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仕事を頼むならまず納期とギャラを言え

「かさこさん、こんな仕事できますかね?
媒体は○○で、こんな内容の執筆なんですけど・・・」
「内容的には問題ないですよ」
「そうですか、それは助かった!
で、具体的な内容なんですが、ああでこうで・・・」

他人に仕事を依頼する時に、仕事の内容だけで突っ走ってしまう人がいる。
確かにその人に仕事が頼めるかどうか、
内容的にできるかどうかを確認するのは大事なことだ。
例えば、私がライターだからといって化粧品の記事を書けるとは思えないし、
また逆に私が金融のことばかり書いている人だと思い込んでいる人が、
「旅行関係って書けますかね?」と確認してもらえれば、「書けますよ」と答えられる。

ただそこで大丈夫ですと答えた途端、
さらに仕事の詳細な説明を延々と始める人がいる。
中には仕事の内容がOK=仕事を引き受けてくれたと勘違いし、
具体的に仕事をどんどん進めてしまう人もいる。

そこでうんざりして、止めに入るわけです。
「仕事の内容はわかりましたが、それで納期はいつなんですか?
ギャラはいくらなんですか?」

内容的に仕事ができるものだったとしても、
他の仕事や予定との兼ね合いで納期によっては引き受けられないものもある。
だからある程度、仕事の概略を話したら、
詳細な仕事内容はいいから、まず納期を伝えるべきだ。

「いや、その納期じゃ、他の仕事が入っていて無理です」
とその時点でわかれば、お互いに無駄な時間を費やさなくて済む。
つい先日も延々と仕事内容を説明された挙句、
まったく納期を言う気配がないので、
「それで納期はいつなんですか?」と聞いたら、
とても引き受けられるスケジュールではなかった。

また最近ではこちらの都合も聞かずに、
勝手に取材日が決められ「10分前にこのビルの1階に来てください」
というメールだけが入っていて???になった。
あの、その日、別件が入っていていけないんですけど。
なぜこちらの予定を確認してから取材アポを取らないのだろうか。
バカすぎると思うかもしれないけど、時々バカすぎる人がこの世の中にはいるんです。

仕事の内容、納期の次に言うべきことがギャラ(予算)だ。
ほんと日本人の悪い癖で、仕事頼む時にギャラを提示しないバカものが多い。
いや、ギャラの相場がわからないのであれば、
見積もりくださいっていえばいいわけだし、
予算が少ないのなら「このぐらいの予算しかないんですけどどうですか?」
とはじめに言えばいい。

また継続的に取引関係がある会社なら、
だいたいこの仕事ならこのぐらいのギャラだろうと、
お互いに感覚がわかっているから、
そういう取引先だったら先にギャラを言わないというのもあり得る。

でもそうじゃない。
とにかく急ぎの仕事で誰かに頼まなくちゃと焦っていて、
仕事の細かい内容を延々説明し、納期もOKとなったら、
さあ仕事を進めてください!みたいにお願いする人が時々いて、
「いやいや、それでこの仕事はいくらなんですか?」とこちらから聞くようにしている。
というかさ、あんたの部下じゃないんだから、
仕事を他人に頼むならビジネスなんだから、
先にギャラちゃんと提示しろよと思うわけです。

ただ聞いても答えない会社や担当者もなかにはいる。
それでいて「とにかく急ぎなので執筆始めてください!」
とか急かされて「ふざけるな」とキレるわけだ。

仕事内容、納期、ギャラ。
この3点をまず提示してくれない限り、
仕事が引き受けられるかどうかは答えられませんと。

だってそうでしょう?
「とりあえず急ぎで車1台作って!」って言われても、
いくらお金をもらえるかによって、
客が望む車ができるかどうかはわからないわけだ。
100万円で作るのか、300万円で作るのかによって、
同じ車といえども違ったものになる。

「いや、それがまだ全体の予算が決まってないんですよ!」
という人がたまにいるが、こういう人は要注意だ。
ちゃんと予算を詰め切れないまま、見切り発車で仕事を始めるケースは、
往々にしてろくでもない仕事になる。

内容がかたまってないから、何度手間になったり、
予算が決まってないのにとりあえずいろいろ作らせた挙句、
後出しジャンケンで「やっぱり予算が少ないのでこのぐらいでお願いします」と、
平気で原価割れするようなおかしな金額を提示してきたりする。
こういう人や会社の仕事はきっぱり断った方が身のためだ。

ほとんどの取引先は仕事を頼む時、
仕事の内容、納期、ギャラをまず一番先に、間接明瞭に提示し打診してくるが、
1年に2~3回ぐらい不届き者というかババ案件に出会ってしまい、イラっとくることがある。

当たり前すぎる話なんだけど、中にはそういう人もいるので、
ぜひ仕事を頼む際は、仕事内容の説明だけに終始せず、
まずはスケジュールとギャラもきちんと伝えるクセをつけてほしい。

まあ仕事の場面でも契約観念がない日本社会だからこそ、
憲法違反しても堂々と国会議員が居座っていたり、
裁判所が憲法を違反を「違憲状態」などという、意味不明な解釈で言い逃れしたり、
なんとでも解釈可能な法律とかを作っちゃったりするんだろうけど。

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by kasakoblog | 2013-12-08 22:48 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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