ネズミ1匹で国家滅亡危機に陥る原発~安全神話のウソに40年前から気づいた人たち
2013年 03月 20日
冷却システムが停止するという、
とんでもないトラブルが起きたわけだが、
なんとその原因はネズミが原因だという・・・。
あきれてものもいえないが、
所詮、原発の安全性なんてそんなもの。
想定外の大津波や大地震が起きたから、
大事故になったわけでもなく、
そもそもずさんな管理・運営が常態化しているのが原発だ。
雑草が刺さってホースに穴が開き、
汚染水が漏れるとか、ネズミが配電盤内部に入って感電したとか、
そんなことで日本が危機的な状況に陥りかねない、
大事故が起きる可能性があるわけだ。
いくら一生懸命、津波対策なんかしたって、
原発はまったく安全にはならない。
火曜日から映画撮影のため、和歌山日高町に来ている。
ここは1967年に阿尾地区に原発話が持ち上がったが阻止し、
1975年に小浦地区に原発話が持ち上がったが、
こちらも10数年以上の闘争で、なんとか阻止した。
和歌山県には1つも原発がない。
計画はいっぱいあったが、住民が反対運動を展開し、阻止したからだ。
今日も原発反対運動のリーダー的存在だった、
日高町で漁師で民宿を営む濱一己さんほか、
濱さん家族に取材した。
福島原発なんかが起きるはるか昔、
チェルノブイリ事故が起きる前から、
原発の危険性に気づき反対を貫いてきた。
そういう人たちがもう何十年も前にいて、
原発を阻止した人たちが危惧したように、
まさに起こるべくして日本で事故が起きたわけだ。
今日、濱さんの奥さんに話を聞いた。
奥さんは直接は反対運動にかかわっていない。
ただ夫の反対運動を見守っていただけだ。
そんな奥さんに「福島原発事故が起きてどう思いましたか?」と聞くと、
うっすらと目に涙を浮かべて、
「この町に原発を作らせなくて本当によかったと思いました」と語った。
今は息子夫婦と民宿を切り盛りし、
孫とトランプしたりして一緒に遊びながら、
楽しそうに暮らしていた。
福島原発事故が起きて、
いかに原発が危険なものかがわかったはずなのに、
未だのその危険性をまったくわからないバカ者が、
国の大半を占めているというクレイジーさ。
明日取材予定の日高原発に反対した女性は、
書籍「原発を拒み続けた和歌山の記録」では、
「戦争でおかみのことを信じて負けたのに、
おかみのいう原発の安全性を鵜呑みにするんですか?」
と警告し、反対運動を続けてきた。
それが今、現実のものとなり、
事故が起きてもなおネズミ1匹で冷却システムが止まるという、
とんでもない脆弱さを露呈している。
しかも今もなお福島第一原発2号機は、
毎時1000ミリシーベルトを記録しており、
7時間いたら人間は死亡するという。
日本国民はバカなのか?
安倍首相や野田前首相はアホなのか?
原発が安全だというなら、2号機で記者会見したらいいじゃないか。
「ほら、私は生きています。原発は安全ですよ」って。
福島原発事故が起きるはるか昔に、
原発を反対した人の声を今、届ける必要がある。
そう思い、仕事を返上し、
今週も原発を作らせなかった人たちの声に耳を傾け、
みなさんに映像としてお見せできるようにしたいと思います。
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