チャンスがないんじゃなく、チャンスは自ら拾うもの
2012年 10月 14日
サンクチュアリ出版での講演後の懇親会でのこと。
参加者の一人が「なぜ工場写真を撮り始めたのですか?」
と質問を受けて、その説明をすると、
上記のような感想をしてくれたのが印象的だった。
私がこんなにも本を出せるようになった、
きっかけの1つは工場写真だった。
工場写真を撮り始めたのはほんの偶然。
30歳の時に転職して、
海外にはしばらく行けないかもしれないので、
身近な場所で撮影テーマを探すため、
工場地帯を走る鶴見線を撮ろうと思った。
しかし鶴見線にぴんと来なかったのだが、
そこにある工場に惹かれて、
工場を撮るようになった。
工場写真集が出せるようになったのも、
はじめは、海外子供の写真集で売り込み、
それが却下されて、猫の写真集ではどうですかと食い下がり、
猫はダメだといわれて、では工場では?
とまたまた食い下がった結果、
写真集出版が決まり、
以後シリーズで何冊も本を出せるようになった。
この2つのエピソードをみてわかるように、
はじめはチャンスを潰してしまっている。
でもそこであきらめず、
違うところにもチャンスを自ら発見し、
そこでの可能性を切り開いたからこそ、
本が出せるようになった。
だから参加者の方が「チャンスを拾ってるんですね!」
という表現になったのだと思う。
サンクチュアリ出版で講演するのは2回目だったが、
ここで講演するようになったきっかけも、
「チャンスを拾う」感覚だった。
かさこマガジンに広告を出してくれている臼井正己さんが、
サンクチュアリ出版でイベントを行い、
そこに参加することになった。
ちょうどその時、屋外の写真教室をやっていたが、
夏場は暑いため、今後の開催は難しく、
屋内での座学で講義ができる場所を探していた。
そんな時、サンクチュアリ出版に出会い、
「かさこさんも何かイベントやってくださいよ!」
とサンクチュアリの方から声をかけていただき、
8月に写真教室をやり、多くの方が来てくれたおかげで、
10月にも別テーマで講演ができることになった。
私にはチャンスがないと嘆く人も多いと思うけど、
チャンスがないのは行動していないから。
もしくは日々、同じ行動の繰り返ししかしていないから。
勇気を持って一歩踏み出し、
いつもとは違ったイベントや場所に出かけてみるとか、
自分から何かアクションをすることがチャンスを呼び込む第一歩だ。
でもあちこち行動しまくっている人でも、
チャンスをことごとく逃している人もいる。
それはチャンスが目の前にあるのに、
チャンスを見逃してしまった、
もしくはチャンスを拾えなかったんだと思う。
漠然とやみくもにただ動きまくっていても、
漫然とその場を過ごしてしまえばさらっと流れてしまう。
結果、時間とお金を使っているわりに、
チャンスを拾えずに終わってしまう。
自分がどういう情報を求めているのか、
自分がどういうことをしたいのか、
明確な意識を持って行動すると、
チャンスに気づくことができ、
チャンスを拾うことができる。
チャンスを逃さないためには、
自分の問題意識、課題意識を持つことが重要。
そしてできればそれをみんなに言いふらす。
「私は本を出したいと思っているんだけどどうしたらいい?」
と言いふらせば、助言してくれる人が現われ、
そこにチャンスが生まれるかもしれない。
「彼女募集中でできれば、
音楽好きの女の子がいたら紹介してほしい」とか。
人生って残酷で、ただ生きているだけでも、
どんどん時間は過ぎていってしまう。
自分がやりたいことを常に意識しながら、
アンテナを張って生きていけば、
流れるだけの人生の中で、
自分にとってキラリと光る鉱脈がみつかるはず。
チャンスがないんじゃなく見逃しているだけ。
チャンスは与えられるものではなく、自ら拾うもの。
そんな意識で日々を過ごしていると、
きっといろんなことが好転していくように思います。
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