セミナー・コミュニティビジネスで儲けるカラクリとは?
2016年 06月 13日
なんちゃら認定講師とか
なんちゃら上級認定講師といった
コミュニティ内に上下関係を作れば
セミナー・コミュニティを立ち上げた人は
儲けることができる。
大人向けセミナーから発展し
それを組織化する
コミュニティビジネスがある。
圧倒的なカリスマ性を持つトップ講師が
自らのノウハウを教えるため
セミナーを開催するわけだが
トップ講師が受講者に教えるスタイルだと
トップ講師は毎回教えなければ
ならないので大変だ。
そこでラクして儲けるには
セミナー料金をうん十万円とか
うん百万円にすればいい。
でもトップ講師が直接教える
という手間は変わらない。
そこで自分がラクして儲かる方法として
受講者を組織化し
ピラミッド化する方法がある。
受講者の中に上下関係を作り
トップ講師が認めた
ミニ講師を作っていく仕組みだ。
ミニ講師がいっぱいできれば
トップ講師は自ら教えなくていい。
でもそれだと自分の食い扶持が
なくなってしまうのだが
講師養成コースのセミナーなら
もっと単価の高い料金を
とれるので問題はない。
いわば自分のブランドを
のれん分けすることにより
直接自分が教え続けるという手間を
できる限り減らし
教える人を教えるだけにすれば
ラクして儲かることができるのだ。
受講者の方も認定なんちゃらという
上下関係の仕組みができると
競争原理が働き、意欲を駆り立てられ
お金を貢ぎやすくなる。
「同期が1級認定とったみたいだぞ」とか
「あの人、上級に認定されたって」
といった具合に
コミュニティ内に上下関係を作れば
会社組織と同じく昇進という
わかりやすいエサができ
受講者が競って申し込むことになり
トップ講師は儲かることができるわけだ。
協会ビジネスや民間資格ビジネスも同じ。
協会や資格といった
オフィシャルっぽいブランド力を
付与することによるロイヤリティと
認定のための資格付与で儲けられる。
コミュニティ内の上下関係は
トップ講師の神格化にもつながる。
トップ講師から自ら教えてもらうには
「上」に行かねばならないという風になり
「下」のものは劣化版のミニ講師で
我慢しなくてはならない。
トップ講師が雲の上のような存在となり
トップ講師と「お近づきになる」ため
大金はたいてさらに上のコースを
受講しようとする。
ただこうしたことすべてが
一概に悪いわけではない。
たとえば、多くの人によい教えを
広めたいために
自分一人では物理的な限界があるので
教えを教える人を増やすのは
悪いことではない。
とはいえ仕組み自体は
コミュニティ内に上下関係を生み出し
儲け重視の雰囲気にはなる。
トップ講師がラクして儲けたいなら
コミュニティになんちゃら資格を導入し
上下関係を作り出せば
容易に儲けることができるのだ。
ただ残念ながら上下関係ができると
コミュニティ内はギスギスし始める。
トップ講師が優れた人格者だとしても
トップ講師のブランドおこぼれに
預かろうとするものが
なんちゃら講師になると
他の受講者にいばったり
立場と権力を使った金儲けに走りがちだ。
トップ講師の劣化版にもかかわらず。
上下関係ができると
派閥も生まれやすい。
どの講師につくのかとか
どの講師のイベントには
必ず出なきゃいけないとか
しがらみが生まれてしまう。
でもその方がセミナー・コミュニティ
ビジネスは儲かるから
なんちゃら講師制度を導入し
受講者をピラミッド化するところが多い。
コミュニティ運営の管理もラクになる。
いわば中間管理職を割り当てることで
トップが全員を見なくていいからだ。
私は好きを仕事にする大人塾=
かさこ塾を2014年2月から始め
2016年6月13日、東京で始まる塾で
受講者は500人になった。
はじめの1年は4回開催しただけで
受講生も70名程度だったが
その後、人気が出て地方でも開催するようになり
28期生にまでになった。
でも私はかさこ塾に
なんちゃら認定講師みたいなものは
この先も作らないつもりだ。
いやそうすれば私は
ラクして儲けることができるだろう。
他のセミナー・コミュニティビジネスの
カラクリを知っている人は
