降水確率なんて無意味。時間別の天気がわかるピンポイント天気を見るべき
2013年 10月 17日
![降水確率なんて無意味。時間別の天気がわかるピンポイント天気を見るべき_e0171573_23493072.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201310/17/73/e0171573_23493072.jpg)
スタッフの一人が「今日の予報は降水確率50%でした」というのを聞いて、
「久しぶりに降水確率なんて単語を聞いたな」と新鮮な驚きがあった。
というのも昔と違って、インターネットで天気予報を細かく見れるようになってからは、
降水確率なんて無意味で不正確な情報はほとんど目にしなくなった。
でも私のように撮影の仕事をしていて、
天気がどうなるかが死活問題ではない一般の人にとって、
降水確率で雨が降るかを判断している人は多いのかもしれないと思った。
ちょうどブロガーサイトのBLOGOSにも
「「見える化」に思うこと − 降水確率50%と傘持参推奨」という記事が出ていた。
電車の中で「降水確率50%って無意味だよね」との言葉を聞いた筆者が、
無意味と思えた降水確率50%という情報から、
その日は平均的な日より雨が降りやすい条件が揃っていることが読み取れる。
と無意味なことを書いているのに驚いた。
台風出社の愚でもそうだけど、
せっかくインターネットという今までにない情報源があり、
スマホなりケータイなりで移動しながらでも見れる情報がありながら、
降水確率という前近代的で不必要な情報しか見ずに天気を判断するから、行動を誤るんだなと思う。
明日の正確な天気を知りたい場合は、
「東京 晴れのち雨 降水確率50%」なんて、
まったくあてにならない情報で判断するのではなく、ピンポイント天気を見るべきだ。
これを見れば、かなり明日の天気状況が詳しくわかる。
10/18(金)の天気予報を例にとって説明しよう。
![降水確率なんて無意味。時間別の天気がわかるピンポイント天気を見るべき_e0171573_23502963.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201310/17/73/e0171573_23502963.jpg)
Yahooの九州の天気を見ると、「宮崎 曇り→雨 降水確率90%」となっている。
しかしこんなアバウトな情報で天気を判断するバカはいない。
「宮崎」をクリックすると、画面下の方に「ピンポイント天気」というのがあり、
地区別の詳細な天気予報を見ることができる。
![降水確率なんて無意味。時間別の天気がわかるピンポイント天気を見るべき_e0171573_23504781.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201310/17/73/e0171573_23504781.jpg)
ここで例えば「宮崎市」をクリックしてみよう。
すると明日の時間帯別天気予報が詳細に出ている。
![降水確率なんて無意味。時間別の天気がわかるピンポイント天気を見るべき_e0171573_23513648.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201310/17/73/e0171573_23513648.jpg)
これを見るとわかる通り、18時過ぎから弱雨が降る予定になっている。
ここまでたどらず「宮崎 曇り→雨 降水確率90%」という情報だけを見たら、
「90%なら絶対雨が降るはずだ!」と傘を持っていったりするだろう。
しかし見ての通り18時までは曇り予報だ。
もし外出が18時前だったら雨に降られる可能性がかなり低い。
しかも「90%」といったところで弱雨だ。
「だったら折りたたみ傘でいいか」と、わざわざ大きな傘を持つ必要はないだろう。
もちろん天気予報だからはずれることもある。
でも一番はじめのアバウトな「宮崎 曇り→雨 降水確率90%」より、
かなり詳しい情報がわかる。
例えば昼間の撮影や昼間のイベントで、
雨さえ降らなければ決行したいと思っている時、
「宮崎 曇り→雨 降水確率90%」だけを見たら、
「90%だからやめようか」と思ってしまうかもしれないが、
ピンポイント天気を見れば「昼間はもつかもしれないぞ」と、
ぜんぜん違った判断ができる。
私はここ数年、撮影の際には必ずこのピンポイント天気を確認する。
全体の天気予報では「雨」になっていても、
ピンポイント天気を見ると1日中「曇り」になっていて、
実際に行ってみると雨は降らず曇りだったというようなことは何度もある。
何度となくピンポイント天気を見ているが、かなり正確だ。
またピンポイント天気は、地区によって微妙な天気の違いがあることがわかるのもいい。
東京が「雨」といったところで、23区内と多摩とでは違う場合もある。
地方で広い県ならなおさらだ。
ピンポイント天気はその名の通り、地区別になっているから、より正確な予報になりやすい。
さらにピンポイント天気がよいのは、時間別に気温と風速が出ていることだ。
天気予報で「最高気温が28度です」なんて情報だけで、
今日は暑そうだから薄着でいいかなんて思ったら、
朝晩はえらい寒かったというのは多々あるわけだが、
ピンポイント天気なら時間別の気温が出ているので、
どんな服装で出かけるかの参考にしやすい。
そして雨よりも重要なのが風速予報だ。
天気が晴れていても風が強いと電車が止まったりする。
気温が温かくても風が強ければ寒く感じる日もある。
何より風が強いと外での人物撮影はあまり向いていない。
服や髪がなびいてしまうからだ。
ちなみに水曜日に襲った猛烈な台風の時も、
このピンポイント天気予報はかなり正確だった。
横浜の場合、強い雨は0時~9時までで、それ以降は雨マークがなくなっていた。
風のピークもちょうど通勤時間帯にあたる9時で、
風速15mというとんでもない強風予報が出ていた。
12時になると雨予報ではなくなり、風も強いが徐々にやわらいでくる。
これを見れば「朝出社するのは無理。逆に昼過ぎなら意外とあっさり移動できるかも」
ということが簡単に導き出せる。
実際ほぼその通りになった。
なのでぜひ天気予報を正確に知りたい人は、
ピンポイント天気を見るくせをつけてほしい。
そうすれば降水確率なんてまるで何の役にも立たない情報に、
振り回されることはないはずだ。
時間帯別の対策もしっかり立てることができる。
ただもちろんそれでも天気予報が外れることはある。
でも大ざっぱな予報なんかよりはるかにあたるというか正確だ。
ちなみに私はどんなに晴れ予報だろうが、
必ずリュックに折りたたみ傘は入れてある。
傘を持っていくか持っていかないかを、
天気予報を見て判断するから間違えるのだ。
雨は突然降ってくる。晴れ予報でも降ることもある。
だから軽い折りたたみ傘を毎日入れっぱなしにしておけばよい。
急に雨に降られて、無駄な傘を買うことはなくなる。
雨が降るか降らないかで傘を持つか持たないかを判断するなんて、
そんなバカらしいことに時間をかけている暇があったら、
毎日カバンに入れておけばいいのだ。
自分で判断するから間違う。
ぜひピンポイント天気を見るくせと、
折りたたみ傘をカバンに入れっぱなしにするくせをつけてほしい。
この2つをするだけで天気に振り回されることは、相当軽減されるはずだと思う。
くれぐれも降水確率なんて意味のない情報を見ないように。
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