実物より良く見せるPRはクズである~胸くそ悪い地方PR動画
2016年 11月 30日
その土地の良さをまったく無視し
映像のテクニックだけで良くみせた
映像作品としてはすごいが
地方PR動画としては最低のものだった。
映像や編集という技術を駆使すれば
どんな貧素なものでも
どんなみすぼらしいものでも
現実とは違う素晴らしいものに
見せかけることができる。
情弱な人はそうした見せかけで
簡単にだますことができる。
そこに映し出された町が
すごいかどうかではなく
映像がすごいことに騙されて
「わーなんかここ行ってみたーい」
と思わせることができる。
そうやって詐欺の見せかけ手法で
その町に興味をひいたところで
もし実際に映像のすごさに惹かれ
町に行ったらどうなるだろう?
がっかりする。
だまされたと思う。
期待が大きいだけに
失望は大きくなる。
たとえるならプロフィール写真が
若いかわいい女の子だったのに
会いにいったら醜いばあさんが
出てきたみたいな。
そういう詐欺的手法で町をPRしちゃ
絶対にダメ。
それは見ている人の期待値を上げて
がっかりさせるという
一般客に対する冒涜・詐欺行為だけでなく
対象となった町への冒涜でもある。
その町の良さを何もわかっちゃいない。
わかろうと努力もしない。
自分の映像テクニックだけで
黒を白に見せるのは
PRする町への冒涜でもある。
私はトラベルライターとして
ガイドブックの制作をしてきたり
また旅人としてこれまで
いろいろな場所を訪れている。
その時、行きたいかどうかの
判断材料となるのが写真であったり
映像であったりする。
しかし実像とは違う良く見せた
写真や映像に引っかかり
お金と時間をかけていったのに
写真や映像とはまったく違う
リアルな姿を見て
何度失望させられたことか。
でもそのうち何度もそうした
詐欺的手法を見るうちに
見極める力がついてきた。
写真や映像のテクニックを
見抜けるようになり
そこに映し出されていないものを
イメージできるようになった。
また自分自身が作り手の側に
なったことも大きい。
あーこうやってここで
この写真をカットしちゃえば
めちゃめちゃ絶景にみえるよなとか
多少ここを色補正すれば
よく見せられるよなとか。
でもそれは客に対しても
紹介する町に対しても背信行為。
目先の注目を獲得するために
実像と違うように紹介するのは詐欺だ。
もちろん注目してもらうためには
ある程度、変わった切り口なり
奇抜なアイデアなり、企画性が必要だろう。
でもそれはあくまで実像を伝えるための
きっかけにしかすぎず
厚化粧でぬりたくって
実像をキレイに見せかけることではない。
結局そうした詐欺にはしるのは
対象をちゃんと見ていないからだ。
客や対象に対する誠実さがないからだ。
もっというなら愛がないからだ。
この町をなんとかしたい。
この町が好きだという愛。
ここを紹介したら
お客さんを喜ばせられるかもしれない
という愛。
そういう愛、愛というより誠実さがない。
自分の技術力に溺れて
客も被写体もまるで無視し
自分のすごい作品に仕上げて
自己満足する最低な態度。
いや別にそれはそれでやればいい。
アーティストなのであれば。
でもそれを町のPR動画と
誤認させるなんて
モノづくりをするものとして最低だ。
あーほんと胸くそ悪かった。
作り手のテクニックが
容易にすけてみえる。
たいしたことのない景色を
よく見せるためのありきたりの手法を
ふんだんに使っている。
何?それで騙されるとでも思ったの?
いや騙されている人も多かったけど。
私はあの動画を見て
あれをPR動画だと喜んでいる
町の人を汚された想いがした。
あのすごい映像をみて
町がすごいと勘違いしている
情弱な人を弄んでいる想いがした。
PRってのは厚化粧して
原型をとどめず
キレイに見せかけることではない。
ありのままの良さを
そのまま伝える。
そこにウソがあってはならない。
誠実さがなければならない。
愛がなければならない。
そうした対象に対する
誠実さや愛がない人間は
映像とか写真なんか
やっちゃダメなんだよ。
人間のクズなんだよ。
でも世の中にはクズな人間が
いっぱいいて
小手先のテクニックを使い
人を騙して俺ってすげえって
勘違いしているバカがいる。
だからくれぐれも
そうしたバカに
騙されないように
みなさんも映像や写真に
騙されないための
見極め力をつけた方がいい。
だから個人のPRも同じ。
自分をよく見せるんじゃなく
自分の実像を見せるんだよ。
もちろん実像ってのは
ありのままのすっぴんって
意味じゃなくてね
人に見せるために
もとの良さを引き立てる
ナチュラルメイクを施すこと。
個人のセルフブランディングも
地方PRもナチュラルメイクを
心がけたい。
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