2012年 10月 21日
信用創造という名のおままごと(借金資本主義)の崩壊
今後、世界は国家や企業といった大きな組織が崩壊、
または力が弱まり、
個人やネットコミュニティ、地域コミュニティの力が、
強まる時代になると思う。

国家と企業の凋落は金融的観点から見ると明白だ。
国家の信用物である「国債」と「通貨」の信用不安。
企業の信用物である「社債」と「株式」の信用不安だ。

今の資本主義というは信用創造で、
大きく膨らませた風船のようなもの。
それを発展だとか成長だとかいって勘違いしてきた。
ところが今やレバレッジを効かせすぎて、
風船にぱんぱんに空気を入れたがために、
その風船がパーンと破裂しそうになっているのだ。
1つの風船(国家・企業)が破裂すると、
ドミノ倒しで次々に風船が破裂する危険性もある。

今の資本主義経済というのは信用で成り立っている。
信用とはすなわち借金のことだ。

サラ金やクレジット業界のことを、
別名、消費者信用という。
消費者を信用するから金を貸す。
消費者の信用度に応じて金を貸す額を決める。

例えば、信頼ある大企業や先進国の大国が、
10万円貸して欲しい、
その代わり、1年後に11万円にして返す、
といわれたら貸す人は多くいるだろうが、
信頼性の劣る小さな企業や途上国が、
金を貸してくれといわれても、
なかなか貸す人はいない。
そこで信用がない組織は、
金を借りるために利息を多くつける。

例えばアメリカが金を貸してくれといわれたら、
きっと返してくれるだろうから、
10万円+1万円の利息でも貸す人はいっぱいいるが、
じゃあギリシャとなると、それでは貸す人はいない。
そこでギリシャに10万円貸すと、
1年後には20万円で返しますという話になれば、
もしかしたら貸してもいいという人がいるかもしれない。
もちろん、返してもらえるかわからないけど。

こうして信用創造という名の借金という資産が生まれ、
このいかさま資産によって、
消費を行うことで経済が成長しただとか勘違いするわけだ。
資本主義は究極のネズミ講でもある。
「金は天下の回り物」とはそういうこと。
みんなお金を使っているうちは、
金がぐるぐる回っているから、借金しても平気。

ところがもうみんな消費に飽きてしまった。
いや貴重な体験とか自分が欲しいコレクター商品には、
ものすごいお金を払う人もいる。
でもかつての時代のように、
車や家を買ったらどんどんアップグレードしていくとか、
それに合わせて服やアクセサリーや家具をアップグレードしていくとか、
そういう「バカらしい」消費が、
無駄な浪費と気づいてしまった人が最近増えており、
金をあまり使わない人が増えてしまった。
「金は天下の回り物」ではなくなってしまったのだ。

すると金が回らないから、
借金をしている人や企業や国家が返せない。
じゃあどうするか。
企業ならリストラとか経費削減をする。
それでもダメなら倒産するしかない。
国は年金や社会保障や公的サービスを削減する。
それでも足りないから増税する。

これは日本に限った話ではない。
世界的にこのような流れになっているのだ。
ヨーロッパはギリシャだけでなく多くの国がガタガタ。
アメリカもあやうい。
中国も減速懸念が立ち込めている。
日本は未だに借金たんまり抱え込んでいるのに、
復興予算を流用したり、
招致もできないオリンピックに、
150億円もの金を使ったり、
借金たれの多重債務者まっしぐらだ。

国の信用がなくなれば、
貸した金が返ってこなくなるかもしれないから、
国債が発行できなくなったりする。

国の信用がなくなれば、
通貨の価値が暴落する恐れがあり、
紙切れになる可能性だってある。

企業もしかり。
信頼していた大企業が、
いきなりどかんと思わぬ損出を出し、
潰れてしまうかもしれない。
そんな企業の株式や債券など誰が買うかという話だ。

だから株式や債券や通貨のような、
紙切れ資産が信用をなくし、
実物がある金(ゴールド)が、
近年注目を集めていたりするわけだ。

ところが日本をはじめ、
多くの国が信用創造による経済発展神話を信じ続け、
国債を発行=借金をして、
公共事業のバラマキをすれば、
経済発展すると信じきっている。

いや信じてはいなくても、
国民から国債や税金という形で金を召し上げ、
それを特定業者に流すことで、
国は損しても自分たちが儲かるとわかっているから、
やめられない。
それが復興予算の流用であり、原発再稼動の流れだ。

でもそうやっていかさまの信用を膨らませても、
返せる見込みがない。
もう多くの人は消費ゲームに飽きていて、
金回りが悪くなっている。
こうしてどんどん財政状況を悪化させる、
国や企業が増えているのだ。

もはや信用創造という名の借金資本主義経済は、
終焉を迎えようとしている。
それをQE2だのQE3だのといって、
米ドル紙幣をいっぱい刷ってバラマケば、
消費が活発になり、金回りがよくなり、
経済が活性化するなんて、
子どものおままごと以下のお遊びだ。

これから頼りになるのは、
紙ぺらの資産ではなく、
実体としてある物や、
自分のスキルや能力などになるだろう。

信用創造という名のおままごとは、
そろそろ破綻の時期にさしかかっている。
信じられるのは自分自身の実力と、
ネットや地域などのつながり(コミュニティ)
ということになるだろう。

今、大きな流れでいうと、
そういう時代に生きていると思う。
どんな時代になろうとも、
他人や組織に裏切られる可能性はあっても、
自分は自分に裏切られない。
個の力を磨いておくことが重要になるだろう。

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by kasakoblog | 2012-10-21 23:17 | 金融・経済・投資


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