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バカリーマンは時間と移動に金がかかることがわかっていない~なぜフリーランスに無償で仕事を頼むのか

「フリーランスの方のための無償(またはあり得ない低額)で
仕事を依頼された時のお断りセリフ集」
http://ameblo.jp/nagisaohmori/entry-11980264979.html
という記事が最近あちこちで出回っている。

こういう記事が拡散している背景には、
いかにフリーランスに無償またはあり得ない低額で、
平然と仕事を頼むビジネス感覚のないバカリーマンが多いかの証だと思う。

私もフリーランスで仕事をしていると、
無償またはあり得ない低額で頼まれることはあまりないが、
・ギャラを提示しないで仕事を進めようとするバカ
・仕事内容の範囲を決めずに仕事を進めようとするバカ
・まるで社員のごとくなんでもついでに無償で頼むバカ
が多いことは紛れもない事実だ。

で、なぜこんなビジネスのイロハもわからないバカリーマンが多いのか。
彼らは社蓄ゆえ、時間と移動に金がかかることがわかっていないのだろう。

物を頼んだわけじゃないからお金はかからないと思っているのかもしれないが、
人を動かせば人件費はかかる。
人に何かを頼むということはその人の時間を拘束するわけで、
時間に見合った対価を支払うのは当たり前の話だ。

ところがなぜバカリーマンはそこを無償でやらせようとするのか。
社蓄の文化に慣れ過ぎて、人が動くことにコストがかかることを理解していないのだ。
会社員は社内でいろんな仕事を頼んだり、頼まれたりする。
でもそこにいちいちお金は発生しない。
なぜならそれが正社員であるからだ。
決まって給料を支払う代わりに、
なんでも社内で頼まれた仕事はやらなければならない。

その感覚でフリーランスにも仕事を頼む。
でもフリーランスっていうのは甘ちゃん正社員とは違い、
仕事がなければ金は一銭ももらえず、仕事があってはじめて対価が発生する。
だから会社員のように無償でなんでもかんでもやることは基本あり得ない。
なぜなら自分の時間を売ることがある意味では商売だからだ。
フリーランスに無償またはあり得ない低額で仕事を頼むというのは、
スーパーに行って、売られている商品をタダでくれといっている犯罪人に等しい。

でもわからないんです。サラリーマンは。
自分でリスクとって仕事しているわけじゃないから。
仕事単位でお金が発生するということがわかっていないから。
だから悪気はないんだろうけど、社内の人に頼む感覚で、
「ねえ、ちょっとこれやってよ」と頼んでしまうのだろう。

またバカリーマンの悪い癖は人を動かせば金がかかる、
ということをわかっていないだけでなく、
人が移動すれば金がかかるということがわかっていない。
なぜなら会社から通勤手当や交通費を支給されているから、
交通手段に金がかかるということを意識していないからだ。

だからね、平然とフリーランスに仕事もないのに、
「ねえ、ちょっと相談があるから会社にきてよ」とか言っちゃうわけです。
もちろん意味のある相談ならいい。
メールや電話では済ますことのできない、
会うことでしか打ち合わせできない相談内容なら、
フリーランスは仕事になるかわからなくても、
自腹で交通費をかけて打ち合わせに行く。

でもね、簡単に「ちょっと会社まできてよ」とか、
「ちょっとこっちにきてこれやってくんない?」と、
バカリーマンがいってしまうのは、
交通費がかかるということを理解していないからだ。

フリーランスに通勤手当はない。
移動すればお金がかかるし、時間もかかる。
だからフリーランスはサラリーマンとは違い、
お金と時間をかけてまで行く価値があるのか、
サラリーマンと違ってシビアに吟味するわけです。
サラリーマンみたいにね、定期があるわけじゃないから、
打ち合わせに行けばお金がかかるわけです。

でもそれをわかってない。
だから平然と呼びつけ、無償でやらせようとする。
そんなもん、フリーランスからしたらあり得ないわけです。

関連事項でいえば、つい最近、拡散した記事に、
「演奏に代金は払いたくないのか」
http://ameblo.jp/cecilia311/entry-11978073271.html
というのがあった。
これはバカリーマン以下の社会経験のないバカたちのことなのだが、
ようは社会福祉施設などでボランティアで無料で歌いに来いと、
平然と言うバカが多いが、別にそこで利益を出そうとは思わないにしても、
交通費はかかるんですけど、それも持ち出しってことですか?
という批判記事だ。

社会経験のないバカは移動費にお金がかかることすら想像がいかない。
サラリーマンは社会経験があるものの、
交通費支給で自腹をきることがないから、
そこにいかにコストがかかっているかを理解していない。
だから交通費がかかることに意識もせず、
フリーランスを無償で使おうとするのだろう。
まるで会社員のように。

日本の経済発展のためにも生産性向上のためにも、
正社員制度は廃止してみんな個人事業主なりパートなり、
派遣社員なりにしてしまえばいい。
そうすれば仕事ごっこではなく仕事をするという意味がわかるだろう。

くれぐれもサラリーマンのみなさま。
フリーランスに仕事を依頼する際は、
その人の時間を奪い、相手が経費をかけていることを考えた、
ギャラの提示をすべきだと思う。

ん?何?そんなことできない?
だったらサービス残業大好き・社蓄のおまえらですべてやれ。

・仕事を頼むならまず納期とギャラを言え
http://kasakoblog.exblog.jp/21428188/

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by kasakoblog | 2015-01-27 12:11 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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