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イベント出展でわかる、自分アピールの仕方~クリエイターEXPO

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すごいでしょ、このやる気のなさ!
A4の紙に2文字ずつ印刷して、たった30文字のアピール。
でもこれが目立つんです。
このおかげで前回は10数社から新たな仕事をいただき、
売り上げで約150万円ぐらいは仕事をもらった。
それで今年もこのシンプルなアピールにした。

7月2日~7月4日まで東京ビッグサイトで行われたクリエイターEXPO。
作家、ライター、漫画家、イラストレーター、デザイナー、写真家などなど、
約700名のクリエイターが集まる本格的な商談展示会だ。
出展料は3日間で9万円+税。
昨年、はじめて出展したが、ここで多くの仕事を獲得できたので、今年も出展。
100社ぐらいと商談し、かさこマガジンは約420部配布した。
今年も感触がよかったので、もう来年の出展も申し込んできた。

私はこの展示会で約150万円の仕事を獲得したが、
すべてのクリエイターがここまでの成果があるとは限らない。
なんたって700名の出展!
わずか横幅1.5mしかないブースで、700名も出展している中、
来場者にいかに目を止めてもらうか工夫し、
その後、仕事につなげていくための仕掛けをきちんとしないと、
これほどまでの成果は出ないだろう。

そこで私は文字だけ超シンプル、
でも取引先には刺さる自分のPRポイントを端的に書いた展示にした。
今年も何人もの方から「いっぱいクリエイターがいる中で、
かさこさんのはシンプルだからやたら目立ちますね」とコメントいただいた。

仕事をしていく上で重要なのは、自分の存在を知ってもらい、
自分が何ができるか知ってもらうことだ。
でも競合はいっぱいいるし、みんな忙しい。
その中でいかにいい意味で目立つか。
この宣伝力・営業力によって仕事の入りが変わってくる。

また700名の中での差別化も重要。
ライターも何人も出展している。
カメラマンも何人も出展している。
でも「執筆・撮影を一人二役でできるカメライター」
ができる人はほとんどいない。
いや、できる人がいるかもしれないが、
そこをしっかりアピールしている人はそう多くない。
この文言にひかれて、商談ブースに座ってくれた会社さんがかなり多くいた。

そういえば来場者の方々の何人もがこんな話をしていた。
「今の時代、1つのことしかできないっていうんじゃ生き残っていけない。
最低でも2つ、できれば3つ、4つのことぐらいできないと、もうやっていけないんだよね」と。

その通りだと思う。
ドラクエで例えるなら、魔法も使えて、剣も使える、
魔法戦士になれ、といったところか。
相手にアピールするフックも1つではなく2つ、3つないと、
今後の世の中は厳しいと思う。
例えば先日取材した依田花蓮さんのように、
1:ニューハーフ、2:行政書士、3:ショーダンサー
という3つのフックがあってそれを同時にしているから、
おもしろくて注目されるわけだ。

展示の仕方、セールストークの仕方もさることながら、
仕事獲得のために重要となるのがツール類。
名刺はもちろんだが、チラシやパンフレット、場合によっては、
私のように冊子があった方がいい。

そしてその1つ1つのツールがいい意味で目立たないといけない。
来場者はめぼしいクリエイターがいないか、何人も話を聞いて回るわけです。
その後、会社に戻って報告し、他の社員に「こんな人がいたよ」
といったことを伝える場面もある。

その時、何枚も名刺もらっていると、誰が誰だかわかんなくなってしまうこともある。
特徴がないとすぐ忘れ去られてしまう。
だから、私がかさこ塾で教えているように、
ユニークな肩書き、印象的なペンネーム(または実名)が必要で、
かつ名刺のデザインも工夫しなければならない。

見ての通り、私なんかは、「カメライター」「かさこ」。
すぐ覚えてくれる。
来場者の中には「カメライターだって!なんかおもしろい肩書き!」
といってくすくす笑って通り過ぎる通行人もいる。
そのぐらいインパクトがないと700名の中では埋もれてしまう。
「かさこ」という名前もインパクトがある。

名刺だけでは帰社してから忘れられてしまうので、
どんな活動をしているかツールが必要になる。
そこで今回も大活躍したのが、セルフマガジンだ。

ビラを配っている人はいっぱいいる。
私のところにも他のクリエイターさんから、何枚もビラを置いていかれた。
でもほとんどビラは捨ててしまった。
しかし冊子になっていると、ちょっと詳しく見てみようかなと、
捨てずに持って帰ろうと思う。

また名刺交換まではしたくない、商談まではしたくない。
とりあえず資料だけもらって後で検討したいという人も多くいる。
そんな中、ありきたりのビラやチラシではなく、
しっかりした冊子になっていれば、仕事が入ってきやすくなる。

私はこの3日間で名刺交換+商談したのは100社ぐらいだが、
かさこマガジンは420部はけている。
マガジンにインパクトがあり興味深ければ、後でそれを見て連絡がきたりする。

イベントに出展すると、
・自分は何ができるのか
・自分は何がしたいのか
・相手は何を求めているのか
・相手は自分のどこを評価してくれるのか
・どんなツールが有効なのか
がよくわかる。

そうやってリアルイベントに出て自分をさらけだし、
自分がしたいことと相手が求めている共通点を探していけば、仕事になる。

ぜひみなさんもリアルな場に率先して出ていき、自分をアピールしていけばいい。
そしたら自分が他人からどこを評価され、他人はどんなニーズがあり、
自分の技能をどこで「マネタイズ」できるのかが少しずつわかるようになるだろう。

私は来年も出ます。もうすでに申し込み済み。
みなさんもよかったら、このイベントに出てみるといいと思います。

※そういえば、かさこ塾の塾生から、
自分たちの活動をアピールするイベントを開催しよう!という動きがある。
実に素晴らしい。
11月頃に「かさこフェス」的な塾生主催のイベントをしたいと思っています。

・クリエイターEXPO
http://www.creator-expo.jp/

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by kasakoblog | 2014-07-05 04:17 | セルフブランディング

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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