手裏剣大会レポート
2013年 09月 29日
「一般では、手裏剣は忍者の専用武器であり危険、といったイメージがあるが、
特殊な物ではなく配慮すれば安全に使用できる」
「特に、精神力や集中力を効率的に鍛えることができ、
現代人に多いとされるストレスの解消にも役立つ事が、研究者により明らかにされている」
ほんとかよ、オイ!
上記は「伊賀流手裏剣打選手権大会・オリジナルルールブック」(忍者博物館発行)の
「まえがき」から抜粋したものである。
なんでこんなものを持っているかというと、
第5回手裏剣打選手権大会の予選に参加したからだ。
忍者に興味があるわけではない。
仕事関係でお世話になっている人が「手裏剣大会に出る」と聞き、
これはおもしろい!と思って、その人と一緒に参加することになった。
6月から9月にかけて、大阪、愛知、京都、伊賀、九州、東京、静岡で予選があり、
得点上位40位までが10月に行われる伊賀の本選に出場できるという。
予選の人数上限は50人。マックスで7大会×50名=350名中40位は、
もしかしたらまぐれで本選にいけるのではないか。
プロフィールに「第5回手裏剣大会にて本選出場」なんてあったら、むちゃくちゃおもしろいじゃないか!
そんな遊び心で参加した。
東京予選で参加すればいいものを、ちょうど東京予選の日はモロッコに行っていたので、
わざわざ静岡(浜松)予選に参加してきた。
練習含めて的に一度も当たらなかった・・・。
たかが6mの距離から的に向かって手裏剣を投げるのであれば、
まぐれで1回か2回ぐらいは的に当たるだろうと思っていたが、
手裏剣のコントロールがものすごく難しい。
的に当たらなかったのは私だけではなかった。
予選では、練習10打、本番5打×2で合計20打、投げれるのだが、
予選前に何度も練習したというはじめに投げた男性は一度も当たらなかった。
2人目も一度も当たらなかった。
そんな状況である。
手裏剣にもいろんな種類があるが、本大会で使うのは十手裏剣。
縦横9cmと意外と小さい星形の手裏剣だ。
形が星形で意外と小さいので持ちにくいというのもあるが、
まるでコントロールができない。
ぶっつけ本番というのにも問題はあるのだが、
20回ぐらい投げれば1回ぐらいは的に当たるだろうというのが甘かった。
しかしこのふざけた遊びのようなイベントなのだが、礼儀作法にはうるさい。
投げる前に審査員と的に一礼し、終わった後も審査員と的に一礼するのはいいとしても、
投げる前に「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」という、
9つの文字を唱え投げればならない。
投げ方は、立った状態によるオーバーハンドでなくてはならない。
極めつけは、手裏剣は6枚渡されるのだが、投げるのは5枚でないといけない。
護身用に必ず1枚とっておけという忍者の教訓らしい(笑)。
また予選では忍者衣装の着用義務はないが、本選では忍者衣装の着用義務がある。
どこで売ってるんじゃい(笑)。
1つは大会参加費(1000円+ルールブック200円)を支払うことと、
もう1つが「医師等より運動を制限されてなく、粗暴な振る舞いのない人であること」だ。
粗暴な振る舞いのない人って(笑)。
大真面目に書いてあるルール―ブックがいちいちおもしろい。
ということなのかもしれないが、認知度が低く、意外と派手さがないため、
浜松予選では予選上限50人のところ20人ぐらいしか申し込みがなかったようだ。
静岡のテレビの取材がきていたが、おもしろおかしく取り上げるのは難しそうだ。
まあでもこんなおもしろい大会がある。
またオリンピックやスポーツと同じで、マイナーなスポーツなら、
競技人口が少なく、ちょっとしたことでかなり上位になれるかもしれない。
そんなわけで興味のある方はぜひ来年、大会が潰れていなければ、
参加すると良いと思う。
ちなみにルールブックには第10回まで成績が書き込めるようになっているので、
10回ぐらいまでは大会はやっているかも。
ちなみに浜松まで電車賃かけて的に1つも当たらず、
惨敗してきた手裏剣大会の写真なんかよりも、
浜松で見つけた「月まで3キロ」の看板に、100人近いいいねがついている。
なんで「月まで3キロ」なんてところまで行ったかというと、
秋葉ダムと秋葉山にある黄金の鳥居を撮りにいくためです。
手裏剣大会しかり、看板しかり。
バカバカしいことがおもしろい。
それが人生、楽しく生きる秘訣。
おもしろい情報やイベントや人などいたら、ぜひ教えていただければ、
可能な限り取材したいと思います!
イラストレーターのこまつきょうこさんが、あっという間に描いてくれました!
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