吉田所長英雄視のバカさ加減をたとえ話でわかりやすく説明
2014年 09月 01日
東京電力・福島第一原発の吉田昌郎所長を英雄視する、
あまりにも愚かでバカげた風潮が未だにあり、
まるで吉田氏の言ったことがすべて真実みたいな、
おかしな風潮も見受けられるので、
そのバカさ加減をバカな人でもわかるよう、たとえ話でわかりやすく説明しよう。
フクシマ村に住むトウデン一家は、古い木造家屋に住んでいながら、
毎日のように寝ながらタバコを吸っていた。
トウデンさんに隣接する近隣住民から、
「火事になったらどうするんだ!危険だからやめろ!」
と何度も警告しているにもかかわらず、トウデン一家は無視。
「多重の防護システムがあるから、万が一火事が起きても、
近隣住民に火は移らない!」と主張し続けていた。
寝タバコしながら地震でも起きたら大変なことになるので、
「地震対策もした方がいいのではないか」と周囲の住民が注意したものの、
トウデン一家のヨシダ君は「そんな地震なんか起きるわけがない!
対策なんかいらね~」と突っぱねました。
その数年後、トウデン一家が寝タバコしてた際に大地震が起き、
タバコを消すはずの非常用消火器は、
よりによって地下にあったため、使うことができず、
あっという間にトウデン家は大火事になりました。
「多重防護で延焼しない」といっていたにもかかわらず、
トウデン家のずさんなタバコ管理と家屋に安全対策を施さず、
火事になった際の備えもなかったため、
トウデン家の火事は近隣にもまたたく間に延焼。
トウデン家の20キロ圏内にある家は全焼し、
死の町になってしまいました。
さらにトウデン家は有害物質を家にためこんでいたため、
トウデン家から200キロ以上、先まで、
有害物質をバラまいてしまったのです。
さあ大変。
トウデン家には誰も近づくことはできません。
そんな時、トウデン家のヨシダ君は仕事が消防士だったため、
「よっしゃ!火事を食い止めるぞ!」と必死に消火活動に取り組みました。
自分たち一家の不始末を処理するために。
・・・・
で、このヨシダ君が英雄視されるべき人なのでしょうか?
もともとヨシダ君がいるトウデン一家が、
危険だと指摘されているにもかかわらず、
安全だとウソをつき、危険なタバコ(原発)を吸い続け、
それに対する対策を怠ったことが原因です。
にもかかわらず、火事を起こした張本人が、
消火活動をして絶賛される不思議。
あえて極端なたとえでいうなら、
自分で家に放火した消防士が、放火した家の消火活動をして、
火を消したことを見て、
周囲の人が「あの人は素晴らしい!」といっているのと同じ。
しかもその火事のせいで亡くなったもんだから、
余計に英雄視されることになり、
本人がウソを言っているかもしれないのに、
残された発言がすべて真実であるかのように神聖視されるという、
実におかしなことが起きている。
言ってみれば犯罪加害者の言い分に過ぎないわけで、
加害者の発言が本当のことを言っているとは限らない。
事故の加害者である東電が事故の後始末をするのは当然のこと。
しかも津波の危険が指摘されていながら、
その対策をしなかったことは犯罪行為とすらいえる。
いい加減、目を覚ましてほしい。
ちなみに吉田所長英雄論をまき散らしているのは、
「死の淵を見た男~吉田昌郎と福島第1原発の500日」門田隆将著。
読むにたえない実にひどい本だった。
http://kasakoblog.exblog.jp/19404507/
どうせ読むなら「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」
菅直人著を読むべき。
この本の内容に全面的に賛同するわけではないし、
菅直人氏を擁護する気も応援する気もまったくないが、
事故の加害者を英雄視する本よりはるかにマシ。
今後、原発事故を起こさないためにも、
事故を起こしたのは誰かという責任を考えれば、
吉田所長を英雄視するバカな人間はいないと思う。
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