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記者会見やセミナーでダメな質問

記者会見中継を見ていると「この質問ダメだな」とわかると思うが、
セミナーなんかでも、どうしようもないダメダメ質問があったりする。
私はしょっちゅうセミナー取材をしており、また自身でもセミナー開催することもあり、
こうした体験から、ダメな質問の事例を挙げて説明したい。
ぜひセミナーで質問する際は注意してほしい。

・ダメな質問1:質問でなくて持論を展開
ほんと場がしらけるのでやめてほしいタイプ。
「質問は?」と聞いているのに、自分の持論を語る。
どのセミナーでもたいがい1人はいる。
あんたの講演会じゃないんだし、誰もあんたの持論聞きたいと思ってないから!
しかしこの手の人ほど妙な積極性があって、
真っ先に手を挙げてエンドレスで持論を話し出すからやっかいだ。

・ダメな質問2:前置きが長い
質問なんだからシンプルで短い方がいい。
ところが質問にたどりつくまで、ぐだぐだと前置きを述べる人がいる。
この手の場合も、自分の持論が前置きで、延々持論を話した挙句、
「それで質問は・・・」とやっとのタイミングで切り出す。
いやいや質問なんだから前置きいらないって。

・ダメな質問3:話したことを聞く
記者会見でも多く見られたが、わざわざ話したことを質問する人がいる。
例えば、日本株の見通しについて語ったセミナーで、
「これから日本株が上がると思います」と話しているのに、
「あらためて確認したいのですが、今後の日本株の見通しは?」
とセミナーで語った話を聞く人結構多い。
それ、質問する意味ないから。

・ダメな質問4:本筋から関係ない質問をする
意外とこの手の質問も多い。
例えば、日本株の話をしている経済評論家に、
「出身地はどこですか?」とか「趣味は何ですか?」といった、
セミナー内容とはまったく関係のない質問をする人が時々いる。
何かセミナー内容に関連するならともかく、
内容とまったく関係のない、自身の興味の質問をされても周囲はしらけるだけ。

・ダメな質問5:答えがわかりきったことを聞く
何らかの意図があるのかもしれないが、
「なぜそんなことを聞くの?」と不思議に思う質問もある。
例えばものすごく極端な例だけど、
「人を殺すのがいいと思っているのですか?」みたいな質問。
その質問にイエスと答える人はほとんどいないと思うのに、
あえてこのような質問をする人がたまにいる。

・・・・

いい質問というのは通訳が訳しやすいものだと私は思っている。
通訳を介して外国人のインタビューをすることがあるのだが、
前置きが長く、自分の持論を含んで、
ぐだぐだする質問って通訳が訳しにくいわけです。
通訳が訳しやすい質問を考えると、余計なものが省かれ、
質問がシンプルになり、相手が答えやすい。

日本の質疑応答ってあいまいな質問に対して、
あいまいな答えで終わるという質疑応答ではなく、
単なる雑談で終わってしまうことが多いのだが、
イエスかノーかで答えられる質問とか、数字で答えられる質問をするとか、
5W1Hを意識して 「いつ(When)/どこで(Where)/誰がが(Who)/何を(What)/なぜ(Why)/
どのように(How)」といった事実関係を確認する質問をするとかの方がよい。

くれぐれも質問の場を持論発表の場と勘違いしないでほしい。

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by kasakoblog | 2014-04-09 18:48 | マスコミ

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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