フリーのクリエイターがジリ貧になり食えなくなる4つのパターンとその対策
2014年 11月 12日
今まで食えていたのに仕事が急減し、
生活が苦しいというフリーランスのクリエイターの悩みをよく聞く。
一方で仕事を頼みたくても常時仕事がいっぱいある、売れっ子クリエイターも多い。
その差は何か。
私のこれまでの経験をもとに4つのパターンに分類してみた。
<ジリ貧になるクリエイター1:特定の仕事に依存>
例えば、ずっとある雑誌の仕事をしていて、
今まではそれだけやっていれば十分食べていけたのに、
雑誌が休刊・廃刊になってしまったといったパターン。
もしくは、ほとんどの収入を特定の出版社に依存し、
そこの仕事ばかりをやっていたが、
その出版社の業績が悪化し、どんどん仕事が減っていったというパターン。
意外とフリーのクリエイターって前職の兼ね合いなんかで、
特定の媒体や特定の会社からの仕事で収入の8~9割を依存している人は多い。
定期的に仕事をもらえているし、慣れた仕事だからこなせるし、
それで安定して暮らせていたけど、
それがなくなってしまったらぜんぜん仕事がなくて、
困ってしまうという人、結構いる。
*対策
できるだけ仕事や取引先は分散させること。
特定の仕事だけで8~9割収入があるのは危険すぎる。
できれば最も多い仕事でも収入の3~5割ぐらいにして、
その他は別の仕事を増やしたい。
<ジリ貧になるクリエイター2:時間とお金をかけないとできない>
年齢高めのクリエイターに多いのが、
「いいものを作るには金がかかる」
「いいものを作るには時間がかかる」と思い込んでいること。
もちろん、お金と時間があったことに越したことはない。
しかしもうそんな時代じゃない。
クライアントや取引先がかつてのように、
じゃぶじゃぶ予算を持っている時代ではなくなった。
少ない予算と限られた時間でいかにいいクリエイティブを作るか。
それが今の時代の命題なのに、
「そんな予算じゃできないっすよ!」
「それ作るには1ヵ月かかります」
みたいなことを昔の感覚で平然と言ってしまう。
だからどんどん仕事がなくなっていく。
*対策
意識を変えないとダメ。
少ない予算と限られた時間しかないのが当たり前の時代、
と思って仕事にのぞまないと淘汰される。
予算と時間がない分、完璧な作品ができなくても割り切ること。
<ジリ貧になるクリエイター3:請け負い仕事しかしていない>
出版社や広告代理店、プロダクションなど、
企業から頼まれた仕事しかしていないクリエイターは、
仕事の幅がどんどん狭くなり、やがてはジリ貧になっていく。
請け負い仕事だけでなく、自分で仕事を作り出すこともしないとダメ。
*対策
仕事の依頼がなくても、自腹で作品を作るなりして、
発表したり営業をしたりして、自ら仕事を生み出す努力を継続的にしておくこと。
また対企業相手の仕事だけでなく、対個人相手の仕事も増やす努力をすること。
例えば、雑誌の撮影しかしないんじゃなく、
個人からの依頼のプロフィール撮影もしますよとか。
自分の技能を活かして、個人向けに教室もやりますよとか。
BtoBは単価が高いがなくなるとダメージが大きい。
BtoCは単価は低いがマーケットは大きいので、
個人相手のビジネスも少しずつ増やしていく。
<ジリ貧になるクリエイター4:ネットをまるで活用していない>
クリエイター系で多いのは、仕事の大半をこれまでの人脈に頼っているケース。
だからネットで自分の活動を宣伝する必要なく、
過去のコネクションに頼って仕事をしていれば、
かつては安定的に仕事が入ってきた。
しかしこの5~6年で時代は様変わりした。
紙からWebへの移行による紙媒体の売上減。
紙、Web問わずギャラ単価の減少。
デジタル化によりプロアマの境界が少なくなったこと。
デジタルネイティブの若者に技術で負ける。
などがあり、これまでの人脈だけではじり貧になってしまう。
まして仲良くしていた担当者が会社を退職したり、
部署が異動になったら、そこで仕事が途切れてしまうことも多い。
人脈の高齢化などにもより、どんどん仕事が減っていき、
食えなくなっている人が多い。
*対策
人脈だけで仕事をもらうのは危険すぎる。
ホームページ、ブログ、SNSなどネットを活用し、
ネット経由で仕事を獲得できるようネットツールをそろえるべき。
・・・・
以上がフリーのクリエイターがジリ貧になるパターン。
言われただけの依頼仕事だけしていれば食える時代は終わった。
過去の人脈だけで食える時代は終わった。
ネットをフル活用し、自ら発信、宣伝、営業し、
仕事の幅を広げていけば、逆に今までと違い、
コネがなくても仕事が入ってくる可能性が高まると思う。
ぜひネットの活用を。
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