全部荷物が盗られた?!荷物が消えた!モロッコ・ホテルの怪
2013年 09月 25日
あれ?部屋、間違ったかな?
モロッコのメクネスという町では、とっても親切な老夫婦が経営する、
かつての貴族の館を再利用したホテル(リヤドホテル)に3泊していた。
1日、撮影して部屋に帰ってくると、部屋に置いてあったものが何もないのだ。
洗濯して干しておいた靴下やパンツがない。
ソファに出しておいた着替え一式がない。
ま、まさか・・・。
盗られたとは思わなかった。
こんな親切な老夫婦が経営するホテルで盗みなどないはず。
表玄関はいつも厳重に閉めていた。
それに泊まっている人がほとんどいなかった。
第一、いくらなんでも洗濯した靴下など盗まないだろう。
私が真っ先に心配したのは「まさかゴミだと思って捨てた?!」ということだった。
いやいやさすがにそれもないだろう。
だから部屋を間違ったのかと思った。
中の造りは迷路のようになっていたから、間違ったとしてもおかしくはない。
しかし私の大きなリュックだけは所定の位置に置いてあった。
一体どこへ・・・と思って、タンスを開けると、
なんと洗濯物や、とっちらかしていた着替えが、
きれいにたたんであってしまわれていた。
「ああ~、そんな余計なことしなくていいのに!」
ソファに乱雑に置いているように見せて、
明日用の着替えと明後日用の着替えとをわけて置いてあったのに。
それにしてもこんな丁寧に服がたたんでしまわれているホテルなんて、
今まで50回ぐらい海外旅行してきたが記憶にない。
きっと親切な老夫婦だから気を利かせてくれたのだろうと思ったのだが、
どうもそうではなかった。
家族経営している路地裏の邸宅ホテルに3泊したのだが、
ここでもまったく同じことが起きたのである。
1泊泊まった後、方々を観光し部屋に帰ってくると、
メクネスのホテルと同様、服はすべてタンスに入れられて、きれいにたたまれていた。
それだけではない。
うがい用にと洗面台に置いてあったミネラルウォーターが、
わざわざ部屋のテーブルに移動されていたり、
置いていった大きなリュックでさえ、わざわざ移動してタンスの中にしまわれていた。
「もう余計なことしなくていいの!っていうか、
ひょっとしてモロッコ人ってむちゃくちゃ几帳面なのか?」
このマラケシュのホテルでは几帳面なホテルの人の行動を何度かかいまみた。
例えば朝食の時のこと。
コーヒーカップがまるでスープを飲むみたいに、
席の一番手前中央に置かれていて、パンが遠く離れた場所に置いてあった。
これだと取りずらいので、私は何気なくパンを手前に置き、コーヒーカップは右手にずらした。
するとホテルのスタッフがすぐさま元の位置に戻しにきたのである。
「食べにくいから、移動したのに!」
親切といえば親切なのかもしれないが、
さすがにこれはありがた迷惑だろうと思いながらも、
ひょっとしてこれってモロッコの国民性なのかもしれないと考え、
やむなくそれに従うことにしたのであった。
とにもかくにもモロッコに旅行に行くなら、
旧市街にあるリヤドホテルに泊まることをおすすめします。
1泊6000円程度からあります。
・おすすめメクネスのリヤドホテル写真
http://kasakoblog.exblog.jp/21115692/
・ホテル名は「Riad Atika Mek」。Bookingcomで予約可能
http://www.booking.com/hotel/ma/riad-atika-mek.ja.html
・モロッコ旅行目次
http://www.kasako.com/morocco.html
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