ぼったくらない!インドで奇跡のオートリキシャーに出会った話
2015年 01月 10日

思わず、うれしさのあまり自ら50ルピーを上乗せして払ってしまいました!
インドを旅する上で旅行者の移動手段として便利なのがオートリキシャー。
しかし旅行者がオートリキシャーを利用するとまずぼったくられる。
いや別にぼったくられるのはある意味、仕方がない。
地元の相場の値段なんてそもそもわからないし、
ぼったくられたといっても日本円に換算すれば100円とか200円の話だ。
ただインドのオートリキシャーがムカつくのは、
ぼったくられることではなく、ウソをついたり、
追加料金をせしめようとすること。
予約しているホテルに行ってくれといったら、
ホテルはつい最近、潰れたとか、
行こうとした観光名所は今日は休みとか平然とウソをつく。
さらには行けという場所ではなく、
おみやげ屋に無理やり連れていこうとしたりする。
ほんとうざいし迷惑だ。
腹が立つのはそれだけではない。
乗る前に延々料金交渉して、例えば200ルピーで合意したにもかかわらず、
到着するなり、遠かったからもう100ルピー寄こせとか、
時間がかかったからあと200ルピー寄こせとか、
必ずといっていいほど追加で金をせびってくる。
あと必ずといってやるのがガソリンスタンドに立ち寄り、
ガソリン代も払えというパターンだ。
もちろんガソリン代を払う必要はない。
もううんざりだ。
でもこれがインド。
これはネタにするしかない(笑)。
というわけでオートリキシャーに乗る時は、
相手に気づかれぬよう動画を撮影しておき、
ぼったくりバトルを撮影して、
そのバトルぶりをみなさんにお知らせすることで、
旅の臨場感を味わってもらおうと思っているのだが、
今度のインド旅で一切バトルなしの、
奇跡的にいいオートリキシャーに出会ったのだ!
インド2日目にして早くも腹がおかしい。
カレーでもチョーメン(やきそば)でもスープでも、
とにかく何を頼んでもスパイシーというか味が濃い。
こしょうの分量間違ってるんじゃねってぐらい濃い。
濃い味が相当好きな私が濃いといっているのだから、
間違っているぐらい味が濃い。
で、このままだと腹の調子が悪化しかねないので、
腹を壊さないまともなものを食おうと思った。
まともなもの。そう。マクドナルドだ。
すっかり日本ではこのままでは潰れるのではないかというぐらい、
まずい、高い、遅いに加えて不祥事続きなわけだけど、
海外に行って食があわない時の万国共通の味方はマクドナルド。
ネットで調べたところ、そう遠くないところにある。
そこでオートリキシャーに「マクドナルド」と告げて行ってもらった。
ただできるだけぼったくりリキシャーを避けるため、
ガンジス河からわりと近いところにたむろしている、
オートリキシャーの客引きは一切無視し、
わざわざ10分ぐらい歩いて、観光地から少し離れたところから、
オートリキシャーに乗った。
マクドナルドに到着したが、事前に料金交渉した金額から、
上乗せして金を寄こせと言われるようなことはなかった。
親切にも向かいに渡るため、車道の横断を手伝ってくれた。
おお、親切だな。
ただ1つ警戒すべきことがあった。
「戻るのならここで待っている」というのだ。
待っていてその分あとでふっかけようという腹なのか。
とはいえまた別のリキシャを探すのも面倒なので、
多少料金が上乗せされても仕方がないと思い、待ってもらうことにした。
マクドナルドで食事をした後、
元の場所に戻ってもらおうと思ったのだが、行きと同じ料金でいいという。
えっ?!待った分、プラスいくら払えとかいわないんだ!
もしかしたら観光地の中心地から少し外れたところから乗ったので、
いいリキシャに出会えたのかもしれないと思っていた。
と、ところがだ!
な、なんと!
ガソリンスタンドに立ち寄った。
「ああ、神様。こいつもか!」
きっとガソリン代を寄こせというのだろう。
私はビデオカメラのスイッチをそっと押した。
ガソリン代寄こせ詐欺を動画に収めるためだ。
と、ところが!
ガソリンを入れてもガソリン代をくれということもなく、
また普通に走り出したのだ。
奇跡!奇跡!奇跡!
今までインドでオートリキシャーに何度となく乗っているが、
ガソリンスタンドに立ち寄ってガソリン代くれとせがまなかったのは、
はじめてだった。
おお!オートリキシャーもいい人いるのね。
とはいえまだまだ警戒心は怠らない。
インドではすごい親切にしてくれたのに、
最後の最後で法外な金をせびられることはよくよくあること。
しかし到着して当初の料金交渉額を払うと、
それ以上、請求することはなかった。
おお!奇跡!
バトル一切なし!
インドでいいオートリキシャーに出会うなんて、
宝くじに当たったぐらいの奇跡。
あまりにもうれしかったので、思わず、余分に50ルピー札を出し、
「待っていてくれたお礼」といってお金を払ったら、
相手も「この世の奇跡!」といわんばかりに恐縮し、
サンキューサンキューを繰り返していたのだった。
別に50ルピー追加で払う必要はなかった。
ただいつも思うのは、旅行客を騙して金を儲けようとする輩は、
たとえ1ルピー(2円)だろうと追加でなんか払わず、徹底的にバトルをするが、
まじめに働いている人にこそちゃんとした報いをと思うわけです。
いわゆる「チップ」ってそういうものでしょう。本当は。
親切でもないのに「チップ!」「チップ!」と意味不明に連呼する、
不届きものより、「この人サービス良かったな」と思った人に追加でお金を払う。
観光地からちょっと離れれば、まじめに働いているインド人はいっぱいいる。
インドにもいいリキシャーもいるんですよ、
という話をブログに載せようと思った。
と、と、ところが!!!!!!!!!!
翌日も宿からマクドナルドまで別のオートリキシャに乗った。
すると彼はな、な、なんと。
100ルピー
というのだ。
100ルピー?!
私がほめちぎった、とってもいいリキシャーは200ルピーだった。
ひょ、ひょっとして、私、相場の2倍ぼったくられたバカ?
それに気づかず、親切なリキシャーだなんていって、
50ルピーも上乗せして払っちゃたじゃないか!
私、とことんバカ(笑)。
それにしても。インド、恐るべし。
・インドのマクドナルドのメニュー
http://kasakoblog.exblog.jp/22716426/
・7年前に旅した時のインドリキシャーとの料金交渉の様子
https://www.youtube.com/watch?v=g8jTMlZghyU
・今回、乗ったリキシャーからの動画
https://www.youtube.com/watch?v=qVz-NztYwh0
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