今日もまたインド劇場が開幕する~ニッポン劇場であなたは何の役をする?
2015年 01月 11日
今日もまたいつもの同じように、
朝早くからけたたましいクラクションの音や、野良犬の鳴き声が聞こえてきて、
部屋からガンジス河を眺めれば、
ガート(沐浴場)で沐浴する人もいれば洗濯する人もいれば、
ただぼーとして座っている人もいる。
一歩、部屋から出てインドの路地裏に出ると、
そこら中に生まれたての牛のふんが落ちており、
野良犬は道路の真ん中で寝転がり、野良猿は屋根を飛び回っている中、
こんな店でちゃんと食っていけるのだろうかと不思議に思う、
畳一畳ぐらいしかない様々な商店が、
客は来ないかと新聞を読みながらただ待っている。
数日、同じ町に滞在すれば、
迷路のようなインドの路地裏も勝手知ったるもので、
どこをどう歩けばいいかわかってくる。
顔見知りもでき、いきつけのカフェのご主人や、
ホテルのスタッフの人と挨拶を交わす仲になる。
今日はカメラをリュックの中にしまった。
目の前に広がるインド劇場を撮ろうと思えばいくらでも撮れるけど、
きりがないといえばきりがなく、
何よりもインドの町に見慣れていくことで、
次第に目新しさを感じなくてっていくからだ。
さあ日本に帰ろう。
私の舞台はインド劇場ではなくニッポン劇場にあるから。
インド劇場ではそれぞれの人たちがそれぞれのキャストを演じている。
ある者は野菜を売り、ある者は果物を売り、ある者はチャイを売る。
ある者はボートをこぎ、ある者はリキシャーをこぐ。
ある者は靴を売り、ある者は物乞いをし、ある者は花を売る。
世界とは劇場。人生とは舞台。
それぞれの町、それぞれの国で人々は劇場という人生の舞台で、
配役を得て、寿命をまっとうするまで、劇場で役を演じ続ける。
それであなたの役は何ですか?
あなたはニッポン劇場の中で何の配役を任され、
何を演じ、どうやって観客を喜ばせているんですか?
日本は幸せな国だ。
なぜなら人生劇場の配役は自分で選べるからだ。
なりたい配役=仕事につけるかどうかはわからない。
でも誰もがどんな配役になれる可能性を秘めており、
自分の努力次第でなりたい配役をつかみとることができる。
それであなたはニッポン劇場で何の役を演じてるんですか?
今の役は楽しいですか?
今の役は観客を存分に喜ばせていますか?
本当は別の役になりたいんじゃないんですか?
本当は今の役を演じるのはつらいんじゃないんですか?
死ぬまで舞台の上で踊り続けることが人生ならば、
今の配役がつまならければ、生きているようで死んでいるのも同じ。
自分だけではない。お金を払っている観客に失礼だ。
人生とは劇場。
今、あなたはニッポン劇場でどんな役を演じているのか、
考えてみたらいい。
本当は何の役を演じたいのか考えてみたらいい。
舞台に立つ役者が配役に不満を持ち、
つまらなそうに踊っているなんであり得ない。
生きるためだから仕方がない?
何のために生きるのか?
つまらない役に甘んじ、
寝ることと食べることだけが人生の楽しみなんてバカらしいとは思わないのか。
自分を犠牲にして他人に尽くすことは間違っている。
他人を犠牲にして自分だけが満足することは間違っている。
自分も楽しみ、人も楽しませる。
それが人生劇場の舞台に立つ一人一人の役割なんじゃないのかい?
「脇役にならなくていい。世界の主役はあなた自身」
と「かさこマガジン5」に書いた。
表紙の写真はインドの子供たち。
インド劇場でそれぞれの配役を懸命に必死で演じているように、
ニッポン劇場でもそれぞれの配役を楽しみ、
懸命に、必死になって、演じてみてはどうか?
私もニッポン劇場で踊り続ける。
自分も楽しみながら、見る人も楽しませるために。
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