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実物より見栄えがいいプロフィール写真は逆効果

セルフブランディングという言葉の意味を勘違いしている人がいて、
等身大の自分よりよく見せることだと思っている人がいるが、
はっきりいって大間違いだ。
なぜならネットに掲載しているイメージより、
実物の方が悪いと、リアルで会った時にイメージダウン、
がっかり感、期待はずれ感を抱かせてしまうからだ。

実物よりよく見せようとしてしまうのがプロフィール写真。
普段は絶対にあり得ない照明をあて、
普段は絶対にしない特別なメイクやカットをし、
簡単に画像データを加工できるからといって、
しわなどを消しまくると、もはや実物とはかけ離れた顔ができあがる。
このプロフィール写真を期待して実際に会ったら、
ぜんぜん違ったともなれば、はじめに期待させた分、
そのがっかり度は大きくなる。

いや別に見栄えがいいプロフィール写真を作って、
実際にリアルで人に会う時にもその写真並みに、
メイクなどを再現できれば問題ない。
そうすればネットで見た写真とリアルで会った印象が変わらないから。

しかしリアル社会での再現性のない写真を作ってしまい、
リアルがしょぼかったりすると、
極端な場合は別人かと誤認される恐れもある。

実際にこんなことがあった。
男性読者の多い雑誌で女性の専門家に取材をするため、
Aさんにアポイントをとった。
専門家の中でできるだけきれいそうな人を選んでAさんに決めた。

取材日に事務所に行くと、事務員のおばさんらしき人が出てきて、
「どうぞこちらへ」と案内された。
座席につくと、事務員と思い込んでいたおばさんが、
「本日は取材依頼ありがとうございます。Aです。
よろしくお願いいたします」と名刺を差し出してびっくり仰天!
なんと当人だったのだ。

まったくネットに掲載されているプロフィール写真とは違う。
多分かなり前に撮影したものなのだろう。
写真と実物がほとんど結びつかなかった。
がっかりというか詐欺にあったみたいなもの。
「こんなビジュアルじゃこの人には頼まないのに」
と思うぐらい、まったくの別人だった。

別にリアルで人に会う仕事でない人はそれでいい。
いくらでも虚飾し、そのキャラで売ればいい。
でも実際にリアルで会う仕事をしているのなら、
自分で再現できる姿以上のことをするのは、かえって逆効果。
むしろ普段の自然体の自分を見せた方が、
写真とリアルとの落差がなくてはるかにいい。

別にメイクをするなという話ではない。
自分でできるメイクにしなさいという話だ。
またプロフィール写真は一番いい時の写真を使うより、
リアルで会う時の印象に近い物がはるかにいい。
ギャップを感じさせないからだ。

こんな記事を書いたのは、こんなブログ記事を読んだから。
フェイスブックなどのプロフィール写真変更について、このブログでは、

ビジネス使用の場合、1度も会うことなく終わるのであればいいけれど、
いざ会ってみて「あれれ?!」ということになると、
これはちょっと困りものではないだろうか。
それを逆手にとって上手に商売している方もいらしゃるが、
そうでないと、イメージダウンにつながりかねない。


と書かれている。
引用元:「石崎公子 お仕事Blog」
http://kimikoishizaki.blogspot.jp/2014/08/blog-post_19.html

それに何より明らかに作られ過ぎた写真というのは、
かえって親しみがわきにくくなる。

同ブログでは、

実際、美しすぎる写真を見て、
ふだんの顔の方が仕事をお願いしたい雰囲気だと
私自身が感じることがあるし、
ふだんの方がもっと素敵なのに・・・と思う人は少なくない。


とも書かれているが、これも同感。
モデルとか芸能人のような仕事ならともかく、
そうでないなら実物より「美しすぎる」写真って、
かえって不自然な感じや冷たい印象を受け、
仕事を頼みづらくなったりもする。

例えば、もう“死語”になった感のある与沢翼氏だが、
ありのままのデブの姿の写真ではなく、
かなりやせた時のプロフィール写真を出して、
実物にあってデブだったとしたら、幻滅する人は多いだろう。
デブならデブでそのままの写真を出しておいた方が、
リアルに会った時に写真とのギャップがないので、イメージダウンは避けられる。

ネット経由で仕事をとりたいと思うのなら、
できるだけリアルな自分に近いプロフィールを出す方がよい。
その意味では、写真に限らずプロフィールの文言も、
できるだけ客観的事実を列挙した方がよい。

例えば、プロフィールに生まれた年は入れておいた方がよい。
年齢がばれたくないからと生年を載せないプロフィールをよく見るが、
何歳なのかがわからないと仕事を頼みにくい。
年齢が仕事の依頼を出す決定要因ではないけれど、
わりと体力仕事の取材をお願いするなら若いライターがいいなとか、
取材のテーマを考えると、ある程度、年齢のいった人の方がいいとか、
読者がこのぐらいの年代だから同世代がいいとか、
私の仕事の場合、年齢が仕事の依頼をする上での、
判断材料の一つになることも多いが、
生まれた年がかかれていないと、年齢がわからない。
その上、虚飾された顔写真がプロフィールにあると、
もう何歳だかまったくわからなくなってしまう。

それに何より生まれた年をプロフィールに書いてあった方が、
その人のことを理解するヒントが増える。
同年代だなとか団塊の世代の人なんだなとか。
もちろん年齢でカテゴライズしてしまうと、
先入観で人を見誤ることもあるかもしれないが、
年齢がわかるとその人の時代背景とかがわかるから、
理解のヒントになりやすい。
その情報をわざわざ削ってしまうのはもったいないなと。

プロフィール写真もそう。プロフィールもそう。
自分を実物以上によく見せようという小手先のテクニックは、
リアルで会うビジネスをしているのならやめた方がいい。
誇大広告による騙し討ちみたいなことになりかねない。
できるだけ今の自分に近い姿の方が、
仕事のミスマッチも避けられるだろうし、過剰な期待をさせて、
会ったら失望するというイメージダウンも避けられる。

ネットに掲載するプロフィールで、
自分を過大に見せるのはやめた方がいいと私は思う。

・参考ブログ:石崎公子 お仕事Blog
「今の時代のプロフィール写真、その撮り方とは」
http://kimikoishizaki.blogspot.jp/2014/08/blog-post_19.html

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by kasakoblog | 2014-08-20 23:24 | セルフブランディング

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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