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ぬるま湯日本社会に浸かった甘ちゃん神経を叩き直してくれる場所、それがインド

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ぜひ一生に一度はインドに行ってほしい理由。
それは日本社会というぬるま湯に浸かった、
甘ったるい神経を叩き直してもらえるからだ。
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ガンジス河のあるヒンズー教の聖地、インドのバラナシに来ている。
海外旅行は50回以上、訪れた国は30カ国以上、
インドは4回目で、バラナシにも来たことがある。
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でも、あらためて、ぶちのめされてます(笑)。
いかに自分がぬるま湯社会にいて、生死を真剣に考えず、
人生を神経に考えず、ただ日常に流されているだけで生きているかを。
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ほんとすごいんです。インドは。
うんざりするほどの人、人、人。
うんざりするほどの活気。
そこに野良牛、野良犬、野良猿など多数。
うかうか歩いているとやられちゃう。
自分をしっかり持ち、自分で行動しないとやられちゃう。
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バラナシの朝。
この時期は濃霧で朝方はまったくガンジス河が見えない。
「仕事=撮影は午後からかな」なんて思い、
のんきにホテルでネットにつなぎ、
メールやら仕事処理やらをしていると、太陽が見えてきた。
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窓から外を見る。
霧が晴れはじめ、太陽が出てきた。
見ると、沐浴する人などいっぱいいるようだ。

「おっ。インド劇場はもう始まってる!急がなきゃ!」

朝食は後回し。
朝、人が多いうちに撮影に行こうと、すぐさまガンジス河に向かった。
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もう何度も来ているインドなのに、そこら中が劇場のように見える驚きの連続。
どこを撮っていいかわからない、というかどこを撮っても絵になる。
どこもかしこも日本の感覚にはない光景。
いや中国だってベトナムだってタイだって他のアジアに行っても、
ここまでどこでも絵になる光景はない。
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完全にインドにのまれてる。
どこをどう切り取ったらいいかわからない。
ただうかうかしていると、「安い、ボート、乗らないか」という客引きや、
握手しようといって近づいてくるマッサージの客引きや、
変なみやげものやら、ホテルの客引きやら、
ハッパやらないかという薬の売人もどきや、
写真を撮らせてやるから金をくれという輩やらが近づいているので、
おちおちしている暇はない。

といって、急ぎ足は禁物だ。
インドでは慎重に歩かなければならない。
決して急いではならない。
なぜならそこら中に生まれたてほやほやの、
野良牛のどでかいぬるっとしたうんちが落ちているからだ。
間違って踏んでしまおうものなら、
自分がうんちになってしまうぐらい臭い。
だから慎重に歩かねばならないのだ。
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いや、それだけではない。
人がすれ違うのにやっとなぐらいの狭い路地の道路の真ん中に、
野良犬が寝ていたりして、踏んでしまったら大変な騒ぎだ。
インドでもっともおそろしいのは犬にかまれること。
そこら中に寝そべっている野良犬にも注意を払って歩かねばならない。

いや寝そべっているのは野良犬だけではない。
地面に寝転がって物乞いしている人もいる。
ちゃんと下を見て歩かないと、踏んでしまいかねない。
だから、急ぎ足はいけない。慎重に歩かなければならない。

このインド劇場という異世界の中で、
キャスティングされていない自分という存在を、
この劇場の中=世界に存在させるため、
変な輩をうまくかわしながら、自分の居場所を見つけ、
うまく同化していかなければならない。
その中で自分の見たいものを見て、撮りたいものを撮る。
少しずつ少しずつそうしたことができるようになってくる。
そう。まるで何もできなかった赤ちゃんが、
少しずつ自分でできることを覚えていくように。

インド劇場になじみながら自分の興味あるものをカメラに収め、
一つずつ、自分のものにしていく作業。
それは自分と異世界とをつなぐ同化作業に他ならない。
そこで自分は世界に認められ、そこに存在価値が生まれる。
自分と世界との折り合いをつけていくのだ。

どこを歩いてもすごい光景。
疲れも空腹も忘れて、無我夢中で撮影する。
インドは劇場。
どこを歩いても目の前でドラマが繰り広げられている。

ただ2時間もするとその光景に慣れてくる。
慣れてくるだけでなく疲れてくる。
疲れてくるだけでなくうんざりしてくる。
うんざりしてくるだけでなく逃げたくなる。

もうおなかいっぱい。

インド劇場はおなかいっぱいになったので、
このむさくるしい劇場から逃れるために、ツーリスト向けのレストランに逃げ込む。
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レストランから一歩外に出れば、そこにはまたインド劇場が広がっている。
自分をしっかり持っていないとのみこまれる世界。
しばし休息をとり、英気を養う。
世界に負けない自分をつくるために。

日本というぬるま湯にいるから、
自分をしっかり持たず、ただ流されるまま生き、
自分の足で歩かず、国や会社に頼っているくせに、一丁前に文句だけはいう。

国が悪い。政治が悪い。会社が悪い。上司が悪い。

お前は何様だ。

日本というぬるま湯社会だからこそ、
たいした努力をしなくても生きていける。
だから自分には才能がないとか運がないとか時代が悪いとか、
いろんな言い訳をこしらえて自分で行動することを放棄している。
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そんなぬるま湯に浸かった腐った神経を叩き直すのに、インドは絶好の場だ。
ここでは自分をしっかり持たなければ、
しゃぶりつくされ生きてはいけなくなるだろう。

だから一生に一度はインドに行った方がいい。
「どこの国がおすすめですか?」というと、私は必ずインドを勧める。

そして私もまた、ぬるま湯に浸かって、ラクしようと、
神経が腐りだしたのではないかと思ったら、
インドに行って根性を叩き直してもらいにいく。

そういえば、かさこ塾生が年末年始にインドを旅し、
このバラナシで年を越したそうなのだが、
彼女はブログでインドについてこんなことを書いていた。

「インドで一番思ってたこと。みんな生きてるなぁ」
http://kaiganfu.seesaa.net/article/411841697.html

そう。この感覚。
多分、日本にいるとわからないと思う。
インドでは必死に生き抜いていかないといけない。
でもぬるま湯の日本では必死で生きている人間が少ない。
それは幸せなことかもしれないが、不幸だと思う。

なぜなら大地震や大津波や火山噴火や原発事故や戦争が、
いつ起きてもおかしくはない、きなくさい世の中で、
いつ死ぬかもわからないのに、不平・不満を偉そうにいって、
何も行動しないなんて、生きていないのも同じことだ。

だからインドに行け。
だからインドに行く。

私がインドにいるのはたかだか4日ぐらい。
でももう2時間ぐらい町を歩くと叩きのめされます(笑)。
ぬるま湯日本社会に浸かった甘ちゃん神経を叩き直してくれる場所、それがインド_e0171573_275890.jpg

ぜひ一度、インドに行ってみるといい。
いかに自分が自分を持たず、ぬるま湯社会で贅沢なことを言っているか、
骨身にしみてわかると思うから。

・人、人、人のインドの町並みの様子

https://www.youtube.com/watch?v=WgP82DfRo5E

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by kasakoblog | 2015-01-09 01:55 | 旅行記

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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