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何のために誰に向けてブログやSNSをやるのか考えてる?

「ブログを書いている時間がなかったから、
本の感想はツイッターで何度か書いた」
「恥ずかしい書評を書きたくないから、
じっくり時間をかけてブログで書評を書く」

村上春樹の書評について絡んできた人がいた。
最近、めっきり絡んでくる人はいなくなったのに、
今時、珍しい天然記念物だなと思って、
プロフィールを見ると、ブログでは自称ブロガーで、
かつブログのテーマは書評、映画、音楽の3本柱らしい。

で、村上春樹本の批評を書くのなら、
ハイコンテクストがうんたらかんたらとか抜かしている。
こういう言葉、使いたがる人にまともな人いないいんだよな。
使うんだとしても、ブロガーなら、
誰もがわかりやすいように書かないとダメなのに、
と思いつつ、ならそのハイコンテクストなる高尚な書評とやらを、
拝読させていただこうかと思い、ブログにいったら書評がない。
しかも昨年9月で書評コーナーは更新がストップしている。

とそこで出た言い訳が上述のようなものだ。
時間がなかったからツイッターで書評を書いたというが、
別にあんた誰だか知らないし、有名ブロガーでもなんでもないし、
別に知らない人と村上春樹談義をしたいわけじゃないし、
ツイッターさかぼってなんか誰も見ないから!と思いつつ、
なぜこの人は書評などを書くブロガーだと自称しているのに、
自分の書評をブログで書かないのだろうかと不思議に思った。

私は、好きを仕事にしたいならブログを書きなさい。
会社員だけで不安なら、
会社員時代からブログを書きなさいと勧めている。

かつてのブログブームが過ぎ去り、
猫も杓子もブログを書く時代は終わり、
圧倒的多数の人はブログは不要で、
フェイスブックなりツイッターなりSNSで事足りる。
SNSがある時代にわざわざブログを書くというのは、
手間のかかることだし、
でもだからこそ、それが仕事につながったり、
個人のブランド力アップにつながったりする。

だから他人の書評批判をしている暇があったら、
自分で立派な書評を書けばいいのにと思いつつ、
時間を言い訳にしつつ、なぜかツイッターでは感想を垂れ流している。

こういうのがもっとも無駄なSNSやブログの使い方だ。
きちんと使い分けができていない。
それでいて本業ではデジタルコンテンツをプロデュースするとか
言っているのだから頭が痛い。
他人につっかかったところで、
別に何のメリットにもなりやしない。
いや、小説書いた本人でここが誤解だとか、
そういう指摘をするならともかく、
他人がどんな書評を書こうが、
それがダメだと思うのなら、
自分で書評を書けばいいだけの話だ。
しかも書評のブロガーだというならなおのこと。

ところが「立派な書評」を書くために、作業が後回しになっている。
書評のブロガーなのにだ。
なんじゃそれって話でしょう。
そういえば私だけでなく、
なぜかブロガーのイケダハヤト氏も批判してた。
批判する前にブロガーならブログ書けよと思う。

わざわざこの話を紹介したのは、
このどうしようもない彼の批判だけをしたいわけじゃなく、
SNS全盛時代にせっかくブログをするなら、
ちゃんとやる意味と誰に向けて発信しているのか、
考えてやるべきだという話を、
今度、ブログ実践術の講演で話そうと、
ちょうどスライドを作っていたからだ。

今の職場が不安とか、本当はこんな仕事をしたいとか、
そんな相談をしにくる人には、
好きなことをテーマにブログを書きなさい。
10年続けられたら必ずものになるから、
という話をするのだが、
だいたいの人はブログも作らないし、
作ったとしても3日ぐらいで終わってしまう。
もしくは惰性で続いているんだけど、
どんどんうちわな日記みたいになってきて、
一体、何のためにブログ続けているのかなと、
疑問に思うこともある。

まず目的をしっかり持つこと。
例えばこのダメな彼の場合、
本業では電子書籍関連のこともしているらしいのなら、
なおのことちゃんと自分が読んだ書評を書けばいいし、
ハルキストでもないらしいし、
村上春樹の本をすべて読んでいる感じは見受けられないので、
時間をかけて村上春樹書評を書く意味はなく、
例えば村上春樹の新作がなぜ電子書籍で出ないのかといった観点から、
電子書籍市場を展望してみるとか、
仕事に間接的に役立つような情報発信をしていけば、
本業にもプラスになるわけだ。

ところがブログを書く目的がはっきりしないまま、
とりあえずブログがあり、とりあえず書評コーナーを作っているまま放置されている。
一体、どんな人に向けた書評なのか、
何のために書評を書いているのかが判然としない。
間テクスト性がどうのとか一人で悦に浸っている書評を、
そこそこ書いているみたいだけど、誰が読むのかって話。
そのくせなぜか夏目漱石が好きらしい。
だったら夏目漱石に特化した書評ブログにでもすればいいのに。

