普通のOLが未経験で26歳からチアリーダーに転身。様々な選抜メンバーになるほどの存在に!
2015年 08月 14日
「私は歳だから」なんて関係ない。
周囲から「そんなの絶対に無理」と言われても、
一度しかない人生、自分のしたいことをすると決め、
チアリーダーの経験がまったくなく、
出版社の事務職として働いていた普通のOLが、
チアリーダーになるという夢を目指し、26歳で転身。
出版社の事務職をしながら「日本選抜」になるほどの存在にまでなった。
夢を自力で切り拓いたすごい人、
プロチアリーダーのyaoさんの半生をたどる。
(取材日:2015年8月14日)
1:大学も就職も挫折
yaoさんがチアリーダーになりたいと思ったのは高校生の頃。
アメリカンフットボールに興味を持ったのがきっかけで、
そこで応援するチアリーダーにすっかり惚れ込んでしまった。
かっこいい!すごい!私もやりたい!
中学校時代はソフトボール部。
高校時代は器械体操部だったが、
大学生になったらチアをやりたいと考え、
チアリーディング部のある大学を受けたが、
ことごとく落とされ、短大に入ることに。
ただそれでも夢をあきらめず、
就職活動はチアができる、
アメフトチームのある企業を受けまくったが、
50社以上、受けて全滅。
もうチアリーダーになるのはあきらめよう。
どこでもいいから就職しようと思い直し、
出版社の事務職に就職が決まった。
もちろん会社に入ってからもつまらない。
チアの夢を穴埋めするため、
違う活動にいろいろ手を出してみたが、
自分の心のスキマを埋めることはできなかった。
転職活動もしてみたが、
これといった働きたい企業もない。
そんな風に不毛な5年間を過ごしたが、
25歳になって気づいた。
やっぱりやりたいことをしよう。
チアをしよう。
当時は今のように気軽に入れるチアクラブは少なく、
ネットがまだ黎明期のため、
未経験でもチアができるところを探すのが大変だったが、
懸命に探した結果、26歳の時にチアができる、
クラブチームに入れることができた。
2:パラレルキャリアでチアからも副収入
未経験ながらクラブに入ることができ、
チアができることになった。
ただ、そこのチアはアクロバティックな競技チアをするところ。
自分がしたいのはアメフトでチアリーディングをすること。
しかし当時、社会人アメフトチームのチアは、
ほとんどが企業の社員にならなければできなかった。
しかしいくつかは社員以外でもチアになれる可能性があるという。
どうにかしてそのチームに潜り込みたい。
探していると、友だちが合コンに行ったら、
アメフトチームの選手がいたというので、
その選手に頼み込み、いろいろ探してもらったところ、
チアを募集しているチームがあるとの情報が。
そこでオーディションを受けにいくと、なんと合格!
念願のアメフトのチアリーダーに27歳の時になれたのだ。
出版社で事務をしながら、チアの活動もするパラレルキャリアを実践。
これまで「こんなつまらない会社、すぐにやめてやる!」
と思っていたが、チアという生きがいを見つけて、
会社の捉え方が変わった。
会社はつまらなくていい。
給料をもらうためだけにいけばいい。
9時から17時は生活のために、
自分の時間を売り渡して会社に捧げるが、
それ以外の時間はチアに捧げようと。
そんな風に仕事を割り切れることができ、
チアという生きがいができて楽しい生活を送れるようになった。
しかも社会人アメフトチームなので、
交通費も出るし、試合に出れば手当ても出る。
お金ももらえて好きなことができるのだ。
チアの世界で27歳といえば、
かなり遅い年齢にもかかわらず、
やればできることが証明できた。
27歳から約2年半、社会人アメフトチームでチアをし、
他企業のチームと合併した際には、初代キャプテンにも抜擢された。
チア・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど活躍した。
さらにUSAオールスターチアリーダーズのメンバーにも合格。
2003年にはアメフト本場のアメリカのプロチームが来日した際、
そのチームを応援するチアリーダーの日本選抜にも選ばれた。
大学でも就職でもチアの道は挫折したが、
何が何でもチアをしたいという思いから、
努力を続けた結果、夢が次々に叶い、
普段は地味なOLをしながら、実は裏の顔は華やかなチアリーダーという、
楽しいパラレルキャリアを送ることになった。
3:アメリカに行きたい夢を叶えるため、15年勤めた会社を退職
会社とチアリーダーの二重生活を続けていたが、
アメリカでチアをしたいとの思いは高まるばかり。
そこで33歳の時に、2週間、会社を休んで、
アメリカでアメフトのチアリーダーをするために、
オーディションを受けに行った。
受かるつもりでいったので、
日本で所属していたチアはすべてやめて、
退路をたっての渡米だったがあえなく不合格。
しかもこの挑戦の様子を「めざましテレビ」が取り上げることに。
しかも取り上げられ方にびっくり!
30歳以上未婚の「負け犬」特集の一つとして取り上げられたのだ。
日本に帰国してまた一からのスタート。
ただプレイヤーとしてではなく、
指導者としての仕事が入ってきて、
しかもそれがトータルで100万円単位の収入になった。
出版社に勤めながらもチアで副収入が100万円以上にもなり、
「もしかしたらチアは仕事にできるかも」と思うようになった。
安定した事務職正社員をしながら、
チアの活動をするパラレルキャリアを続けてもよかったのだが、
「このままこの状態でいいのだろうか」と考え、
2007年、35歳の時に退職。
これまでいつか行きたいと思っていた、
アメリカに1年間、留学することにした。
アメリカでチアの活動もしていたが、
ヨガとタイマッサージにはまってしまい、資格をとることに。
日本帰国後は外資系ホテルでスパセラピストとして働いていた。
4:未経験者のためのチア指導と歳をとっても現役チア活動!
セラピストとして仕事をしていたが、
やはりチアをしたいという思いがあり、
プロフェッショナルチアリーディング協会の、
オーディションに2011年に合格。
オールスタープロチアリーダーズのメンバーとして約2年、活動した。
その後、自分と同じように、
未経験ながらチアリーディングをしてみたい!
という人のために、大人のためのチア女子部として、
2012年に「Cheerful」設立。
未経験者のチアの育成も行っている。
ただ指導者だけでなく、
自分もプレイヤーとしてチアを続けたいと思い、
現在も現役プロチアリーダーとしてイベントなどに出演している。
「東京ドームをはじめ大きな舞台でチアをしたこともあります。
でも私にとって、舞台が大きいとか小さいとかは関係ありません。
チアリーディングができるのが何よりの幸せ。
これからも自分がチアを続けていくことで、
『歳だからできない』と言い訳している人に、
希望を与える存在になりたい」と話してくれた。
それにしてもすごい。
26歳までやったことのないチア。
しかも若い方が有利な分野で、
遅咲きながらもチアの世界に入り、
しかもただ入っただけでなく、
トップレベルのところまで上り詰めるなんて。
人間には2種類しかいない。
やりたいことをやるために行動する人間と、
やりたいことをやる前からあきらめて何もしない人間と。
不可能を可能にしたyaoさんの半生は、
夢をあきらめる人への強力な応援になるのではないか。
・yaoさんのブログ
http://ameblo.jp/yao
・yaoさんのフェイスブック
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・好きを仕事にした26人の物語を描いた拙著
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