無能な政治家ほどナショナリズムを煽って人気とり
2012年 08月 16日
外に仮想敵国を作って、あの国はひどいとわめきちらし、
勇ましい発言をして、力強い政治家であることをアピールし、
国民の目を内から外にそらすのは、
古来より常套手段となっている。
日本、韓国、中国。
どこの国の政治家も内政に無能・無策ゆえ、
領土問題を故意に取り上げ、
わあわあ騒ぐことで、メディアの注目をそこに集中させ、
それによってまんまとその作戦に騙された、
一部の視野の狭い国民たちがそれを熱狂的に支持し、
いつしかその支持に応えないと人気がなくなってしまうため、
より過激な発言、過激な行動に突っ走らざるを得なくなった政治家が、
戦争をおっぱじめた結果、
多くの尊い国民の命が犠牲になり、多くの町が破壊され、
多大な国民の屍の上に、
ボロ儲けする軍事産業と、人気を担保された政治家だけが喜び、
国を破滅させるのが、
これまで起きた戦争の教訓ではないだろうか。
韓国の李明博大統領による竹島に上陸した。
外務省北東アジア課の資料によると、
「任期残り1年をきった李明博政権は、
急激な物価上昇による庶民生活への圧迫、
所得格差の広がり、雇用低迷等により、
昨年5月以降支持率が下落傾向にある」のだそうだ。
日本では原発推進派の石原都知事。
五輪誘致に失敗してもまだ懲りず、
新銀行東京の大失敗で、
都の貴重な税金を無駄にしていることなど、
あまり取り上げられないが、
対中国、対韓国に対して勇ましい発言をすれば、
人気がとれると思っているのか、
「野田首相は自分で尖閣諸島に行ったらいい。
首相がこの段階になって行かないというのは怠慢だと思う」
と述べている。
だったらあんたが都知事をやめて、
自費で尖閣諸島を購入し、
そこで一生、竹やり持って日の丸掲げて、
住んでりゃいいじゃないか。
中国ではチベット問題やウイグル問題など、
そもそも内部に「少数」民族問題を抱え、
ただでさえ国がまとまるのにあやうい状況がある。
さらに先日の大雨被害などがあると、
政府のことを鵜呑みにし、
自然災害だから仕方がないといった、
政府に優しい日本人とは違い、
国の管理責任を厳しく問い、
反乱にまでなりかねないほど、
何かあれば政府や自治体にたてつく国民性の中国では、
そんな国民の目をそらすために、
度々、不自然な煽られた反日デモが起こる。
中国国内の政治家にしてみれば、
国内の不満を解消する手立ては、
反日を煽るのが一番。
それによってさまざまな国内問題からは目をそらさせ、
日本はひどい、日本は悪いといっていれば、
国民はまとまると思っているのだ。
このようにして外交問題というのは、
得てして国内問題の不満のはけ口に利用される。
世界恐慌を機に世界が第二次世界大戦へと突入し、
日本も戦争にまい進したのも、
国内矛盾を解決できず、
国内不満のはけ口を外に求めたからだろう。
敵国作って敵を批判していれば、国民は洗脳しやすい。
国民をコントロールするのに最も都合のいいのは、
政府以外の敵を作ること。
政治家にとってこれほどラクな人気取りの手段はない。
無能な政治家の常套手段にのせられて、
過激な発言を国民が支持すればするほど、
後戻りできない戦争へと突入する可能性がある。
それで戦争で死ぬのは国民であり、
こうした政治家は戦地にも出ず、
のうのうとあれこれ指図するだけだ。
日本を外国から守るという意味では、
安易に米軍基地を沖縄から移転してしまえなどと、
楽観的なことを言っている場合ではないと思うが、
かといって日本、韓国、中国の内政無能な政治家による、
パフォーマンスにのせられてはならないと思う。
そんなことをしても犠牲にあうのは国民だけ。
経済的には近年さらに密接に関わりあうようになっている東アジア。
国籍とか国境とかそんなものがナンセンスになる、
時代に向かっている最中、
無能だけどパフォーマンス力のある政治家に惑わされてはならないと思う。
ただナショナリズムにしがみつく国民がいるのは、いじめ問題と同じ。
誰か一人ターゲットを決めて、そいつを攻撃していさえいれば、
自分には攻撃は及ばないと思っている。
だから誰か敵をまつりあげなくてはならないのだろう。
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