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トヨタを退職し起業。中国留学しながら会社経営もしていた女性経営者~藤嶋京子さんインタビュー

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就職難で「大学に行くより専門学校で学んだ方がいい」と考え、
名古屋でインテリアデザインを学ぶ専門学校に。
漠然とハウスメーカーのインテリアデザイナーになりたいと考えていたが、
学校卒業後は縁があってトヨタ自動車のカラーデザイナーとして就職した藤嶋京子さん。
しかしせっかくの大企業を3年半で退職してしまった。

「トヨタの仕事は楽しかった。
カラーデザイナーとして多くの取引先と、
仕事をすることができ、学びも多かった。
でもふと思ったんです。
会社の看板のおかげで大きな仕事ができているだけで、
自分には何もキャリアがないのではないかと」

そこで藤嶋さんは以前から興味があった、
中国語をマスターしたいと考え、
会社に中国赴任を希望した。そこでこう言われた。
「自分のキャリアを築きたいのなら、
会社に頼るのではなく、自分でやるべきではないのか」

その言葉にはっとした。
親や周囲からも猛反対されたが、
2003年9月、23歳の時にトヨタ自動車を退職した。

中国語を勉強しながら、自分のキャリアを積んでいきたいと考え、
2003年10月から、東京に上京し、マーケティング会社に転職。
「はじめて愛知県を出るのでまるで外国に行くような気分」
だったが、あまり仕事になじめず、10カ月で会社を辞め、
東京から愛知に戻ってきてしまった。

海外と携わる仕事がしたい。
語学を活かした仕事がしたい。
そんな思いから貿易会社で派遣社員として働くようになった。

2005年頃から携帯音楽プレーヤーが普及し始めた。
そんな時にふと思った。
かわいいケースがない。
いろいろネットで探すと、台湾でかわいらしいものが売っている。
派遣社員として働くかたわら、
他にもこうしたケースを欲しい人がいるのではないかと考え、
ヤフオクなどで転売するとかなりの需要があることをわかった。

ちょうどこの頃、後に共同経営者となるマイケル氏と出会う。
マイケル氏は大手通信会社に勤めるかたわら、
会社生活での働き方に疑問を感じ、
何が独立して事業を始めたいと思っていた。

藤嶋さんはマイケル氏と意気投合。
藤嶋さんが日本にはないおもしろい海外の商材を選び、
五カ国語ができるマイケル氏が仕入れを担当。
それをオークションなどで販売するといったビジネスを始めたところ、
思いのほかニーズがあり、急速にビジネスが拡大していった。

「まだ2005年頃といえば、今のようにネットショッピングが当たり前ではなく、
ましてや海外のものを個人が買うなんて怖い、といった時代でした。
ですので仕事がうまくいったのだと思います」

こうして海外でおもしろいものを発見して販売する仕事が軌道に乗り、
マイケル氏と藤嶋さんほか2人で2006年に株式会社INNOVA GLOBALを設立した。
藤嶋さんは26歳の若さで代表取締役社長となった。

会社の事業は順調だった。
しかし藤嶋さんにこれまでずっとくすぶっていた思いがあった。
「会社の代表にはなっているものの、他の会社のメンバーと違い、
私には誇れる能力が1つもない。
いろいろあるけど、どれも中途半端なものばかり。
1つでもいいから自分に誇れるものがほしい」

そこで藤嶋さんは会社代表にもかかわらず、
2008年9月から2010年1月まで中国北京に語学留学することにした。

「会社の代表だからできないなんて考えたくない。
留学するからといって会社を辞めたくはない。
両立できる方法を考えました」

会社は様々な事業をしていたが、
ネットで物を販売するネットショップ事業1本にした。
他のメンバーとうまく分業体制をつくり、
藤嶋さんは留学先の寮で勉強しながら仕事もすることに。

