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任命責任という言葉の不思議

ろれつが回らず会見にのぞんで、
辞任に追い込まれた中川昭一財務・金融大臣だが、
大臣が不祥事起こす度に、「首相の任命責任」という、
もっともらしい言葉があるけど、
任命責任というなら、
その首相を選んだ自民党議員に「首相を任命した責任」があるわけで、
さらにもっと言えば、
不祥事を起こした大臣政治家に投票した、
国民の任命責任だってあることになるんじゃないか。

あんな失態会見をすることまで、
中川氏に投票した国民が予想できるか?
中川氏を選んだ国民も責任を取れろと言われたら、
そんなの知らねえよと言うだろう。

国民が予想できないように、
任命した人(麻生氏)だって、
さすがにあそこまでひどい会見するとは思わないだろう。
まあ失態会見した後にかばった「責任」はあるかもしれないけど。

別に中川氏や麻生氏をかばうつもりは毛頭ないが、
任命責任、任命責任という言葉は正直聞き飽きた。

任命責任という言葉で批判しても、
仕方がないんじゃないかと思う。
任命責任は最終的にはその政治家を選んだ国民にも、
責任があるということになるのだから。

by kasakoblog | 2009-02-17 22:26 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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