私が村上春樹の新作レビューをブログで書くのには、
ハルキストではないけど、ほとんど村上作品を読んでいるので、
前回は駄作だったが、今回はどうなんだろうという純粋な自分の興味があり、
でも1785円も出して、貴重な時間を費やし、
またしてもつまらなかったらヤダなとか思った時に、
ああ、きっと同じような思いをしている読者の人って、
きっといっぱいいるはずだと思ったわけです。

ベストセラーになっている。
何万部もあっという間に売れた。
行列にもなっている。
なら買って読もうかな、でも外れたらやだなと。
そういう人のために私が読んで、
どうだったか感想を書けば、
参考になるかなと思って記事を書くことにした。
おもしろくて本を紹介できれば、
アマゾンアフィリエイトで書籍代ぐらいはペイできるかもしれないし。

上記のような目的で書評を書いているから、速報性が大事だ。
彼のようにじっくり小難しい文化評論を書くとか抜かしていたら、
あっという間に世の中の関心はそれてしまう。
迷っている人に読んだ方がいいのか、
いや読まない方がいいのか、
私なりの意見をなるべく早く書くことで、
「かさこさんが推薦しているならおもしろいかも」
「かさこさんがダメといっているならやめておいた方がいいかな」
と何人かは参考になるかもしれない。

そういえば彼は、私が村上春樹を批判するために、
批判レビューを上げているとか批判していたが、
はっきりいってそんな暇じゃない。
というかアマゾンのアフィリエイトをやっているから、
むしろ村上春樹の新作を購入して、
「おもしろかったです!おすすめです!」
というレビューを書いてアマゾンのリンクを張った方が、
私的にはお金が入ってきていいわけです。
だから別に批判するために読んでいるわけじゃなく、
むしろおもしろくあってほしいとすら願っているが、
残念ながら他人に勧められるようなものではなかった、
というだけの話だ。

それに私は結構村上春樹を読んでいて、好きな本も多い。
国境の南、太陽の西』『神の子どもたちはみな踊る
ノルウェーの森』はおすすめだ。
別にハルキストじゃなくても多くの人が村上作品を読み、
そして多くの人が「最近はちょっと内容が劣化してきたが、
今度の新作は違うんじゃないか」と期待して、
前回はずれでもあきらめきれずに、また新刊を買ってしまう人も多いはず。
私もその一人に過ぎない。

もちろん書評や読書感想なんて、
人によって受け止め方は違うわけだから、
私がつまらないといってもおもしろいという人は当然いるわけだ。
ただ私がこれまでいろんな書評を上げているから、
私が好む本を好んでいるのが多い人は、
傾向的に嗜好が似ているから合う合わないが一致する可能性がある。
現に、数日前に読者からメールがきて、
こんな作家の本を好きで読んでますというのを見たら、
驚くほど、重なっていた。

私にとっても興味があり、読者にとっても興味があり、
それを買った方がいいのかどうか、
アフィリエイトや広告のために絶賛するようなマネはしない、
ステマを強要されて会社を辞め、
わりと流行りの本もバッサリ切っている書評を書いているかさこさんなら、
いいんだか、悪いんだかよくわからない、
どっちつかずの書評を書いている人より、
参考になるだろうという思いで書いている。
そういう人が多いせいか、この記事のアクセス数は多い。

SNSでお気軽につぶやける時代に、
わざわざ手間暇のかかるブログをやるのなら、
自分が何のためにやっていて、
どんな読者にどんな情報を提供したいのか、
そこをしっかり考えた上ではじめないと、
「こんなブログなら別にフェイスブックでつぶやいていればいいよね」
とかになりかねない。

ブログをするなら戦略的に考えて活用する。
そうすれば仕事につながったり、仲間が集まったりする。

ただ漠然とホームページ作って、
ブログも作って、一通りSNSのアカウントも作ってみたけど、
他人の足を引っ張ることばかりに時間を追われ、
きちんとツールを使い分けていなくて、
自分のためになっていないなんて、ほんと時間の無駄だ。
そんなんだったらSNSやブログなんてやる意味がない。

というわけでどんな風なブログの使い方をすれば仕事に結びつくのか。
(広告貼ってアフィリエイト収入なんてせこい話はしない)
どういう風な書き方をすると、
読者が集まってきて、多くの人に読んでもらえるのか。
そういう講演をしたいと思っています。

今こそ漠然とではなく、戦略的にブログを始めた方がいい。
それが個人のブランド力につながり、
会社員の傍ら仕事が持てるパラレルキャリア(複業)の実現に、つながると思います。

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by kasakoblog | 2013-05-06 21:24 | セルフブランディング

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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