フリーランスは社畜以上の“仕事の奴隷”になる危険も~休みを取る力
2013年 09月 17日
毎月、海外旅行に行けるんじゃないかとか思っていたが、とてもじゃないけど無理だった。
というよりこのままだと今年は休みもろくに取れず、
海外旅行にも行けず1年が終わってしまうと思い、
あわてて2カ月ぐらい前に9/8~9/16までモロッコに行くと決め、
取引先方々に宣言し、スケジュールを調整。
どうしてもこの間、頻繁に作業が発生してしまう仕事だけは、
かつての元同僚に頼むことにして、モロッコ取材旅行を楽しんでこれた。
無事に日本に帰国しました。
いや、別にネットが使える宿に泊まっているし、
ノートパソコン持ち歩いているから、旅行中でも仕事できないことはない。
でも毎日のように朝8時前にはホテルを出て、帰ってくるのが20時過ぎぐらいで、
その間、レンズと合わせて約2kg近くもある一眼レフカメラを、
ほぼずっと首から下げて、方々撮影したり、移動したりしているので、
それでホテルに帰ってきて、原稿書いたり、修正対応したり、
編集の進行管理するのはかなり体力的にも物理的にも厳しい。
でも事前にこの期間は海外に行っているという話をしていたので、
面倒な作業は発生せず、旅先で仕事のメール対応に追われることもなかった。
フリーランスって自由なようでいて、実は会社員より“仕事の奴隷”になってしまう可能性が高い。
第一に、代わりがいないから全部自分でやるしかなく、休みが取りづらくなる。
第二に、会社員と違って休めば収入がゼロになるので、不安から働き続けてしまう。
だから意外と会社員の方がしっかり休みがとれて、その間に旅行とか好きなことができ、
フリーランスになると休みという概念がなく、
すべてのスケジュールを仕事で埋め尽くそうとしてしまいがち。
時間が自由なようでいて、土日も深夜も休みも関係なく、
仕事に追われる不自由人になってしまう危険がある。
私もあやうくそうなるところだったので、
今回の期間だけは海外に出ようと決めることにした。
私は会社員よりフリーランスとして働く方をどちらかといえば勧めている。
「えっ、かさこさんって会社員全否定、フリーランス・ノマド称賛じゃないの?」
と思われるかもしれないが、それは誤解。
私が今、多くの方に勧めたいのはパラレルキャリア。
会社員としての地位を捨てずに、個人としても仕事をしていく方法だ。
これが一番いい。私もこれまで何年も実践してきた。
会社を無理にやめる必要はない。
ただ前近代的な価値観に捉われた会社が多いから、
パラレルキャリアを認めない会社もあるだろうが、
副業を認める会社も出てきていて、時代は変わりつつある。
それと近い将来、正社員が全滅して、
全員がフリーランスにならざるを得ない社会がやってくると私は思っている。
そうなると会社員がいいとかフリーランスがいいとかいう選択の余地はない。
いきなり個人事業主として放り出される時代になった時、
自分で仕事ができる力を身に付けておかなければならない。
だからブログでフリーランス的なことを勧めていると思われるような記事を書いている。
会社を見限り、フリーになる人も今後増えていくだろうが、
くれぐれも目の前の仕事(ギャラ)だけに時間に追われまくり、
“仕事の奴隷”になってしまわないよう、休みをとったり、
仕事以外の時間を持ったり、いろんな人と会って話をしたり、
将来の仕事につながるような種まきをしたりした方がいい。
でないとつぶしがきかなくなり、仕事の幅が広がらなくなり、
結局は使い捨ての「社畜」と同じ、目先の単純作業だけに追われ、
時間なく人生を楽しめないまま、都合のいいところで捨てられる存在になってしまう。
フリーだから自由で会社員だから不自由とかそんなことはない。
フリーランスは特に自己管理能力と人生の時間割能力を持っていないと、
目の前の仕事に追われるだけで終わってしまうので注意したい。
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