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北京でまんまと騙されてしまった話~海外旅行の鉄則は相手から話しかけてくる人は基本無視

お盆休みで成田空港は帰国ラッシュ。
土曜日だけで5万人もの帰国者がいたという。
もう当たり前すぎてメディアは騒がなくなったが、
1ドル=70円台がずっと続いている超円高。
ユーロ円も90円台で、海外旅行者にとってはうれしい環境が続いている。

「かさこさんは海外に行って危険な目にあったりしないのですか?」
とよく聞かれるが、ふっかけられたり、
ぼったくられたりといったことはあるが、
身の危険を感じるほどのことは今までにあまり記憶はない。
韓国の犬市場や風俗街で写真を撮ろうとして、
こわいおっさんに絡まれそうになったり、
フランスのパリの街中で写真を撮っていて、
たまた道端にいた気色悪いおばさんが売春婦だったのか、
「私を撮っただろう!」と絡まれたことはあるが、
幸いにして危険な目にはあわなかった。

でも海外ガイドブック「地球の歩き方」を見ると、
結構大変なトラブルにあっている読者投稿の声も多くて、
ああいうのを読んでいると、海外ってものすごく危険、
というイメージを持ってしまいがちだが、
日本人の平和ボケした感覚を持たずに行けば、
トラブルにはあわずに旅行を終えることが多い。

海外旅行でのトラブル回避の大原則は、
相手から話しかけた人は基本無視することである。

基本的に観光客、特に日本人は狙われやすい。
観光地を歩いていれば絶好のカモなわけで、
そのカモを狙って犯罪者は親しげに話しかけてくる。

考えてみればわかるけど、
日本の観光地で私たちが外国人観光客に話しかけることはあるだろうか?
基本的にはないはずだ。
だって普通の人は外国人観光客に用はない。
話しかけるのは観光客向け商売をしている人か、
観光客を騙して儲けようとする犯罪者のどちらかだ。

そう考えると海外で相手から話しかけてくる人は要注意。
タクシーだって旅行会社だって、
必要だったら自分から出向いて手続きすればいいわけで、
相手からガイドやタクシーやツアー案内を誘われ、
まんまとそれにのせられついていってしまう方がバカなのだ。
騙されて当然なのである。

ただ私も海外旅行の鉄則を忘れて、
先月、中国・北京に行った際、
まんまと騙され、トラブルになったことがある。

インドやエジプトなど騙すのが当然のエグイ国とは違い、
中国でぼったくられたり騙されたりした経験は私はほとんどない。
北京に5日間いたがはじめの4日間、
まったく騙されたことはなかった。

ただ最終日。やってしまった。
原則を破って相手から声をかけてきた輩の話にのってしまった。

その日は午後、空港に行って日本に帰る日。
午前中、観光し終えて、お昼を食べて帰ろうとしていたのだが、
やや時間がなくて焦っていた。

北京の一大観光地、故宮付近でのこと。
故宮付近は地下鉄駅がそばになく、
時間もないのでタクシーをつかまえて、
荷物を預けているホテルに戻ろうとしていた。

ところがなかなかタクシーがつかまらない。
歩きながら探していると声をかけてきたおっさんがいた。
北京の古い街並みである胡同(フートン)を、
チャリンコタクシーで案内してくれるという、
北京の観光地のあちこちにいるうざい客引きだ。

「日本人ですか?」と声をかけてきたので、
おちょくってやろうと中国語で「中国人だ」と答えた。
でもおっさんは見かけ上、
中国人ではないはずと思ったのか、半信半疑でいて、
何事か中国語で尋ねてきたのだが、
それが私には何を言っているかまったくわからず、
思わず大笑いしてしまい、「日本人だよ」と正直に答えたら、
おっさんもそうだろうそうだろうといわんばかりに、
大笑いして、お互い笑いあった。

おっさんは日本人とわかると、
あらためて胡同巡りを熱心に勧めてきたが、
いらないというとあきらめていった。

おっさんから声をかけられた場所から数分歩いた先の交差点で、
タクシーをつかまえようとしていたのだが捕まらない。
早く捕まえないとゆっくり昼食食べる時間がないと、
やや焦っていた。
そんな様子を見て、あのおっさんが舞い戻ってきて、
「どこに行くんだ?」と尋ねてきた。

ここでは無視するのがセオリーだったが、
焦っていたこともあったのと、
おっさんと「中国人だ」「いや日本人だ」なんて、
笑いあったちょっとしたコミュニケーションがあったもんだから、
私に油断が生まれた。

タクシーじゃなくても、
このおっさんをタクシー代わりにすればいいと思い、
地図を出してこのホテルに行ってほしいというと、
「わかった!行ってやる!」という。
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ただなんたって観光客相手の客引きだから要注意だ。
乗れという合図の前に決して座席には座らず、
「いくらでいくのか?」と料金を確認すると、
「3元(約45円)」という。

