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話を聞く技術・話をする技術~間をふさがない

人生の悩みのほとんどが人間関係。
人間関係がうまくいけば、悩みは軽減できる。
ではどうやってうまくやっていけばよいのか。
その一つが、相手の話をきちんと聞けることにあるのではないか。

かさこ塾二期生で、長年、日本語教師をしている、
“ことばのスタイリスト”吉原こずえさんがこんな記事を書いている。

会話をしている時、相手の意見や考えに疑問を持ったり、
違う意見を述べたくなったりすることがある。
そんな時、相手が最後まで言い切らないうちに
「でも」とか「だけど」などの言葉で相手の話を遮り、自分の考えや主張をしてしまう。
気が付いていないかもしれないが、案外こういう話し方をしている人が多い。
話の途中で「でも」と相手から言われると、
話し手は自分の意見や考えを否定された気分になり、
後の会話を続ける気持ちが失せてしまう。


http://nihongomanabiya.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

ついつい、俺が俺がの主張のしあいになり、
「でも~~」
「いや~~」
「そうはいっても~~」
みたいに言葉の応酬合戦をしてしまうと、互いに嫌な気分になってしまう。

とりあえず、相手の話を聞く。
話をさえぎらない。
これが基本。

さらにもっと高度なことで言えば、
相手が話し終えて、間が空いたとしても、
その間が気まずいからといって、すぐに話でふさごうとせず、
とりあえず待ってみる。
もしかしたらその間の後に、思わぬ本音がぽろりと出るかもしれない。

私は日々ライターとして書く仕事をしているが、
仕事の大半は実は書くことではなく聞くこと。
取材対象者の話を聞く。
その上で書く。
書くのはあっという間。
むしろ話を聞いている時間の方が長い場合も多い。

ただ取材に同席する代理店なんかに多いんだけど、
時々勘違いをしている人がいて、
インタビューアーは相手の本音を聞き出すために質問攻めにしたり、
誘導尋問をすることだと思っている節があって困ることがある。

質問をして相手が無難な回答を返す。
そこでふと間が空く。
相手はそこでもっと何か質問の答えがあるんじゃないかと、
頭の中で考えている。
私はじっと待っている。
そこにバカな代理店が間をきらって突込み、
次の質問をしてしまったりする。

「かさこさん、もっと相手の本音を聞き出すために、質問してくださいよ。
質問しないから、私が聞いちゃいましたよ」

「いやいや。相手が考えているところをさえぎっちゃダメだって。
そこからぽろっと本音が出るかもしれないのに、
すぐに質問でさえぎっちゃうから、相手は話させられたみたいな気分になっている。
これじゃ信頼関係も生まれないし、本音なんか出てくるわけがない」

映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」では、
原発計画を阻止した住民十数人にインタビューをした。
普段のライター仕事の取材と違い、同じ話を聞くとはいえ動画。
だからいつも以上に間が空いてもわって入らないようにした。
動画なら間があってもそれが一つのメッセージになるからだ。

ある方のインタビューでは、勢いよく話をしてくれたのに、急に黙りこくってしまった。
何か予感がしたので、私はじっと相手が話すまで我慢した。
ただ、空白の時間が長く、私が待っているのは間違いなのではないか。
相手は私の質問を待っているのではないか。
いやそんなことはないはずと思って待っていたら、なんと相手は昔の歌を歌い始めた。
やっぱり何かを思い出そうとしていたのだ。

間をきらって詰めすぎてはいけない。
間を気まずいと思わせるのではなく、間があってもいいという雰囲気を作る。
でないと矢継ぎ早に質問攻めにされている印象にもなりかねない。

話を聞く方が腰を折らないことも大事なのだが、
最近は腰を折りたくなるような、あまりにも一方的な話し方の人も多い。
ぜんぜん関係ないことを一方的にまくしたて、
一つの話が終わったと思ったら、また次の話に展開し、
聞き手に入るスキを与えない話し方をする人が時々いる。
相手を見て話をしていないのだ。

これも話す側が「間」を恐れているからなのだろう。
空白の時間を設けないようにとにかくしゃべりまくる。
でもしゃべりまくられたら、だいたい相手は飽きてくる。
相手の反応や表情を見ながら話をしないと、
一方的に話しまくる人からはいつのまにか人が離れていく。

「いつも気分よくいろんな人と話をしているはずなのに、
なぜかどんどん自分の周りから人が離れていくのはなぜだろう?」
と思っている人がいたら、相手の表情を見ず、
一方的にしゃべりまくっている可能性が高い。

話す側も話を聞く側も間を恐れてはいけない。
間があってもいい。
間があるぐらい、少しくつろいだ、ゆったりした雰囲気の方がいい。
お互いに会話を咀嚼し、考える時間ができるから。
間をうめようと焦って変な質問するぐらいなら、
その間に考え、次の話題なり質問なりをふればいい。

そういう話の聞き方をすると、会話がスムーズになると思う。
相手をせかすことなく、気持ちよく話をさせれば、
相手から信頼されて、本音の部分も出てくるだろう。

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by kasakoblog | 2014-06-09 23:41 | 仕事術

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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