耳をすます
2013年 03月 24日
波の音。鳥の鳴き声。風にそよぐ草の音……。
映画、動画コンテンツって、音が入るのが、
写真や文章とは大きく違う表現手段なんだなと、
当たり前のことだけど、映画撮影ロケに行き、
あらためて身にしみて感じている。
今、映画製作にはじめてチャレンジしていて、
3/8~3/11、3/19~3/22まで、
徳島、和歌山でロケを行った。
監督という立場で私、製作プロデューサー、
カメラマン、録音の4人で動いている。
ドキュメンタリー映画のせいか、
現場で行うことは私がこれまでやってきたことに近かった。
現地に行き、人の話を聞き、写真を撮り、それをまとめる。
今回はインタビュー中心の映画のため、
私がこれまでやってきたことに非常に近い。
私は質問を投げかける。
いつもインタビューしているので同じ要領だ。
ただ撮影が写真ではなく動画になり、
私が撮るわけではなく専門の方が撮る。
そこが違うだけ。
でも決定的に違うのは音が入ること。
文章や写真では音を表現するのは限界がある。
しかし動画なら音がしっかりと入り、
それが画と同等、場合によってはそれ以上に、
大きな表現手段となる。
これは写真や文章の世界とはまったく違う感覚だ。
写真を見ても音はしない。
でも音が聞こえてきそうな雰囲気を撮ることはできる。
しかし動画はそのまま音が入る。
だから映画撮影中は今までの取材と違い、音に耳をすます。
だから今まで気にしなかったような、
ちょっとしたジャマな話し声や足音、車の音などが気になる。
逆にジャマな音がなくなり、ずっと耳を傾けていると、
都市にいては聴こえてこないような、
波の音や鳥の鳴き声が聴こえてきて、
それにじっくり耳をすますようになった。
そのような意味で今回の映画撮影は、
私の普段の取材・撮影活動にもとても参考になることが多い。
現場でじっと耳をすますことで聴こえてくる音から、
今まで以上により現場の空気感を、
感じることができるようになるかもしれない。
そっと耳をすます。
視覚に頼りがちな写真撮影だが、
聴覚にも気を使うことで、
今まで撮れなかったものが撮れるようになるかもしれない。
今まで書けなかったものが書けるようになるかもしれない。
そんなことを思いながら、
私自身が動画を撮影する技術を、
しっかり学んでいきたいなと思っている。
・和歌山日高原発ができる予定地だった小浦地区そばの港
http://www.youtube.com/watch?v=lkJnKAxXQa8
・和歌山日高原発ができる予定地だった小浦地区そばの海
http://www.youtube.com/watch?v=l8wEcc92EdI
・かさこ動画コンテンツ
http://www.youtube.com/kasakotaka
・4/14(日)かさこオフ会開催!
時間:16時頃から21時半を予定
場所:「鳳明館」森川別館
住所:文京区本郷6-23-5
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ゲスト:私を映画監督に起用した72歳の編集者登場!
監督起用の理由、映画制作の舞台裏などについて、
話をしてもらう予定です!
参加の方はメールでご連絡ください!。
kasakotaka@hotmail.com
・「かさこマガジン3」無料配布中。
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