2009年 02月 01日
不況でもタクシーに行列
金曜日、24時頃。
私が自宅の最寄り駅に到着すると、
駅の目の前には70~80人ぐらいの長蛇の列!
みなさん、タクシーに乗って帰ろうというわけです。

名だたる大企業の赤字発表や社員削減が発表される、
「100年に一度」の不況のはずが、
タクシーにこんなに列ができてるなんて正直驚いた。

これを見て、今の経済状況を再考してみる。
・不況と騒いでいるニュースがそもそも間違っている
・不況だけど影響があるのは特定業種のみで、
実はほとんどの企業に影響はない
・不況で多くの企業が影響はあるものの、
今すぐ人員削減や給与カットしているところは少ない
・「不況でも私は大丈夫だろう」と思っている、
危機意識のない国民が多い
・不況だけど企業も国民もお金がある

もし本当に不況なら、
タクシー乗って帰ることこそ、最も控えそうなもの。
まあどうせ金曜日ということは、
飲んで帰ってきたところなんだろうけど、
あと30分~1時間早く帰ってくれば、バスで帰れるわけです。
不況というわりには、
随分、みなさん、羽振りがいいなとか思ってしまうわけです。

でもそうはいっても、タクシー業界は厳しい。
昼間は暇そうなタクシーが行列をなしていて、
乗る人がほとんどいない供給過剰状態。

しかし不況だろうが、
・金曜日の夜
・しかも雨が降っている
と、タクシーが足りないぐらい、
タクシーに乗る客がいっぱいいる。

この光景を見て、私はひらめいた。
タクシー運転手こそ、複数会社勤務の第二の仕事に、
最も適しているのではないかと。

金曜日の夜、雨の日、終電前後の時間帯だけ、
仕事をするタクシー運転手がいてもいいんじゃないか。
その方は他の仕事を社員としてしている。
でも不況の煽りを受けて、
週3日働けば十分で給料が下がってしまったら、
混雑時間帯限定のタクシー運転手になれば、
減った収入を補えるのではないか。

しかも混雑時間帯だけしか仕事しないなら、
タクシー運転手一本でやっていくよりもリスクは減るし、
客が少ない時間帯に、
多くのタクシーで客を奪い合い、
自ら首を絞めることもない。

経済環境が抜本的に変わろうとしている今、
構造的不況を乗り切るには、
真の意味での人材の流動化が必要なのではないか。

職種によっては、
ピンポイントでこの曜日、この時間だけ、この季節だけ、
いっぱい人が欲しくって、
あとはあんまり人手はいらないとかあると思うんです。

でも社員として雇うと、固定費がかかるから、
派遣社員やアルバイトで調整し、
だからそこにしわ寄せが全部きてしまって問題になっている。
でも派遣やアルバイトを切ると、
忙しい時に正社員の負担は重くなり、
サービス残業、はては過労死などを招いてしまう。

だからワークシェアリングと複数会社勤務を進めるべきだと思う。
そうすると仕事と人材供給のバランスがうまく行き、
タクシーでいうなら、
昼前にいらないタクシーが道をふさぐこともなく、
夜、70~80人も行列ができて、
なかなかタクシーがこないということもなくなるんじゃないかと。

社員VS派遣社員という枠を超えて、
新しい雇用体系、人材の流動化が求められているのではないか。
もしこうした制度が実現すれば、
景気の波にも多くの人たちが、
柔軟に対応できるようになると思う。

まあ極論すれば私の言っていることは、
すべての勤労者が「派遣社員」になる、
というか「フリーランス」になる、 ということなんだけど。

ずっと一生、同じ企業に勤めるという制度は、
企業の側もそれを維持するには莫大な負担がかかるし、
社員の側にも多くのリスクを背負う結果となる。

一億総フリーター化が実は、
企業も国民も活性化させる、
決定打になるかもしれない。

「一億総フリーター化」なんていうと、
時代と逆行していると言われるかもしれないけど。


by kasakoblog | 2009-02-01 01:35 | 金融・経済・投資


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