親切にも「かさこさんもこうしたら
儲かるのに」とアドバイスしたりもする。
いや、あのさー。
別にあんたに教えてもらわなくても
儲かるやり方は知っているけど
やらない選択をしていることにも
気づかないのか―とか思いながら
アドバイスを聞き流している。
だってそんなことしたら
コミュニティのためにはならない。
だから私はなんちゃら講師とかみたいな
受講者に上下関係を持ち込むような
仕組みは作らない。
だからかさこ塾には上下関係がない。
塾生同士がフラットな関係だ。
なんちゃら上級コースとか
なんちゃら認定コースといった
仕組みを作っていないから。
先輩も後輩もない。
上下関係のある他の塾にも
通っている塾生が
かさこ塾フェスタに来て
いろんな塾生と私の姿を見て
「かさこ塾って本当にフラットなんですね」
と驚いていたけど本当にフラットなんです。
もちろん人数が増えてくると
勘違いしたバカも時々いて
先輩だからという理由で
エラそうにしたりする人も
いるかもしれないが
そういう人はかさこ塾の
コミュニティにはそぐわないので
次第に離れていく傾向にある。
またそうしたことを
やっている人を見かけたら
コミュニティから追い出すだろう。
受講者が500人になり
この先も人数が増えていけば
私の理想とするフラットな集団が
どこまで実現できるかはわからないけど
でも私からフラットでない
コミュニティにするような
なんちゃら認定講師といった
受講者に上下関係を作るようなことは
今後も特別な理由がない限りしない。
なぜなら私が作りたいのは会社じゃない。
ピラミッド型の組織じゃない。
一匹狼が集まる緩やかなコミュニティだ。
なぜなら世の中全体が
ピラミッド組織ではなく
フラットな個人が集まる
フリーエージェントな社会に
シフトしていくから。
あくまで一人一人が
自立した個人であり
自分の好きなことを武器に
自分一人でやっていける一匹狼であり
でも何か案件やプロジェクトがあれば
各々のスキルを持ちより
チームを作ることもある。
でも案件が終わればチームは解散し
また一匹狼に戻っていく。
だから金儲けのために
他の塾やセミナービジネスみたいな
上下関係を作るような仕組みは作らない。
そんな話をするとね
セミナーコミュニティビジネスの
儲けの王道を知っている人は驚くわけ。
「それでかさこさんはいいんですか?」
いいんです。
それでもちゃんと食べていける
生活費は十分に稼げている。
それに何より私はこれからも
楽しい仲間が欲しい。
フラットな仲間が欲しい。
私が持っていないスキルを持った
多種多様な人材が欲しい。
だから上下関係を作るような
安易な儲けのカラクリに走らず
私が一人一人これからも直接
教えていきたい。
だってその方がおもしろいから。
私の原動力はただそれだけ。
おもしろいかどうか。
別に聖人君子だから
儲かる仕組みにしないわけじゃない。
おもしろくなきゃ続かないもん。
塾生同士がフラットなコミュニティ。
これからもよりいろんな人に
かさこ塾に入ってもらい
様々なスキルや個性を持つ
一匹狼の集団を作り上げていきたいと
思います。
かさこ塾ホームページ
http://kasako.jp/
・「好きを仕事にする方法」を
解説した無料冊子「かさこマガジン」
希望の方は下記フォームにご記入ください。
申込フォーム
・かさこフェイスブック(フォローは遠慮なくどうぞ)
http://www.facebook.com/kasakotaka
・かさこツイッター(フォローどうぞ。基本フォロー返し)
http://twitter.com/kasakoworld
・かさこインスタグラム(フォローどうぞ。基本フォロー返し)
http://www.instagram.com/kasakoworld/
・かさこYoutubeチャンネル(お気軽に登録どうぞ)
https://www.youtube.com/kasakotaka
ホームページ「かさこワールド」
http://www.kasako.com/
※マガジン無料でもらって申し訳ないという方は、Amazonで買い物する際、
下記よりお願いできればありがたいです。
Amazon