこと、
できない語学で懸命に伝えようとするのではなく、
身振り手振りや筆談や絵や表情で伝える方法を探るべきだ。

どうも日本の語学教育があまりにもくそなために、
というかあまりにもお勉強お勉強しすぎるために、
その延長線上で外国人との会話を考え、
きちんとした文章で話そうとするからおかしなことになる。
日本人同士の会話だってちゃんとした文章にはなっていない。
会話とはそもそもそういうものだ。
意図を伝えることが重要であって、
文法通りに話す必要なんかない。

とはいえこれから語学ができるかできないか、
特に英語と中国語ができるかできないかで、
ビジネスの幅は相当違ってくる。
今日、お台場に行ったら中国語の看板だらけで、
中国人観光客がわんさかいた。
秋葉原のヨドバシカメラなんかに行くと、
中国語対応できるスタッフがちゃんといる。
ネットビジネスだってそう。
別に日本人相手に商売する必要なんかなく、
ネットなんだから英語や中国語にして、
外国人相手の商売も簡単にできるわけだ。

何に使うかわからないのに、
とりあえず語学を勉強しようと思うから、
どれだけ勉強しても話せない。
まずはどんな場面で語学を使えるようになりたいのか、
それによって覚えるべき単語も話し方も違ってくる。

そして簡単な会話をしたい程度なら、
ろくでもない語学本や会話本で勉強しないことだ。
必要な単語をできるだけ覚えておけばいい。
もしくはリストにして書いておけばいい。
それで十分だ。

会話は受験勉強ではない。
会話は言葉だけでなく、
他にも意思を伝える手段はいくらでもある。
そういうことをしっかり踏まえて、
何の語学をどう学ぶかを考えないと、
はっきりいって時間と金の無駄だと思う。

何よりも本当に差し迫った必要性があれば、
誰だってすぐに話せるようになる。
根本的に話す場面がないのに勉強しようとしても、
語学は使わない限りどんどん忘れていくだけだと思う。

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by kasakoblog | 2012-07-26 22:40 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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