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元人気占い師の激白~占いに来る客はスリッパで引っぱたきたい!

「人気占い師として雑誌などにも執筆し、
3000人以上の占いをしてきたが、今は占い師を辞めた。
今の占い業界はおかしいし、そんなことに加担している自分が恥ずかしくなった。
ほんとは、占いに来たお客さんを占うより、スリッパで引っぱたいてやりたかった」

そう語るのは元占い師の酒井日香さん。
かつて「当たる占い師」として人気を博し、
雑誌「anan」「Hanako」などの占いコーナーも担当していた。

酒井さんが占い師になったのは偶然だった。
15歳で母親を亡くし、18歳で父親を亡くし、
父親が残した預金残高40万円を兄と二人でわけ、
住み込みで新聞配達やキャバクラの仕事をして、なんとか生活をしていた。
25歳になり年齢的にキャバクラの仕事に限界を感じ、
事務員のアルバイトに申し込んだところ、そこの会社が占い会社だった。

1年間は事務員として働いていたが、占い師が足りなくなった。
子供の頃、占いは好きでいろいろ本を読んでいたので、
事務員のかたわら、占い師を兼任することになったのだが、
「当たる!」と評判になり、一躍人気占い師になった。
その後、占い会社を辞め、フリーランスの占い師として約10年、占いをしてきた。
しかし占いへの疑念が次第にわいてきた。

1つは占い業界についての疑念。
「たいした知識や人生経験などなくても誰でも簡単に占い師になれてしまう。
しかも占い師とお客さんとの間にははじめから上下関係ができあがっている。
占い師が偉くて、客は言うことをありがたく聞くという関係性ゆえ、
たいしたこと言わなくても、当たり障りのないこと言うだけで、
客が勝手に占い師の言葉を信じてしまう。それっておかしいんじゃないのか?」

ある占いサークルに行った時のこと。
生年月日を聞かれたので答えると、
「この星に生まれたのにこんな人生になるのはおかしい」と現実を否定された。
「私の人生が占い通りになっていないと人生の方がおかしいなんて、
そんなおかしな話があるわけがない!
しかし占いをやっている人はその人の人生を占い通りにさせようとしてしまいがち。
でも誰もが占いの通りに生きているわけじゃない。
現実が占いに合わせるのではなく、占いが現実に合わせるべきなのに」

もう1つは占いに来る客への疑念。
「ミュージシャンとして成功するにはどうしたらいいですか?」
「お笑い芸人として成功しますか?」
といった仕事の悩みを聞く度に、次第に苛立ってきた。
「そんなもん、わかるわけがない!
というか、占いに来ている暇があったら成功のために努力しろよ!
占いなんか信じず、自分を信じろよ!」

でも占いだからそんなことは言えない。
占ってみせてもっともらしいことを言う。
それを簡単に信じてしまう客を見るのもイヤになってきた。
なぜそんなに簡単に信じる?自分の人生なのに。

恋愛の相談も多い。
「彼が仕事を失い、無職になってしまいました。別れた方がいいですか?」

「っていうかさ、あんた、金のために付き合ってるの?
彼が好きならそんな時こそ支えてあげるべきじゃないの?
無職になったら別れることを考えるって、金のために付き合ってたの?
そんなもん、愛でもなんでもない」

来る人来る人そんな人ばかり。
みんな我欲にまみれている。
こうした人の弱さにつけこみ、占いというツールを振りかざし、
お金をまきあげ、本音のアドバイスではなく、占い的な最もらしいことを言って客を満足させる。
そんな占い師という仕事がほとほとイヤになってきた。

「誰もが『自分だけは特別だ』と思い込んでいて、それを承認してほしいと占いにすがる。
承認欲求が強すぎる人ばかりが来る。
でも運を開きたいなら、他人に承認を求めるのではなく、
自己承認して、自分で人生切り拓いていくしかない。
占いに来て、占いにハマってしまうような依存体質ではダメだ」

