空気を読めず周囲からウザがられた人生から脱却できたアスペルガー経営者
2014年 02月 23日
いい本に出会えたので紹介します。
「アスペルガーですが、 妻で母で社長です。」アズ直子著。
誰と話してもいまいち会話がかみあわない。
悪気はないのに、遅刻常習犯で、片づけられない。
言われたことを鵜呑みにしてしまい、社交辞令が通じない。
馴れ馴れしい態度をとってしまい、相手に変な思いをさせてしまう。
ウソがつけずに、嫌いなものは嫌いとはっきりいってしまい、周囲からうざがられる……。
ところがその原因がわかった。
なんとADD(注意欠陥障害)の傾向の強いアスペルガー症候群、
=コミュニケーションや想像力に困難を抱える広汎性発達障害だったのだ。
アズ直子さんがアスペルガーと診断されたのは37歳のこと。
診断された時、「安堵」と「希望」を感じたという。
今までなぜか人と違って人生うまくいかない。
セミナーに行けばうざかられて出入り禁止にされ、
職場でもやっかいがられ、家族にも時々理解不能の烙印を押される。
どうして?どうして?どうして?
でもその原因がわかったことで、アズさんはこれまでの人生を一転。
「自分は病気なのだから、きちんと対策をして世の中とつきあうようにすればいい」
と様々なルールを決めて、自分の悪いところを治していき、
これまでのような対人関係のトラブルが少なくなったという。
アズさんが見つけた「人とうまくいく30のルール」が、
万人に受けるルールかどうかは微妙だ。
アスペルガーの人がこのルールを参考にしても、
すべての人がうまくいくかどうかはわからない。
ただアスペルガーかどうかに関係なく、
何か知らないけど人生うまくいかないという人に、
参考になるヒントがいくつかある。
またアスペルガーであることをむしろ隠さず、
はじめに言ってしまえばいい!という発想の転換も生き方の参考になる。
人は欠点をひたすら隠そうとしがち。
でも隠せば隠すほど、ストレスがたまり、生きづらくなってしまう。
だったら先に自らカミングアウトしてしまう。
アズさんの場合、アスペルガーであることを宣言したことで、
逆におもしろがられたり、それによって相手が気を使ってくれたり、
アスペルガーなんだから仕方がないと思ってくれるようになったという。
こうして今まで周囲からうとまれがちだった人生から、
逆にいろんな人が助けてくれたり集まってくる人生に変わったという。
人だけでなくどんな商品でもサービスでもそう。
欠点やデメリットを先に言わず、なんとか隠し通して、
自分をかさ上げしてよく見せようとするから、
息苦しくなったり、後からクレームになったりしてしまう。
だったら先に言ってしまえばいい。
自分の欠点をさらけだしておけば、その欠点を理解した上で相手は付き合ってくれる。
アスペルガーじゃなくても、例えば、
「自分は早口で話すクセがあるので早すぎたら途中で言ってくださいね!」とか、
「時々、相手を無視してえんえんしゃべりまくってしまうことがあるので、
疲れたらしゃべるのやめてくださいって止めてくださいね!」といった風に、
自分の取扱い注意な部分をあらかじめ話しておくのは、相手にとっても付き合いやすい。
何かわからないけど人生うまくいかないという方は読んでみるといいと思います。
生き方の考え方として参考になるはず。
・「アスペルガーですが、 妻で母で社長です。」アズ直子著
※アズさんとはご縁があり、本を読んだ後、直接お会いもさせていただきました。
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