シカが歩道を歩く奈良の日常~地元で当たり前のことが外の人にとってはおもしろい
2013年 09月 24日

しかも歩道の信号が青に変わったら、歩道を渡ってた!
っていうか山道とかではなく日本の町中の公道で堂々と動物が闊歩してるのって、
奈良のシカと福島の死の町の牛ぐらいじゃないか。
ここはインドか!なんて思って感動したりした。



だから多分、観光客がシカに驚いたりしていることがむしろ不思議と思うかもしれない。


意外とその土地の人にはわからない。
なぜならそれが当たり前の日常だから。
シカだってそう。
公園とか山の中の道とかじゃなく、町中をシカが歩いているなんて、
外の人間から見たらおもしろすぎる。





「外国人旅行客の方に会うと、いろいろ日本を回ったけど、
奈良が一番いいっていうんです。
はじめはお世辞で言っているのかと思ったけど、
何人も言うのでお世辞ではないらしい。
こんな何もない奈良のどこがいいのかと思って聞くと、
高層ビルとか高層マンションがなく、
古い建物が残っているかことが素晴らしいのだと。
何もないことがむしろ高評価の要因になっていたんです」







無理やりハコモノやテーマパーク建設して、
観光資源作ったりするんじゃなく、
何もないなら何もないことをむしろ活かす。
そういえばほんと素晴らしかった奈良・飛鳥の散歩だったが、
私が飛鳥を気に入ったのは、別に古墳とか飛鳥寺があったからではなく、
そこに行くまでの道や周辺ののどかな田園地帯がとってものどかでよかったから。
田舎の人にとってそれは「何もない」ことかもしれないけど、
都会の人にとってそれは何物にも代えがたい貴重な癒しのスポットとなる。
そういう意味でも地元の良さを知ってもらうには、
外の人の意見ってすごく重要で、
地元の人間だけで観光で経済を活性化しようとすると、
地元の良さに気づかず、下手をするとその良さを台無しにしてしまいかねない。
地方の衰退しかり、日本の衰退しかり。
政治の無策で高齢者にばかり優遇し、
現役世代や子どもに税金を使わないから、
人口減少してあらゆる経済活動が衰退していくことは必至だが、
でも一つ、起死回生があるとすれば、観光客を呼び込むことだ。
外の人の意見を聞きながら、地元の良さを再発見し、
そこをPRすれば、外から観光客を呼び寄せることができ、
人口減少しても経済を活性化できるかもしれない。
奈良は中学校・高校の修学旅行以来かもしれない。
正直、学校で強制される修学旅行とか遠足って、
かえってその土地に悪印象をもたらす可能性があり、逆効果な気もする。
でも大人になってみると、こんなにいいところだったんだって再発見できた。
いや~時間があればシカだけ撮るために1日費やしてもいい。
今まで猫やサルを撮影してきたけど、
シカもシカによってそれぞれ表情が違ったりしておもしろいなと。
そして何より道路を渡るシカがおもしろい(笑)。
今回、奈良の写真教室は、奈良在住の読者の方が主催し、企画を考え、
すべての手配をしてくれた。
今まで自分でイベントの企画などしたことない人にもかかわらず、
しかもこのイベントで主催者が儲かるわけでもないのに。
そんな方が、なぜわざわざイベントを開催したのか。
一つには奈良でかさこさんに写真教室をしてほしいという理由もあったが、
それだけでなく、自分が住む地元奈良の魅力を、
かさこさんというフィルターを通して、写真を撮り、ブログで紹介して、
奈良の魅力を多くの人に知ってほしいという願いがあったからだ。
飛鳥はほんとよかったです。
そしてあまり期待してなかったシカは新鮮だった!
東大寺の大仏はもちろんすごかったですが。
それと何年か前に法隆寺とあわせて法起寺に行きましたが、
法起寺もとってものどかでいい雰囲気です。
いつかまたシカを撮るためだけに奈良に訪れると思います。
私は人に「インドは一度旅した方がいい。野良牛が町中を歩いているだけでもすごい」
とすすめているが、奈良では町中にシカが歩いてる(笑)。
野良牛よりはるかにかわいいと思います。
※地元に私を読んでイベントや講演を開催したい!という方は遠慮なくメールください。
すべてにお応えできるかわかりませんが、
できる限りいろんな場所に行き、その場所の魅力を伝えていきたいと思います。
kasakotaka@hotmail.com
・日本の桃源郷!おすすめの旅。奈良・飛鳥の田園地帯散策
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