「ネット環境があれば中国の留学先からでも十分仕事ができました。
日本なんかよりWifi環境がいいところもあったので、
寮やカフェで仕事をしていたこともあります」

こうして会社を抜けることなく、
会社の代表を務めながら海外留学を実現した。

携帯音楽プレーヤーのケース他、
海外のガジェット系を取り扱っていたが、
時代はやがてスマホが普及するようになる。

スマホも普及当初は男性向け色が強く、
女性向けのかわいいケースやアクセサリーがほとんどない。
今でこそこうしたアクセサリーはいっぱいあるが、
2009年~2011年当初はほとんどなかったという。
そこで藤嶋さんの会社ではいち早くかわいらしいiPhoneケースを取り扱うように。

するとこれが大当たりし、2009年度では楽天市場で、
iPhoneケース販売シェアNo.1の会社となった。
藤嶋さんが2010年に帰国した頃になると、
ソフトバンクでも取扱いしたいと申し出があり、一挙にビジネスが拡大。
オフィスを名古屋から東京に移して事業を展開するようになった。

アンドロイド携帯が出るようになると、
自社ではじめて製造し、ケース販売をするようになったが、
こちらはライフサイクルが早く、撤退することに。
必ずしもこれまで事業がすべてうまくいったわけではない。
でもその時々の時代状況に合わせてうまく事業を適応させ、
今は販売代理業をメインに、海外などからかわいいアクセサリーを発掘し、
日本で販売するスタイルで事業を展開している。

その際、藤嶋さんの中国留学がとても役に立っているという。
「展示会で中国や台湾のメーカーにお会いした時、
私は中国語で話ができると、その時点で相手の態度が変わり、
他社よりもぜひうちの会社と取引したいと、
言ってくれる会社が増えるようになりました。
中国語の語学力うんぬんというより、
中国で留学生活をした経験から、
中国の文化や習慣などを肌感覚で学ぶことができたので、
中国や台湾の方とスムーズにコミュニケーションができ、
ビジネスができるようになりました」

2014年8月には34歳になるが結婚することに。
「社長だからといって仕事だけにはなりたくない。
結婚もしたいし子供も産みたい。
両立できる生活を実践したい」と藤嶋さんは語る。
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今はスマホケースをはじめ様々なモバイルアクセサリーを取り扱っているが、
先日はアメリカに行き、次世代モバイルとして注目を集める、
身に付けて持ち歩けるウェアラブル端末関連の視察にも行ってきた。

「トヨタ自動車で働いていた時は、
新車の販売が2年先になるので、2年先の時代の流行を考えて、
カラーデザインをしていました。
起業してからもその経験が生きています。
2年先を見据えて、いろんな商品をいち早く取り込んでいきたい」

トヨタに勤めていた時は、自分の力はなく、
会社の看板でしか仕事ができないと思っていた藤嶋さんだが、
今では「京子とだから仕事がしたい」と個人の力で、
仕事が取れるようになってきた。

大企業に勤めていたどこにでもいる一会社員が、
ひょんなきっかけから退職し、
自分のしたいことを実現しながら会社の代表を務めている。

「天生我才必有用」
天が私を生んでくれたのは、必ず世の中の何らかの役に立つためである。
だからこそ才能を磨いていきたい。

藤嶋さんの好きな言葉だ。
自分には何も誇れるキャリアや経験がないと思っていた彼女は、
今は立派な経営者として仕事をしている。

「あきらめるなんてもったいない。
できないことよりできる方法を考えて、
これからも生きていきたい」

藤嶋さんのような前向きな生き方をしていれば、
きっとたくさんの夢が次々と叶うのではないかと思う。
(取材日:2014年7月25日)

・生き方・働き方インタビュー
http://www.kasako.com/life1.html

・楽天の販売サイト
http://www.rakuten.ne.jp/gold/idea4living/

・藤嶋さんが代表の株式会社INNOVA GLOBALホームページ
http://www.innova-global.com/

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by kasakoblog | 2014-07-25 17:16 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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