言わなくてもわかると思うから不満がたまる~「声の小さな人」も声をあげること

多くの人が勘違いしていること。
それは「言わなくても相手がわかってくれるはずだ」ということだ。
もちろん、とても気遣いができる人もいるし、
こちらの意図を察して、言われる前にさっとやってくれたりすると、
感動したりなんかして、
そういう気遣いができる人が増えたらいいなと思う。

でもどれだけ気遣いができる人間でも、
当たり前の話だが100%完璧な人間なんていないわけだし、
所詮、相手は他人なのだから、100%相手の気持ちを推し量るのは不可能だ。

だから、伝えたいことがあるなら、
「言わなくてもわかる」ではなく、
しっかり相手に伝えよう。

先日「声の大きい客」と「声の小さい客」の話をブログに書いた。
ビジネスの面で「声の大きい」うるさい客を優先しまいがちという話だ。

東日本大震災における被災地でもまさにこの現象があった。
緊急性がなくても「声の大きい」被災者には支援が集中する。
緊急性があるのに「声の小さい」被災者には支援が行き届かない。
メディアが取り上げる大きな避難所には、
支援が集中して物資が余っているのに、
メディアが取り上げない小さな避難所には、
支援がなく、困っている状況が続く。
避難所には支援物資が届くが、自宅待機の被災者には支援が届かない。

ここにボランティアが入ってくる。
熟練した災害ボランティアなら、
これまでの経験から「声なき声」を聞き取り、
「声は大きい」けど必要性の低い被災地・被災者を、
後回しにする決断ができるかもしれない。

でも多くのボランティアはそうではない。
助けたいけど、どこをどう助けたらいいかわからない。
結果「声の大きい」被災地・被災者に引っ張られることになる。

そうなるとどうなるか。
「声の小さな」人は、陰で文句を言ったりするのだ。
確かに気づけない人が悪いという面もあるが、
でも「声の小さな」人もしっかり声をあげるべきだと思う。

どんな場面でもそう。
「言わなくてもわかってくれる」というのは幻想だし、ある意味では怠慢だ。
察してくれると思ってただ待つだけで、
何も対応してくれないから不満がたまる。

夫婦とか恋人とか家族とか友達とか、
同僚とか部下とか上司とかでもそう。
長年ずっと一緒にいれば、
言わなくてもわかってくれるはずだと思いがち。
でも必ずしもそうとは限らない。
ちゃんと意志を伝えあうことが、
コミュニケーションの基本だと思う。

もちろん単に言えばいいというものではなく言い方も大事だ。
言い方というのは何も遠慮して優しく言うことだけではない。
相手によっては怒るという形で伝えることも必要だろう。
言うタイミングももちろん大事だ。

社会全体で心の余裕のない人が増えていて、
自分のことしか考えない人が多く、
相手のことを考えて伝える努力を忘れがちなような気がする。

言わなくてもわかる、ではなく
言うのが面倒だからいいや、ではなく、
しっかり相手に言葉を伝えることが、
必要なんじゃないかなと思う。

「声の大きい人ばかり優先されていてずるい」ではなく、
自分が声をきちんと上げないのが悪いと考えれば、
社会との接し方が変わってくるのではないだろうか。

・・・・

「声をあげる」という意味では、
何も話すことだけでなく、
ネットを使うということもあるだろう。

乙武氏の件で「店名を晒すのはどうか」という議論があったが、
あれほどの有名人はともかく、
一般人なら何か不満な対応があったら、
店名を晒してネットで批判しても、
私は構わないと思っている。

例えば先日起きたセルフ式うどん店チェーンの、
丸亀製麺の竹すだれカビ事件は、
客がカビ付の写真をフェイスブックに投稿して、
明らかになったわけで、
そうすることによって企業の改善につながったわけだ。

ただネットで批判する上で気を付けなければならないのは、
自分に落ち度がないことと、きちんといきさつを説明すること、
できれば写真などの「証拠」があった方がいいということ。
単なる自分の印象や感情で批判してしまうと、
それは下手をすると「営業妨害」の「クレーマー」になりかねない。

また今、安易にツイッターを立ち上げて、
ツイッターでこうした批判を展開しようとする動きもあるらしいが、
ツイッターではなくブログでやるべきだ。
ツイッターは140字しか書けないし、
順番を追って読んでいくには非常に面倒。
詳細にブログで書き、そのURLをSNSに張り付けて、
拡散した方が、的を得た批判になるはず。

クレームというのは本当は企業にとってはありがたい話なんです。
金を出してでも買うべきもの。
だからこそやっきになってアンケートとかやってる。
企業側で気づかなかった対応のまずさを、
気づけるきっかけになり、
それをきちんと改善すれば、
客の流出を食い止められるからだ。

そもそも企業内部で「これはいくら何でもまずいよな」
と思っていても改善されない可能性が高い。
みなさんも自分の職場や仕事にあてはめてみればわかるが、
「これって客のためにならないよね」ということでも、
組織の論理でごり押しされてしまうし、
そうした意見を言おうものなら、
社内で踏みつぶされてしまうこともある。

だからこそ外からのクレームって大事。
外では知りえない内部告発も重要だと思う。

悲しいかな、社会は問題が明らかにならないと、
問題は放置されたまま、蓄積されてしまう。
的を得た批判をネットで公表するのは、
長期的な目で見た上で社会をいい方向に向かわせるだろう。

・「声の大きい客」を優先し「声の小さい客」を犠牲にしていないか
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by kasakoblog | 2013-05-25 20:36 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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