3元?
それはおかしい。
あまりに安すぎる。
ここから20分ぐらいかかる距離で3元はあり得ない。
私は聞き間違ったと思い、何度も尋ねたが、
「3元だ」と言い張るのだ。

いや~、絶対3元でいくわけがない。
これまでの海外旅行の経験からいえば、
安く言ってとりあえず乗せた後、
料金を高く言い直す戦法かなと思い、
そういう後々のトラブルを防ぐには、
料金をノートに書いてもらうことをよくするのだが、
その時はあわてていたのと、
このおっさんならまあなんとかなるだろうと思い、
何度も「3元だな」と確認して行くことにした。

しかし乗ってからしばらくして不可解なことが起きた。
乗り換えてくれと、別のチャリンコタクシーを案内されたのだ。
嫌な予感はしたが、道端でやむなく、
そのまま乗り換えることにした。
おっさんはそこでタクシー手配代として、
3元をとる戦法なのかと思ったが、
なんとそのまま消え去ってしまった。

えっ?何これ。
絶対これあやしいよね。
ああ、もう、あとでまたインドに行った時並みに、
サラ金取り立て屋になった気分で、
相手に逆切れ交渉しないとダメかなと思いながら、
なぜかこのチャリンコタクシーは、
目的地であるホテルの方角には向かっているのだが、
大通りを避け、古い町並みを路地を走り出し、
英語でガイドし始めたのだ。
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あ、やっぱりやられたのかもと思いつつ、
せっかくだからとビデオを取り出し、
古い町並みの映像をとることにした。

そして事件は起きた。
目的地であるホテルには程遠く、
古い町並みを抜けたところで突然降りろといわれ、
「300元払え!」と若い兄ちゃんが言い出したのだ。

ああ~もう~だからいわんこっちゃない!
ああ、やっぱり紙に3元って書いてもらうべきだった。

しかもたちがわるいのは、
相手は3元といったおっさんではないことだ。
この人とは直接料金交渉はしていない。
そしてこのあんちゃんは騙す常套手段なのか、
「3元だとあのおっさんがいったぞ!
そもそもホテルに連れて行ってくれ!」
という言葉を無視し、必殺のカードを取り出した。

運転免許証のようなカードの裏に、
「胡同案内 300元」と書かれたものを差し出したのだ。
まるでこれが正当な規定料金だといわんばかりに。

もちろん300元なんてあり得ない金を払う気はない。
だって300元=約4500円!
たった10分、チャリンコに乗っただけで、
ましてや胡同案内しろといったわけではないのに、
そんな大金、支払うわけにはいかない。
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相手は300元支払え!とものすごい形相で騒いでいる。
私も3元だと言っただろ!とものすごい形相で騒いでいる。
北京の日中の路上だから時々、人も立ち止まる。
中には「また胡同案内のチャリンコがぼったくってるのか」
と観光客に同情的な視線を投げかける人もいた。

ただ私には3つの問題があった。
1つは、あのおっさんなら3元といった張本人だから、
3元で押し通すことができるが、
このあんちゃんとは直接交渉していないこと。
2つ目は、10分とはいえ、
そもそも3元はあまりにも安い金額であること。
3つ目は、午後空港に行って日本に帰らねばならず、
そんなに時間がないこと。

10分ぐらい路上で言い争いをしていただろうか。
私の中ではこの状況では3元ではさすがにムリ、
30元ぐらいで手を打とうという腹ずもりでいつつ、
でもすぐに30元といってしまうと、
もっとくれという可能性があるので、
あくまで私は言われた3元しか払わない、
という態度をしばらく見せることにした。
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その後、「わかった、じゃあ30元払ってやるから、
とっとろ消えろボケ!」といって、
財布から30元を取り出し、受け取らないなら、
その辺の道路に30元捨てるぞというそぶりを見せつつ、
相手に30元握らせ、その場を立ち去った。
相手は不服そうだったが、でもおっかけてくることはなかった。
ぼったくっているということがわかっているからだろう。

そんなわけで普段の私ならしない、
相手から話しかけた人の話にはのらない鉄則を破り、
まんまと話にのってしまったのが、
こうしたトラブルに巻き込まれた要因だった。
まあ30元で済んだからいいけど、
これで4500円もとられたらやっぱりふざけるなって話だよね。

みなさんも海外旅行に行った際は、
相手から話しかけてくる人は基本無視するように。
必要なことは自分からしかるべき人に話しかけて手配すべき。

北京から川底下村に行くタクシーをチャーターした時は、
自分から話しかけたこともあり、
英語はまったく通じなかったけど、
とってもいいドライバーさんだった。

騙す方も悪いが騙される方も悪い。
海外に限らず日本でも気をつけたい。

・騙されたチャリンコに乗って撮った北京の古い街並み動画
http://www.youtube.com/watch?v=zetfNnFJcAY

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by kasakoblog | 2012-08-18 23:20 | 旅行記

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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