心を亡くす忙しい人間にならないために
2014年 07月 29日
心を亡くして、どんどん人が離れていく。
やらなければいけないことに追われて、
心に余裕がなくなり、すべてが中途半端になる。
そんな経験、ないだろうか?
最近、思うんです。
この世の中で忙しくない人はいるのだろうかと?
私の周囲を見渡しても、忙しくない人は誰一人としていない。
会社員だろうがそうでなかろうが、
仕事を持っていない人でも、老後世代でも。
みんな忙しいという。
みんな時間がないという。
私の知る限り、この世に忙しくない人はいない。
ということは「忙しいのは当たり前」であって、
ことさらに「忙しい」と騒ぐべきことではないのかなと。
でもそれでもついつい「忙しい」と言ってしまう。
私はめったなことでない限り「忙しい」と言わない。
格好悪いからだ。
ダサいからだ。
仕事ができない人間です、
スケジュール管理ができない人間です、
無駄なことが多い人間です、
と宣言しているようなものだからだ。
「忙しい」という一言はすべての人間を黙らせる都合のいい言葉だ。
でも「忙しい」といっていると人は離れていく。
心に余裕がないと、人とのコミュニケーションが雑になり、
一つひとつの仕事が雑になり、いろんなことがちぐはぐになり、
そのせいでトラブルやミスが発生して、その対応で余計に忙しくなるというジレンマ。
本当に忙しいのだろうか?
本当に忙しいならやるべきことはたったの2つ。
1つは、どうでもいい予定は切ること。
もう1つは、1つ1つの作業の効率性をアップさせること。
1つ目のどうでもいい予定は切ること。
例えば、
本気で忙しいならSNSなんかやめればいい。
本気で忙しいならネットニュースやテレビを見るのをやめればいい。
本気で忙しいならつきあい飲み会なんて行かなきゃいい。
スケジュール帳に余白があれば、
そこに予定を詰め込んでしまうからパンクする。
少なくても1週間に1日は何もない予備日をつくり、
何かトラブルや予定変更があった際のバッファーにしておくべきだ。
もしくは自分のための時間を作るために、
自分で自分にアポイントを入れておく。
バッファーがなければパンクするのは目に見えている。
もう1つの1つ1つの作業の効率性をアップさせること。
例えば、
無駄な会議や打ち合わせが多いなら数を減らすとか、
それができないなら会議の時間を短縮するとか、
事前に何を決めるか議題をはっきりさせておくとか、
そういうビジネスマンとして当たり前のことをしておく。
でもそういう当たり前のことをしていない人間がいかに多いことか。
そりゃいくら時間があっても足りず、忙しくなるに決まっている。
メールで済むことを電話したり、
電話で済むことを打ち合わせしたり、
「それってほんとに必要?」ってことを吟味せず、
言われるがままにただダラダラやっていれば、
時間泥棒に瞬く間に吸い取られていくだろう。
無駄な作業をしていないか。
効率的に複数の作業をしていくためには、
何を優先順位にして仕事を済ませるべきなのか。
優先順位を考えて仕事をしているのか。
効率を上げる工夫をしているのか。
自分がそれをしなければならないのか。
今どうしてもやらなければならないことなのか。
他人に任せられないのか。
金を払って外注する方がいいのではないか。
いくらでも方法はある。
でも思うんです。
なぜそうやって無駄なことをやめようとか、
作業効率をアップしようとしないのか。
やりたいことがないから。
やりたいことがなければ言われるがまま、
流されるまま、ただただ予定に身を任せ、
忙しい忙しいといっていればそれでいい。
別に時間が欲しいと思ってないんじゃないか。
例えば超大好きな恋人ができたとしたら、
恋人に会うために何が何でも時間を作ろうとするだろうし、
子供ができて起きているうちに早く会いたいと思えば、
時間のやりくりを今までとは変えて、早く帰れるようにする。
今までダラダラしてた人間が、恋人や子供ができた途端、
時間の使い方がうまくなるのをよくみる。
仕事以外にどうしてもやりたいことがあれば、
その時間を作り出すために、忙しい中、
どうやって無駄を減らし、作業効率を上げるか真剣に考える。
やりたいことがない。
だから時間を作る必要がない。
だから忙しいまま時間がない。
そんな人生で楽しいのだろうか?
何のために忙しいのか?
忙しいのはかっこいいことだと勘違いしていないか。
どうでもいい予定でいっぱい埋めて、それで忙しいと連呼していると、
親しい人は気を使って「あの人は忙しいから」と離れていく。
心を亡くす忙しさ。
それでお金は稼げるかもしれないけれど、
貯金通帳の数字を増やしても、
それを使う時間や使って楽しめる人がいないと、
何のために忙しくしているのか意味がわからなくなる。
私は昨年1年を振り返って、予定や仕事を入れすぎて反省した。
確かにその分、収入は相当増えた。
でも自分の時間や楽しい時間はその分減った。
それが自分の実現したい人生なのだろうか?
いや、違う。
だから今年はどうでもいい予定は入れないようにしたりとか、
やたらめったら仕事を入れないようにしたりとか、
バッファーとなる余白時間をスケジュールに、組み込むようにしている。
「かさこさんは国内外、方々飛び回って家にいないんじゃないか」
と印象を持たれるがそんなことはない。
ほとんどは都内の取材。
残り半分は家で原稿を書いていることが多く、
そんなに忙しいわけではない。
忙しかったら、ほら、
フェイスブックやツイッターにあんなに投稿できないでしょ(笑)。
ネットだらだら見ていることも多いし。
いっそ「忙しい」という言葉を禁句にしたらどうか。
「忙しい」ということで思考停止するんじゃなく、
忙しくならないために、どうするのか。
やれることはいっぱいある。
そして何より時間に余裕ができれば心に余裕ができる。
心に余裕ができれば人にやさしくなれる。
人にやさしくなれば毎日が楽しくなる。
私は心を亡くした忙しいというダサい人間だけには、
なりたくないなと思う。
・仕事が忙しい時こそやるべき3つのこと
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