ブログを他メディアに転載すると損という情けない考え
2013年 01月 14日
その1つが「BLOGOS(ブロゴス)」というサイトだが、
そこに転載しない方が、
オリジナルのブログに検索流入が増え、
広告収入が増えるからその方がいいという意見がいくつかあった。
私も「BLOGOS」に転載されているが、
損などと思ったことはまったくないし、
むしろ転載するメリットの方がはるかに大きいと考えている。
そもそもブログに広告掲載して、
果たしてどこまで食っていけるのだろうか?
私が読み手だったら個人ブログの広告ははっきりいってうざい。
読みにくい。
それにブログに掲載された広告をクリックする人って、
そんなに多いのだろうか。
ブログ本文を使った記事広告なら効果はあるだろうが、
記事広告ばかりは増えると、
読者からの信頼を失う可能性もある。
だって金もらってるから、褒めてあるだけの記事なんでしょと。
もちろんうまくやれば、生きていくのに困らないぐらい、
収入を稼いでいるブロガーさんもいるようだけど、
果たして個人ブログの広告収入モデルが、
5年後、10年後も通用しているとは到底思えない。
また転載すると損だと言っている人が、
誰もが知っている有名人なら、
確かに転載は損かもしれない。
しかしBLOGOS転載は損だと言っている人たちを、
私はまったく知らない。
その程度の知名度で転載をやめてしまうなんて、
なんてもったいないんだろうと私は思う。
無論、その辺りはブロガーとして何をめざしているか、
何のためにブログを書いているのかによる。
知名度獲得より、多くの人に読んでほしいという、
書き手としての根源的欲求より、
そこそこの小金を稼ぐための手段としてブログを考えているなら、
転載はやめた方がいいだろう。
だって広告収入は入ってこないのだから。
私は現段階でブログ自体で稼ごうとは思っていない。
広告貼りまくって読みにくくなり、
そこで小金を稼ぐぐらいなら、
そんなうっとうしい広告は排除し、
いろんな他のネットメディアに転載し、
多くの人に読んでもらい、知名度を獲得する方が、
長期的に見てはるかにメリットが大きい。
またBLOGOSで反響がある記事と、
オリジナルのブログで反響がある記事は微妙に違う。
だからBLOGOSに転載されたせいで、
オリジナルのブログが損をしたという考えはない。
ものすごく反響のある記事なら、転載うんぬん関係なく、
オリジナルのブログでもアクセスは急増するから、
BLOGOSに奪われたという感覚はない。
この先、何年続くかわからない、
個人ブログの広告収入に依存するより、
知名度を上げて、出版、講演などで稼ぐ方が、
はるかに現実的ではないか。
私が昨年本を出したうちの3冊は、
ブログ記事のリツイートがきっかけで出版社と知り合い、
本の仕事をいただいている。
(BLOGOS転載前の記事なので、転載の効果ではないが)
またうざい広告をはるより、
私が今、実験的に始めているのは、
ブログ記事の一番最後にアマゾンのアフィリエイトリンクをはること。
特定の商品ではなく、1行のテキストに過ぎず、
記事の一番下にあるので、
読者が読みにくくなることはないと思う。
ネットサーフィンでブログを見たついでに、
何かアマゾンで買い物するなら、
このリンクから買ってもらえれば、
私に販売代金の3~5%入る仕組み。
昨年から始めた取り組みなので、
まだ月に1~2万円の収入しかないが、
もともとブログだけで、
生きていくお金を稼ぐのは難しいと思っているし、
ブログの記事を読んで、
仕事の依頼が入ってくることもあるので、
アマゾンのアフィリエイト収入が少なくても、
それはそれで構わない。
うまくやればブログだけで稼げるかもしれない。
でもそんな小さな短期的利益のために、
他メディアの転載をやめてしまうのは、
長期的な大きな利益を考えたら、
非常にもったいないことだなと個人的には思っている。
私なんかブログだけでなく、
自費制作の40ページの冊子「かさこマガジン」を、
毎年希望者に無料配布している。
しかもその数、1500人以上!
配送費だけでも80円×1500人で12万円にもなる。
こちらはさすがにお金が数十万円単位でかかるので、
広告を入れてはいるが、
それでも印刷費をなんとかペイできる程度で、
その他の数十万円の費用はすべて「赤字」になる。
でもそれでいいのだ。
だって自分の会社案内、営業パンフレットみたいなものだから。
それを見込み先に送って、
これまで何件も仕事をいただいて、
その赤字を補うには十分効果がある。
目先の利益で儲かるか儲からないかではなく、
損して得とれという精神が、
個人にも企業にもない。
そんなに小さくまとまっているから、
どんどん右肩下がりで衰退していくのだ。
ただ転載メディア側が転載元のブロガーに、
何らかのメリットを感じさせる工夫をしないと、
「無料で転載されるだけでなんか損だよな」
と思ってしまう人がいるのは致し方がないと思うが、
転載メディアがブロガーに報酬を支払えるほど、
広告収入でそれほど儲かっていないという証ともいえる。
でも微々たる報酬をくれるぐらいなら、
超有名人のブロガーを引っ張ってきたり、
独自取材した記事などを載せることなどに注力し、
メディア自体の知名度を上げてもらった方が、
結果的に個人ブロガーのステイタスも上がると思う。
BLOGOSに転載しているブロガーですといえば、
その実力や影響力を認められて、
取材がしやすくなるといったメリットがあれば、
少額の報酬をもらうよりはるかにいい。
ブログは営業ツールなり表現欲を満たす手段として、
割りきって考えた方がいい。
ブログだけで稼ぐのは長期的にはいずれ限界がくると思う。
※今日はもう1つ記事アップしてます。
「すごい人発見!セルフマガジンを作成した26歳のイラストレーター」
http://kasakoblog.exblog.jp/19542916/
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