ノマドなおかげで倍、仕事ができる
2013年 03月 26日
最近、モバイルデータ通信機器を、
ソフトバンクからドコモに変えたおかげで、
辺鄙な場所に行ってもネットができるので、
メールのチェックもできるし、ネットで調べ物もできるし、
地方出張、地方取材、地方旅行に行っていても、
それほど不便なく、進行中の仕事を進ませながら、
地方取材も並行して行えるので、
ノマド的ワークスタイルってほんとありがたいなと思っている。
たった1通のメール処理を急ぎでしなければならない。
ただメールを返信するだけなら、
私が使っているガラケーでネットにつないで、
返信すればそれで済む話なのだが、
仕事柄、PDFや画像を開いて確認し、
それをデザイナーに転送し、
デザイナーから修正があがってきたものを、
確認して送るといった作業があるため、
ガラケーはもちろん、スマホでも限界がある。
毎日ノートパソコンを持ち歩いている。
パナソニックのレッツノートなので、
重量は1kg台と軽いし、電源がなくても5~6時間はもつので、
電源は泊まりで出張に行かない限りは不要だ。
都内の取材と打ち合わせの合間をぬって、
地下鉄ホームのベンチでパソコン開いて、
メール処理したこともあれば、
最近便利だなと思ったのは、都内のコンビニだと、
ちょっとしたテーブルスペースがあるところがあり、
ドリンクだけ買ってさっとメール処理することができる。
時間があれば別に上記のようなことしなくても、
カフェに入ってやればいいわけだけど、
10分、20分の微妙な空き時間だと、
わざわざカフェに入るのも面倒だし、
そもそも都内のカフェは結構混んでいて、
席が空いているカフェを探すのも面倒だしといった時に、
上記のようにささっとメール処理することが増えた。
また最近では映画撮影の地方ロケ中、
移動中の車の中でノートパソコン開いて、
急ぎのメール処理を済ませたこともある。
他の人が運転していたので、
私は助手席でさっとメール処理を済ませた。
都内にいておもしろかったのは、
出版社そばのカフェにたまたま別件でいて、
その出版社に入稿データを、
そのカフェから送信したなんてこともある。
今までだったら入稿データを出版社に持参するか、
バイク便か宅急便出さなくちゃいけなかったけど、
最近はストレージサービスを使って、
データで送ってくれればいいというところが増えた。
私が入稿データを自宅から送ろうが、
地方から送ろうが、出版社の真下のカフェから送ろうが、
どこにいたって構わないのだ。
場所を問わない仕事の働き方ができるって、
ほんと素晴らしいなと思う。
今までソフトバンクのモバイルデータ通信を使っていたが、
私が行くような辺鄙な場所では圏外になってしまう。
1月に映画「原発を止めた町」のシナリオハンティングの際、
和歌山日高の民宿でも徳島伊座利の民宿でも、
どちらもソフトバンクがつながらず、
ドコモのガラケーを使って、
なんとかメール処理をしたが、
PDFなどはさすがに処理はできなかった。
3月に映画の撮影で同じ場所に行ったが、
ドコモに変えたら和歌山日高の民宿でも徳島伊座利の民宿でも、
余裕でネットが使える。
おかげでブログの更新もパソコンからできるし、
メール処理や進行中の仕事もできるので、
ほんとありがたいなと思った。
もしこうした十分なモバイルデータ環境がなかったら、
進行中の案件のメール処理たった1件のために、
地方取材に行けなかったりするわけだけど、
もはやそんな心配をすることはない。
もちろん落ち着いて原稿書いたりするには、
やはり家の方がいいわけだけど、
一度提出した原稿のちょっとした修正のやりとりとか、
レイアウトしたPDFの確認とかだけなら、
家でやる必要はなく、心おきなく次の仕事をするため、
取材に出かけることができる。
最近はさらに海外でもネット環境がよくなってきた。
昔、高い金払って、
海外のローミングサービス利用したのとかウソみたい。
海外ホテルの予約をする際は、
無料でWifiが使えるホテルを探して泊まるようにしている。
ヨーロッパでもアジアでも問題なくネットにアクセスできた。
ネパールやベトナムの山間部の町のホテルからも、
ネットが使えるようになり、
メールチェックもブログ更新もなんなく行えた。
ただ逆にいつでもどこでもオンラインになれてしまうせいか、
取引先の会社員の方から最近は、
夜中や休日も普通に仕事のメールが入ってくるようになった。
私はオフィスもなく自宅で仕事をしている自営業だから、
24時間365日、仕事みたいなのでもあり、休日みたいなものでもあるから、
別に起きていれば夜中にメール対応しようが、
休日仕事をしようがまったく問題はないんだけど、
時間と場所に縛られて働いている会社員の方までもが、
どこでもオンラインになれてしまうため、
もはや残業とか出勤時間なんて観念はなく、
夜中だろうが休日だろうが仕事をしなければならないというのは、
なんか気の毒だなと思うと同時に、
だからこそサラリーマンこそ会社がノマド的な働き方を認めて、
無意味な定時縛り、オフィス縛りをやめれば、
通勤ラッシュだって緩和されるだろうし、
平日日中、私用をして、夜や休日に仕事をするといった、
自分なりの効率的な時間割ができるようになるのになと思ったりもしている。
ノマドがどうのとわめいても、
通信機器の発達によりもはや我々は、
どんな辺鄙な場所に行っても、
オンラインにならざるを得ない環境にある。
チベットに行ったってチベット僧が携帯電話を持っている時代だ。
ノマドを否定するよりノマド的なワークスタイルを、
会社も取り入れることで、
会社員も自分の裁量で自由に時間を使える働き方ができれば、
いいのになと思ったりもしている。
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