人はうるさい人を優先し、優しい人を後回しにする
2014年 10月 27日
いいか悪いかは別として、うるさい客、うるさい人を優先してしまう。
これが世の中の鉄則だ。
例えば、本来ならAさんの仕事を優先しなければならないとする。
でも後から仕事を頼んできたBさんが、
「早くしろ!早くしろ!」としつこくわめかれると、
筋としてはAさんの仕事からやるべきなのだが、
口うるさくないAさんより、口うるさいBさんを優先してしまう。
私はサラ金に勤めていた時、取り立てもしていたこともあるが、
期日までに金を払わない客に対して、
先輩から徹底して教え込まれたのは「必ず毎日連絡しろ」ということだった。
なぜなら「客はうるさいところから払う」からだ。
「金を払ってくれ」と何度も電話がかかってくるA社と、
返済期日が遅れているにもかかわらず、連絡してこないB社と、
金の困った客がどちらから金を返すかは自明。
何度も連絡してくるA社を優先する。
うるさいからだ。
でもどんな仕事でもそうだけど、
うるさい人間を優先することがいいこととは限らない。
いやむしろ一部のうるさい人間に引っかき回されて、
本来ならもっとも大切にすべき大事な客を後回しにしている可能性がある。
結果、そういういい客は、何も言わずに去っていく。
企業がクレームに振り回されるのもそう。
10人中9人の客がこれはいい商品だと思っていても、
1人の客が「これはダメだ」とわめくと、
ポリシーのない企業はたった1人の声に振り回され、
商品を改定してしまったりする。
結果、9人のファンを失うことになってしまう。
逆にいうと「声をあげなくても空気で察してくれる」と思うのはやめた方がいい。
人間悲しいかな、大きな声を優先する。うるさい客を優先する。
どんどん後回しにされる。
ちゃんと声を上げないと、バカなうるさい客の声ばかりが優先されてしまう。
一人一人もちゃんと考えた方がいい。
面倒だからといって声のうるさい客を優先していいのか。
本当は優先すべき仕事があるんじゃないか。
本当は優先すべき客がいるんじゃないか。
そこを見失ってうるさい客対応に追われると、
いつのまにかやっかいな客ばかりに取り囲まれ、
本当にいいお客さんはどんどん去っていくだろう。
気をつけたい。
・言わなくてもわかると思うから不満がたまる~「声の小さな人」も声をあげること
http://kasakoblog.exblog.jp/20549981/
・「声の大きい客」を優先し「声の小さい客」を犠牲にしていないか
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