当たる占い師としてもてはやされればされるほど、違和感を覚えた。
「別に占いなんかしなくても、何千人も人を見ていれば、
表情とか服装とか印象とかで、だいたいのことはわかってしまう。
それで当たった!なんて大騒ぎするのがおかしい」

占い師への苛立ち。占い客への苛立ち。それは実は自分への苛立ちだと気づいた。
「本当は作家になりたいと思い、安易に占いライターを始め、
スピリチュアルブーム、占いブームの占いバブル時代であったがために、
お金が稼げてしまい、そこに依存していたのは自分自身だったのではないか」

占う側と占われる側の共依存体質ともいうべき不健全な業界に違和感を覚えて、占い師をやめた。
そして夢をかなえようと、本を書こうと決めた。
書き始めたらおもしろくておもしろくて仕方がなかった。
私がしたいのはこれだったのだ。
今まで自分自身が夢に向かって努力していない、あの占い客そのものだったと気がついた。

書いた原稿は自費出版することにした。
「それは占いで10年稼いできたケジメでもあり、
占いにすがるお客さんへのメッセージでもあった。
本気でやりたいことがあるなら、自腹を切ってリスクをとってやれ。
やりたいことがあるなら、死ぬ気でやれ。
夢をかなえるとか、成功したいと考えるのなら、
そのぐらいの情熱や自信が必要なんじゃないかと、身を持って示したかった」
こうして2010年にVICE-ヴァイス- 孤独な予言者」という小説を自費出版した。

「作家になるという夢に向かって歩き出すようになったら、
すべての生活が楽しくなり、うまくいくようになった」と酒井さんは言う。
占い師を離れて、子育てや家事をしながら、さらには介護職の仕事をしながら、
執筆活動のテーマの一つに占いをすえた。
不健全な状況の占い業界の欺瞞を暴き、占い依存者を減らそうとするかたわら、
占いが健全に人に役立てるツールになる方法はないだろうかと、
様々な人への取材を行い、今度、新たな本を出版する予定でいる。

「そもそも当たる占いがよくて、当たらない占いが悪いっていうのが納得できない。
悪いことでも当たったらそれがいい占い師なのか?と」

占いなんかしないで済むならそれがいい。でも占いにすがってしまう人もいる。
そうした人に占いに依存せずに、うまく占いと付き合う方法はないかと、
様々な取材をする中で1つの結論が出た。

「占いは自分の心の弱さを映し出す鏡として利用すればいい。
そしてその占いの結果に打ち勝つように努力すればいい。
例えば今日は最悪の日で、何もしない方がいいと占いに出たら、
そんな日こそ最高の日にしてやろう!とあらゆることにトライする。
占いごときで最悪の日と言われて、何もしないような輩は成功しない。
そういうことを試されている道具だと思って占いを利用すればいいのではないか」

ちなみに「VICE-ヴァイス- 孤独な予言者」は希望者に無料でプレゼントしている。
「私が本を書きたい、作家になりたいと思うのは、
別にベストセラーになりたいとか、印税で稼ぎたいとかそんなことじゃない。
私が自腹をかけて書いた情熱のこもった作品を読んでほしい。ただそれだけ」

私はセルフマガジンを無料配布しているが、
酒井さんのしていることはセルフブックの無料配布だ。

やりたいことがあるなら占いなんかに頼らずやればいい。
悩み相談に来る客を引っぱたきたいと思ったのは、
何よりやりたいことに向かっていなかった自分への叱咤激励だった。

占い業界を知り尽くしているからこそ、占いが好きだからこそ、
占い業界をめった切りしたブログを続け、
占いへの提言となるような執筆活動を続け、
自身の夢に向かって今まい進し続けている。

・【重大告発】虚偽で恐喝犯に!
吉原峰子氏の和解の件を
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・恐怖!こうして人は虚偽情報により
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酒井日香(藤谷日香)の恐ろしい手法
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稲城市酒井日香=藤谷日香のマガジン返却虚偽
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by kasakoblog | 2014-02-20 00:15 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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