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福井県はシャブ中患者。経団連は麻薬生産者、電力会社は麻薬の売人~原発は麻薬

福井県をはじめとした原発立地自治体は、
原発という麻薬を吸い続けるシャブ中患者。
経済界は原発という麻薬を作って儲けている麻薬生産者。
電力会社は原発という麻薬を売りつける売人といったところか。

政府が2030年代というはるか彼方の遠い未来に、
原発稼働ゼロ方針を掲げただけで、
原発立地自治体の福井県知事は猛反発。
さらに国家戦略会議への出席をボイコットした、
米倉弘昌経団連会長をはじめ、
岡村正日商会頭、長谷川閑史経済同友会代表幹事らも猛反発。
結果、政府は原発ゼロ方針の閣議決定を見送ってしまった。

原発というのは麻薬と同じだ。
福井県をはじめ、過疎化して瀕死の状態にある自治体にとって、
麻薬を打つことは一瞬にしてハイになれる魔法の薬だ。
何の努力もせず、何の工夫もせず、
豊かな地域を守ることもせず、
ただ目の前にぶらさげられた快楽の薬に、
ぱくっと食いついてしまう。

いや、はじめはアホな自治体といえども、
原発という麻薬は危険なものであると警戒はしている。
でも過疎化した自治体にはろくな産業がなく、財政が厳しい。
そういう貧しい自治体を狙い撃ちにしているわけです。
原発という名の麻薬を生産する経済界や、
原発という名の麻薬を売る電力会社は。
自分たちが儲けるために。

しかも驚くべきことに、
麻薬はタダであげちゃう。
いやそれどころか、麻薬を一度吸ってくれたら、
豪華な公共施設やスポーツ施設を作ってあげますよとか、
寄付金もいっぱいあげますよとか、金でたぶらかす。
今、原発のある自治体は、金にめがくらみ、
その恐ろしい誘惑にのってしまったわけだ。

しかも麻薬を吸い続ければ(原発を動かし続ければ)、
雇用も生まれ、金も儲かり、税金も入ってきて、寄付金ももらえ、
いいことづくめ。
こうして原発立地自治体は、麻薬の虜にされ、
麻薬に依存しなければ生きてはいけない体質にされてしまう。

原発麻薬のたちの悪いところは年数が過ぎると、
その効き目が弱まってしまうこと。
1つ(1機)や2つ(2機)原発麻薬を吸って、
一時的に元気になったところで、
原発麻薬の期限は40年が原則だ。
この原則をきちんと守ってしまうと、
原発麻薬に依存したおかげで入ってくるお金が、
まったくゼロになってしまう。

そこで今度はシャブ漬けにされた原発立地自治体自ら、
麻薬の売人である電力会社にお願いするわけだ。
「もっと麻薬(原発)をくださせえ!でないとおらたち死んじまう!」
こうして福井でも福島でも、
原発麻薬増設のお願いが自治体側から出てくる。
さらにしたたかになったシャブ中患者の自治体は、
原発を増設することで、
電力会社も原発メーカーも儲かることを知っているから、
「金だけでなくスポーツ施設も作ってくれ!」と要望をいう。
電力会社はシャブ中の自治体が、
増設せず、麻薬依存から脱して元気になってしまうと、
自分たちの商売はあがったりだから、
なんでも自治体のいうことを聞いてあげる。
こうしてますます過疎化した自治体は、
原発麻薬がないと生きていけない状況になった。

ところがついにシャブ中患者の1人が死亡してしまった。
福島の原発立地自治体だ。
シャブを吸いすぎ、もはや人が町に住めない場所になってしまった。
しかもたちの悪いことに、
シャブを吸いすぎた原発立地自治体だけが死亡したのではなく、
死ぬ前に毒をそこら中にはきまくり、
シャブ漬けになっていない周囲の人たちにも大迷惑をかけた。

だから周囲の人たちは、
電力会社にシャブ(原発)はこの世からなくすべきだと要望した。
ところがシャブの売人で儲けている電力会社も、
シャブを作ってボロ儲けしている経済界も、
それを見逃してやることによって、
あがりをせしめる官僚たちも、
原発というシャブがなくなったら、
自分たちが儲けられなくなってしまう。

そこで彼らはまず、麻薬(原発)はただちに人体に影響はないとウソをつき
シャブ中患者が吐き出した毒がどこにいったかという情報を隠蔽した。
しかしこれがバレてしまい、
危険じゃないか!と猛反発を食らった。

そこで今度は、麻薬(原発)がないと、
シャブ中患者だけでなく、シャブ中でないあなたたちの生活が、
江戸時代に戻ると脅した。
猛暑の夏にクーラーは使えなくなると脅した。
しかしこれもウソだとわかってしまった。

今度はさらにシャブの販売を禁止すると、
シャブ中患者ではないあなたたちに売る薬の値段が3倍になると脅した。
しかしこれもデタラメだとわかった。

もうこれ以上、国民を騙すことはできない。
そこで政府は仕方なく原発ゼロ方針を掲げた。
すると麻薬の売人である電力会社も、
麻薬を作ってボロ儲けする経済界も、
そしてシャブ漬けにされた原発立地自治体も、
大ブーイングをしたわけで。

「シャブをゼロにされたら俺たちが儲からなくなる。
そんなことするならおまえら次の選挙で落選させるぞ!」
こうして政府は原発麻薬ゼロを見送った。

しかしこれでいいのだろうか?
もはや原発麻薬ビジネスは限界に来ている。
麻薬が生きていく上で必要ないことがわかってしまい、
さらには麻薬がやっぱり危険なんだということがわかってしまい、
さらにはシャブ中患者だけでなく、他の人にも迷惑をかけることがわかった。

そもそもシャブを吸った後の注射器を保管できるプールがもう一杯になる。
全国の原発50基のうち約6割の33基が数年間稼働させれば、
使用済み核燃料プールが満杯になり、動かせなくなる。
しかもそのプールを作るのにも10年以上かかる。
しかもそのゴミはたまっていくばかりで再利用する方法がない。

にもかかわらず、シャブで儲けている経済界は猛反対し、
シャブ中患者の原発立地自治体は「早く麻薬をくれ!」とわめいている。

これが今の日本の現状。
原発麻薬で死亡者が出たというのに、
未だ一部の人間が儲けるために、
多くの国土が汚染されて使えなくなるという、
国益を損なう事態を進行させようとしている。

福島原発事故によって、
原発という麻薬依存を断ち切らないと、
大変な事態になることがわかった。
この機会に原発麻薬依存から脱するべきだ。
現に2012年の猛暑の夏は、
原発という麻薬がなくても、
江戸時代に戻ることはなく生活ができた。

麻薬の売人である電力会社、
麻薬の生産者である経済界、
麻薬中毒患者の原発立地自治体、
そのあがりをかすめる官僚、
この4者のデタラメないいがかりに惑わされてはならない。

・一生、家に帰れない帰宅難民インタビュー~原発の恐ろしさ~
http://kasakoblog.exblog.jp/17677403/

・原発20キロ圏内レポート~あなたの家や町が立入禁止になる恐怖
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by kasakoblog | 2012-09-20 01:13 | 東日本大震災・原発

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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