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食の楽しみを奪われたアレルギー体質の女性の再起

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「もう生きていても仕方がない。
なぜ私だけが突然、小麦アレルギーにならなければならないのか……」

パンが大好き、食べることも大好きだった石山草子さんが、
突如、小麦アレルギーになってしまったのは30代半ば過ぎのこと。
今から6~7年前だ。
20年前ぐらいから様々な食物アレルギーが発症していたが、
よりによってパンが大好きでパンとコーヒーが何より人生の楽しみだった石山さんに、
今度は小麦アレルギーが発症してしまったのだ。
しかも小麦はパンだけでなく、いろんなものに入っている。
あれもダメ、これもダメ……。
自分の食べるものがない。
あまりの絶望感にどん底に叩き落され、
もう私なんかが生きている意味はないとすら思っていた。

最近では少しずつ認知され始めているが、
未だに食物アレルギーについて無知な人も多い。
「食べ物のわがまま言うな!ただの好き嫌いだろ!」
という人も意外といるが、そんなことではない。
体質的に特定の食べ物を受け入れることができず、
食べてしまった場合、最悪のケース、死に至るケースもある大変な問題だ。

2012年12月には東京都調布市の小学校で食物アレルギーのある小5女児が、
学校給食が原因で死亡した事故もある。
しかも石山さんのように、今までは平気だったのに、
ある日、突然、アレルギーになり食べられなくなる人もいる。
食生活が乱れた現代人にとって、食物アレルギーは他人事ではない。

小麦アレルギーになった石山さんは外食が一切できなくなった。
友達と気軽にランチや食事に行けない。
こうしたことからどんどんひきこもりがちになり、
どんどん気分は落ち込んでいくばかりだった。

しかし何か食べなければ生きてはいけない。
ましてやもともと食べることが好きだった。
アレルギーの私でも食べれるものはないかと探し回った。

こうした中、同じようにアレルギーで悩む人たちが多いことに気づいた。
アレルギーではあっても、おいしいものを食べたいし、
同じように悩んでいる人にも安心しておいしいものを食べさせてあげたい。
そんな一心で、小麦粉を使用せず、代わりに米粉を使ったメニューを出すカフェを2010年にオープン。
「生きていても仕方がない」と思って落ち込んでいた時期がウソのように、
悩みをバネにして生まれたカフェが大きな生きがいとなっていた。

なぜ食物アレルギーになってしまうのか。
アレルギーの人にも食べされるものはないか。
いろいろ調べていくうちに、いかに現代の食べ物の多くが、
安さと利益を求めるあまり、人間の健康にとっていいとは言い難いものばかりということに気づいた。

「アレルギーになってしまったものは食べれないけど、私は肉や魚は食べるんです。
私は何かの主義や流行で食生活を選んでいるわけではありません。
食べれるのであればおいしいものは食べたい。
アレルギーの心配なく、かつ健康なもので、
おいしいものを作れないかどうか日々研究していました」
と石山さんは話す。

様々な食材をリサーチしている中で、塩糀(しおこうじ) に注目した。
小麦粉を使わず、おいしい味つけができる調味料として使えるのではないかと思ったからだ。
いろいろ調べていると、なんと東京の町田市内で、
無添加、天然醸造で糀(こうじ) を作っている店があることを発見。
イベントに出店しているのを聞き、行ってみることにした。

そこで衝撃的な出来事があった。
塩こうじに興味があったものの、出店していた井上糀店の5代目店主ちえさんは、
無添加、天然醸造の味噌を知ってもらおうという趣旨で出店していたらしい。
石山さんが大豆アレルギーとも知らず、
ちえさんは「ほれ。食べてみな!」と、たっぷり味噌をつけた生のきゅうりを差し出した。

困惑する石山さん。
しかしあまりにも自信たっぷりのちえさんの様子に圧倒され、
おそるおそる一口食べてみると、驚くことに、何のアレルギー反応もなかったのだ。

ちゃんと作っているものは大丈夫。
今まで食べていたものがひどかったのではないか。
だからアレルギーになってしまったのではないか。
そんな風に思うようになり、井上糀店のちえさんのところに、
何度も出入りするようになり、糀や味噌を買付するだけでなく、
ちえさんから食材についての知識をいろいろと得るようになった。
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ちえさんはこんな風に言う。
「昔は当たり前だった、自分も当たり前だと思っていた、
昔ながらの製法でちゃんと作っている糀や味噌が、
今では珍しいものになってしまった。
糀や味噌に限らず、安さと利益のために、
人間の体にとっていいとはいえない食べ物が世の中に蔓延するようになってしまった。
そんな世の中だからこそ、私は昔ながらの製法で作り続けていきたい」

ちえさんの想いに共感した石山さんは、
ちえさんのような素晴らしい人を絶やしてはならないと考え、
カフェは一度閉じ、井上糀店を広める活動や、米粉を使った料理教室、
健康な食材のリサーチなど、食と健康とは何かを考える活動を主にしている。
また「野菜は自分で作った方がいい」と考え、
相模湖そばに畑を借りて、畑仕事も始めるようになった。

はじめは町田から通っていたが、遠いし移動時間もかかる。
幸いにして旦那さんの仕事がSEのため、
都内への打ち合わせは月に1~2度で、
それ以外は自宅で仕事ができるため、
夫婦で畑のある相模湖そばに引っ越すことにした。

石山さんから食についていろいろ話を聞いていた、
妹の小野敬子さんも井上糀店を手伝うようになった。
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「私、味噌も味噌汁も好きではなかったのに、
井上糀店の味噌を食べたらおいしくて、
すっかり味噌にはまってしまいました!」ということで、
2013年末に「みそソムリエ」の資格を取得。
お姉さんの石山さんとともに、健康でおいしい食べ物とは何かを広める活動を始めている。

石山さんは何も食べれず、つらかった時期を振り返る話をしている時は、
時折、目に涙を浮かべながら話をしてくれた。
でも今は「アレルギーになったおかがで、むしろ人生楽しいし、
アレルギーのない人よりもはるかに健康な食生活ができるようになった」と、
楽しそうに語っていた。

思うに、昔に比べていろんなアレルギーの人が増えているように思う。
それは人間の体ができている源となっている食べ物が、
「まがいものだらけ」になってしまったからではないか。
食材偽装、産地偽装といった問題ではなく、根本的に売られている食材そのものが、
利益重視・価格重視のために、人間の体に悪いものばかりになり、
結果、こうしたものが受け付けなくなってしまう。

そういえばある人がこんな話をしていた。
「食品メーカーの幹部の人いわく、自分の孫や子供に自社の製品は食べさせない。
なぜなら体に悪いから」

食べ物が壊れている。
だから食べ物によってエネルギーを得て、
食べ物によって作られている人間が壊れている。
人間が壊れているのは現代の食べ物が壊れているからかもしれない。

・井上糀店では無料でこうじ作り体験ができます!私もしてきました。
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時間や日時については要問合せ(電話042-797-7044)
多摩境駅から徒歩10分ぐらいの場所にあります。
http://www.komemiso.com/

体験できる工場そばにお店もあります。
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http://www.komemiso.com/hpgen/HPB/shop/shopguide.html

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by kasakoblog | 2014-01-28 12:30 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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