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写真も人生もポジション取りが大事

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今日は香港の旧正月。
新年の元旦にあたる日で、
夜に街中をいろんな出し物が練り歩く、
ナイトパレードがあり、
その取材・撮影のため香港にいた。

このようなイベントや祭り、ショーなどで、
いい写真を撮るには、写真のうまさ下手さの前に、
カメラの性能うんぬんの前に、
いい写真が撮りやすいポジションを確保することが大事だ。
子供の運動会なんかもそう。
素晴らしい性能のカメラがあり、
素晴らしい撮影の腕前があっても、
いいポジションを見つける能力と、
そこを確保する労力が何より大事なのだ。

今回はプレス席が確保されていたので、
一般の方とのポジション争いはしなくてもよかったが、
狭いプレス席内で他のメディアとの場所争いが必要になる。
とにかくいい場所を抑えられなければ、
かなり厳しい戦いを強いられることになるので、
一目散にプレス席内に行って、最前列を抑え、
パレードが始まるまで1時間以上もあったので、
荷物で場所取りだけして後方の座席で休んでもいいんだけど、
こういうイベントでは油断すると場所が奪われかねないので、
ひたすらパレードが始まるまでの間、
ずっと最前列で待機していた。
案の定、後から来た外国人メディアが、
場所取りなど関係なく、
人がいなければどんどん割り込んでくるので、
ずっと待機しているのがやはり正解だった。

先月、大阪の能勢町の田尻地区でお祭りがあった。
いろんなイベントが行われ、
その度ごとにベストポジションを探してさっと移動する。
お祭りの実行委員会から撮影を頼まれているっぽい、
地元の人っぽいカメラマンはベストポジション移動が早い。
何度も来ているからどこが絵になるかわかっているのだ。

私は初めてだからすぐにはわからない。
イベントが始まり、子供たちがこう動くなら、
背景と日の関係を考えたら、
ここから撮るといいだろうと目星をつけると、
だいたいそのカメラマンがいたりする。
セミナー風景の撮影なんかで、
他のカメラマンとバッティングすることも多いが、
どのイベントでもそうだけど、
わかっているカメラマンはだいたいポジションが重なり、
それがお互いよくわかっているから、
さっと撮ったらどくとか、お互い交互に撮ったりする。

ところがあまりわかっていないカメラマンとか、
一般の人とかがいるとものすごい困ることもある。
そこにポジジョン取ったら被写体のジャマをして、
台無しでしょって場所に立って、
なかなかどかなかったり、
思いもよらない場所から撮ろうとして、
逆にこっちが邪魔扱いされてしまう場合もある。

大阪のその祭りでもあったんだけど、
何度もその祭りを撮っているであろう、
よくわかっているカメラマンとはポジションはかぶるが、
被写体のジャマになる位置には立たないし、
変な場所から撮ったりしないのでスムーズなんだけど、
一人変なカメラマンがいて、
私に「あんた、ちょっとどいて」って言われて驚いて、
えっ、そんな背後からそんなアングルで撮るんですか、
って場所から撮ろうとするもんだから、
本来のベストポジションに立っている、
私や他のカメラマンがジャマという妙なことになったりする。
そのカメラマンだけはいっつも変な場所から撮るので、
圧倒的多数のカメラマンが撮ろうとするポジションからすると、
いつもその人だけフレームに入ったりしてジャマだったりする。

そんな妙なポジション争いなんかがありつつ、
お互い何も言わないけれど、
熾烈なポジション争いをしつつ、
こいつわかっているなと思ったら、
逆に互いに譲り合うなどしたりするなど、
見えない会話をカメラマン同士でしながら、
イベントや祭りという一回限りの出来事を、
最大限よく撮ろうと、ポジション争いをし、
そのポジションをいち早く見つけて、確保したものが、
いい写真を撮れることになる。

ここまでは写真を撮る人へのアドバイスなんだけど、
でも写真を撮る上でのポジション争いって、
なんか人生でも似ているなと。

人生におけるいろんな出来事においても、
自分の立ち位置をどこにするかって非常に重要だ。
例えば会議とかで、全体の様子や流れを見つつ、
自分に有利な結論を引き出すためには、
自分はこのメンバーの中でどういうポジション取りをして、
どういう切り口でどのタイミングで切り出すかが、
ものすごい重要なわけです。
なんかそれって写真と同じだなと。
ポジション取りを間違えれば致命傷になりかねないし、
ポジションを確保してしまえば、
いい結果を出しやすくなるみたいな。

組織なんかでもそう。
メンバーを見て、自分はこの組織において、
どんなポジション取りをすべきなのか。
リーダー的な存在になるのがいいのか、
他になりたそうな人はいないかどうか、
むしろ前面には立たずに、裏方的に徹するのがいいかとか、
自分なりの組織におけるポジション取りを探すわけです。
それを主体的に決められればいいんだけど、
他のメンバーから「あんたはこういうキャラだからこのポジション」
と決められてしまうと、
もはや初めに決められたポジションは変えがたく、
その組織にいる限りずっと苦労することになる。
まさに写真と一緒だ。
自分なりのポジションが取れないと、
ずっと苦労することになる。

写真も人生も同じ。
その場その場でさっと全体の雰囲気を見て、
どこが自分にとってのベストポジションになるかを考え、
その立ち位置を確保する。
それさえできればあとは勝ったようなもの。
何もしなくても、その立ち位置にさえいれば、
楽にうまくいったりする。

そのためには全体をよく観察し、
空気や雰囲気を感じ取ること。
事前に自分が出したい結果をしっかりイメージしておき、
その結果を導き出しやすいポジションを確保すること。
それでも微妙にポジションが悪かったら、
少しずつ気づかれぬようにポジションチェンジをしていくこと。

それはいい写真を撮る秘訣であり、
いい人生を送る秘訣ではないかと思う。

明日も香港旧正月のイベント撮影があり、
ポジション取りをがんばります。


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by kasakoblog | 2013-02-11 01:55 | 旅行記

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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