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「人生すごろく」ページが人気なのはページ位置にあった!~セルフマガジンの作り方

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毎年無料で配布している「かさこマガジン」。
2014年末に作成した「かさこマガジン5」は、
かさこ流セルフブランディング術11カ条を解説する、
極めて実用的な内容なのだが、なぜか人気があるのが、
私が0歳から39歳までどんなことをしてきたのか、
すごろく風のデザインで解説したページが人気だ。

なぜ人気なのか、2つの理由がある。
1つは、多くの人にとって興味があるのは、
「こいつは何者なんだ」「どういう人生を歩んできたのか」ということだから。
私に限った話ではなく、気になったネット記事や本を読んだ時、
「書いたのはどんな人なのか」プロフィールが気になる人は多いと思う。
人は人である以上、相手のバックボーンが気になるわけです。
そこに共通点があったら一気に親近感がわく。
だからプロフィールはできるだけ開示する。

でも「人生すごろく」ページが一番よかったとか、
一番印象に残ったというのにはもう1つの理由がある。
40ページの中間のページ。
ちょうどホチキス止めしてあるページにあることだ。

冊子を手にとって開くと、このど真ん中のページが自然に開く。
一番開きやすいからだ。
この冊子のセンターのページは中ページの中でも見てもらいやすいので、
このページに何を持ってくるかは冊子の構成上重要。
自分のプロフィールを見てもらいたいので、
わざわざ私はこのセンターページに人生すごろくがくるよう、
ページの構成を変えてここに配置している。
だから「よかった」という意見が多いのは、
もちろん興味、内容的なこともそうなんだけど、
ページ位置がよいからという仕掛け部分での理由もある。

実は「人生すごろく」ページは、はじめ真ん中のページになかった。
本来なら、セルフブランディング術6の「強みのわかるプロフィール」の、
後に来るべき内容。
でもそれだと真ん中のページに来なくて埋もれてしまう。
そこでページ構成を変えて、ちょうど真ん中ページの見開きに位置するよう、
構成を変えたんです。

紙のおもしろさってこういう部分にあるんです。
Webとはぜんぜん見せ方が違う。
表紙に何を思ってくるか。裏表紙に何を持ってくるか。
ぱっと開いた時にすぐ目にする真ん中の見開きページに何を持ってくるか。
どういう順番で読ませるのか。
そういうのを緻密に計算した上で1つの作品を作り上げる。
これが単に文章を書くだけではなく、編集力のなせる技なんです。

かさこマガジンを手渡しすると、パラパラっとめくった時に、
まず「人生すごろく」ページが開けてしまう。
すごろく形式なので、先が知りたくて思わず読んでしまう。
最後まで読んでくれると、私のキャラクターをなんとなく、
理解してもらえるようになる。

個人名刺もものすごく重要だけど、名刺だけでは自分のことを伝えきれない。
話して補えばいいのだが、話すコミュニケーションって極めて高度で、
しっかり伝えられるかどうかはわからない。
でも紙で渡せば読んでくれる可能性がぐんと高まる。
名刺交換して「ブログ見てください!」とURLをメールで送ったところで、
わざわざ見てくれる人は極めて少ないし、
ちらっと見たとしてもはじめの1ページか2ページぐらいで終わってしまう。
でも紙だと目に飛び込んできてしまう。

だからぜひ余力があったら、セルフマガジンを作るとよいと思う。
セルフマガジンは手間もかかるし金もかかる。
でも手間をかけた分のリターンはある。

ただどういうコンテンツを入れるのか。
それをどういう順番で入れるのか。
どういうデザインで見せるのか。
などによって印象は変わる。
だからこそ私のような一人編集プロダクションともいえる、
編集も執筆も撮影もデザインも印刷も請け負う仕事をする人間がいるわけだけど、
でもプロに頼むとお金はかかる(笑)。

お金がそんなにないうちは、簡単でもいいので、
ワードなりパワポなりでも構わないので、
自分でセルフマガジンを作ってみて、印刷会社に頼まなくても、
家で印刷して渡すぐらいでもいい。
セルフマガジンがあるのとないのとでは、
自分のことを知ってもらえる度合いが格段に違うので、
ぜひみなさんも作ってみるといいと思います。

また何よりも自分が作ることで自分の棚卸しになる。
自分のことが自分で一番よくわかっていないわけ。
だから悩んだり迷走したりする。
自分のこれまでの経歴を整理し、今、何ができるのかを整理し、
これからどんなことをしていきたいのか整理して、
8ページぐらいでいいからセルフマガジンを作ってみると、
自分が何者なのかがよーくわかると思います。

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・自力でセルフマガジンを作ってみたい方は、
昨年実施した「セルフマガジンの作り方」講義DVDを参考にしてみるとよいです。
http://kasakoblog.exblog.jp/22102339/

・かさこマガジンの過去のバックナンバーは在庫はありませんが、
PDFでネットから自由に閲覧できるようになっています。

2014年1月発行「かさこマガジン4」(40ページ)
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz4.pdf

2013年1月発行「かさこマガジン3」(40ページ)
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz3.pdf

2012年1月発行「かさこマガジン2」(32ページ)
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz2.pdf

2011年1月発行「かさこマガジン1」(16ページ)
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz1.pdf

ホームページ「かさこワールド」
http://www.kasako.com/

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by kasakoblog | 2015-02-25 22:26 | セルフマガジン

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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