ブログ&SNS文章術で考えるべきこと〜「推論と断定とを使い分けるのは文章を書くことの基本」by村上春樹
2017年 10月 04日
文章を書くことの基本」
「下手をしたらそれが通説になってしまう
恐れもあります」
引用元:「職業としての小説家」
村上春樹著・新潮文庫
誰もが気軽にブログやSNSで
発信できるようになったが
文章の基本がまるでわかっていない
とんでもない人が多いことに驚く。
それは文章のうまい下手といった
次元のことではない。
推論を断定して書いてしまう
デマを拡散する人がいかに多いかだ。
意見は自由に書けばいい。
推論も自由に書けばいい。
しかし推論を断定として書けば
それはデマを拡散する犯罪者となる。
わかりやすい例を出そう。
子供を抱きながらスマホを必死になって
いじっていたママを見かけたとする。
それを見てあなたは条件反射で
こう発信したとしよう。
「あのママは子供を無視して
スマホに夢中になって遊んでいた。
なんてひどいママなんだ」と。
でもそのママはスマホで
遊んでいたわけではなく
子供が急に熱を出したので
今から行ける病院をスマホで
探していたとしたらどうだろう?
まったくのでたらめを
拡散したことになる。
でも人はこうしたデマを
毎日のように日々拡散している。
しかしそうした投稿をされると
そのママはさもスマホで
子供を無視して遊んでいるという
レッテルをはられることになる。
推論と断定は違う。
ママがスマホをいじっていたのは事実。
でもそれが子供を無視して
遊んでいたのか
子供のために何かを探していたのかは
わからない。
わからないのに、実際とは違うのに
断定して発信することは
デマの拡散=犯罪者になる。
そして何より恐ろしいのは
こうしたデマが拡散すると
デマの方が「事実」として
定着してしまう恐れがあるからだ。
そのママがおかしな投稿に気づき
「病院を探すためにスマホを
みていたんです!」といったところで
デマが拡散してしまうと
まるで後から言い訳したように
受け取られかねない。
先入観を作られてしまうと
その事実を覆すのは容易ではない。
しかし推論を断定して
デマを拡散すれば
名誉毀損や営業妨害などで
訴えられる可能性もある。
大丈夫ですか?
あなたの投稿。
事実確認をとらず
直接情報源に確認もせず
勝手な推論を断定して
書いていないかどうか。
またそうしたおかしな
デマを拡散する人の発信を
本人や情報源に確認せず
信じ込んでいないだろうか。
私にも時々とんでもないことが
起きる。
私はそんなこと、一言も
いっていないのに
「かさこさんはこういっていた」
という嘘が出回ることが。
誰か自分勝手な推論を
断定した事実に仕立て上げ
まるで本人が言っていたかのように
デマを拡散する。
しかもこうしたバカは
たいがい自覚がない。
自覚がないバカに何を言っても
ほとんど無駄だ。
世の中にはとんでもない
おかしな人もいる。
しかも見た目におかしいと
わかればいいが
見た目は普通そうだったり
まじめそうだったり
かわいかったりするとやっかいだ。
みなさんが注意すべきことは2つ。
推論を断定で書かない。
推論を断定で書いてある人の
投稿をみたら鵜呑みにせず
情報源に確認すること。
だからあなたは騙される。
だからあなたは訴えられる。
よーく注意してほしい。
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