冷却システムが停止するという、
とんでもないトラブルが起きたわけだが、
なんとその原因はネズミが原因だという・・・。
あきれてものもいえないが、
所詮、原発の安全性なんてそんなもの。
想定外の大津波や大地震が起きたから、
大事故になったわけでもなく、
そもそもずさんな管理・運営が常態化しているのが原発だ。
雑草が刺さってホースに穴が開き、
汚染水が漏れるとか、ネズミが配電盤内部に入って感電したとか、
そんなことで日本が危機的な状況に陥りかねない、
大事故が起きる可能性があるわけだ。
いくら一生懸命、津波対策なんかしたって、
原発はまったく安全にはならない。

火曜日から映画撮影のため、和歌山日高町に来ている。
ここは1967年に阿尾地区に原発話が持ち上がったが阻止し、
1975年に小浦地区に原発話が持ち上がったが、
こちらも10数年以上の闘争で、なんとか阻止した。
和歌山県には1つも原発がない。
計画はいっぱいあったが、住民が反対運動を展開し、阻止したからだ。

今日も原発反対運動のリーダー的存在だった、
日高町で漁師で民宿を営む濱一己さんほか、
濱さん家族に取材した。
福島原発なんかが起きるはるか昔、
チェルノブイリ事故が起きる前から、
原発の危険性に気づき反対を貫いてきた。
そういう人たちがもう何十年も前にいて、
原発を阻止した人たちが危惧したように、
まさに起こるべくして日本で事故が起きたわけだ。
今日、濱さんの奥さんに話を聞いた。
奥さんは直接は反対運動にかかわっていない。
ただ夫の反対運動を見守っていただけだ。
そんな奥さんに「福島原発事故が起きてどう思いましたか?」と聞くと、
うっすらと目に涙を浮かべて、
「この町に原発を作らせなくて本当によかったと思いました」と語った。
今は息子夫婦と民宿を切り盛りし、
孫とトランプしたりして一緒に遊びながら、
楽しそうに暮らしていた。

福島原発事故が起きて、
いかに原発が危険なものかがわかったはずなのに、
未だのその危険性をまったくわからないバカ者が、
国の大半を占めているというクレイジーさ。
明日取材予定の日高原発に反対した女性は、
書籍「原発を拒み続けた和歌山の記録」では、
「戦争でおかみのことを信じて負けたのに、
おかみのいう原発の安全性を鵜呑みにするんですか?」
と警告し、反対運動を続けてきた。
それが今、現実のものとなり、
事故が起きてもなおネズミ1匹で冷却システムが止まるという、
とんでもない脆弱さを露呈している。
しかも今もなお福島第一原発2号機は、
毎時1000ミリシーベルトを記録しており、
7時間いたら人間は死亡するという。
日本国民はバカなのか?
安倍首相や野田前首相はアホなのか?
原発が安全だというなら、2号機で記者会見したらいいじゃないか。
「ほら、私は生きています。原発は安全ですよ」って。
福島原発事故が起きるはるか昔に、
原発を反対した人の声を今、届ける必要がある。
そう思い、仕事を返上し、
今週も原発を作らせなかった人たちの声に耳を傾け、
みなさんに映像としてお見せできるようにしたいと思います。
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