なぜ南武線と横浜線の座席マナーが悪いのか
2013年 07月 23日
京浜東北線や中央線や山手線に比べて座席マナーが明らかに悪い。
7人掛けの椅子なのに、みんな中途半端な空きを作って座っているため、
5人とか6人しか座れない。
でも駅間がわりと長い路線だけに、
中途半端に座るなよといわんばかりに、
人と人との狭い間に強引に座る人もいるのだが、
そういう人をジャマだみたいな目で見るのだが、
「ちゃんと詰めて座らないあんたが悪いんだろ」
といったような見えない火花が散っている。
そんなしょうもないいさかいをしたくないがために、
誰か親切にあけてくれないかなと、
困った風に座席の前をうろうろしている人もいるが、
そんな弱気な姿勢できゃつらがどくわけもない。
そしてあきらめて立つのだ。
なぜ南武線と横浜線の座席マナーが悪いのか。
沿線住民の民度が低いからとかそういうことではなく、
最新の電車と違って座席が1つ1つわかれていないからだ。
最近の電車は座席にくぼみがあって、
なんとなくここからここまでが1人分、
みたいな「仕掛け」がしている。
時々、態度のでかいデブが容赦なく2人分またがって座っているが、
またがって座ろうとすると座りにくいので、
よほどのアホでない限りは2人分またがって座ることはない。
これで、めでたし、めでたし。
7人掛けの座席に5人とか6人とか座るということが激減した。
別にこの座席が目新しいことではないが、
久しぶりに古い車両に乗ったりなんかすると気づかされるわけです。
人間って、所詮、環境とかシステムとか仕組みに左右されるんだなと。
1人分しか座れないようになっていれば、
マナーだとかモラルだとか民度だとか気配りだとかに関係なくちゃんと座る。
ところがシステムがそうなっていないと途端にだれる。
ついつい人は人に八つ当たりしてしまいがちだけど、
仕組みで解決できるものって多いはず。
モラルのない人間にいくらモラルをといても、
モラルがよくなることはないが、
「悪いこと」をするのに手間がかかったり、
コストがかかったりするような仕組みになっていれば、
悪いことする人は減らせるし、
「良いこと」をする人を増やそうと思うのなら、
人が自然に動く仕組みを作ってあげればいい。
逆にいえばそういうものがないと、
人は簡単に楽な方に流れたり、
出来心で悪いことをしてしまったり、
欲望にまかせて行動してしまうということだ。
ただ座席に少しのくぼみをつけるだけできちんと座れるのに、
くぼみがないとだれるという電車の座席マナーを見ると、
なんか人間って情けないというか単純というか、
環境とか仕組み次第なんだなと思った。
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